tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Once again~再び~  29.





【年末年始②】


〈つかつく〉・〈総優〉


其の年の始まりで在る 司の年始は、自身の妻と成った つくしと、自身 と つくしの娘で在る 柚を伴って一緒に出席した道明寺HD主催の新春パーティーから始まったのだった。



実は、司は、つくしとの約束に寄り、壇上での挨拶の際に、つくしを壇上に上げる事が出来無い分、或る秘策を思い付いて居たのだった。



【其の或る秘策とは…。
 ※自身 と つくしの娘で在る 柚を自ら抱き上げた状態で、自身の妻と成った つくし
  をエスコートし乍らパーティー会場に入る事…。


 ※出席者への挨拶廻りの際も、自身 と つくしの娘で在る 柚を自ら抱き上げた状態
  で、自身の妻と成った つくしをエスコートし乍ら挨拶廻りする事…だったのだ。】



実は、道明寺HD主催の新春パーティーの会場内に入った時点のつくしは、自身の夫と成った 司の取ったそんな行動に違和感しか無かったのだった。


何故なら…。
道明寺HD主催の新春パーティーが執り行われる事に成っている此のパーティー会場は、当然の事乍ら、道明寺HDの傘下で在る 東京メープルで執り行われて居たのだ。


と言う事は、支配人だけでは無く、道明寺HDの副社長で在る 司の指示を受けた支配人から指示された東京メープルの従業員の全てが司の指示通りに職務を全うし無ければ成らなかったのだ。


云わば…。
司の思い通りにコトが運ぶと言う事と成るのだった。



だからだったのだろう。
此の時の司は、幾らつくしが止め様とも、一切、止める(やめる)つもり等毛頭無く、其の代わりに、止め様と必死のつくしに笑って言って除けるのだった。


「良いか、つくし⁉
 壇上に上がって、出席者達への挨拶の際に、お前が壇上に上がりたくねぇと言うのなら、
 俺は其れでも構わねぇ!
 だが、お前に此れだけは言って置く。
 俺がする事に、一々、文句を言って来るな‼
 良いな、つくし(笑)‼」と…。


勿論、此の時の司は、態と、『俺がする事に、一々、文句を言って来るな‼』と、言う部分だけを強調するかの如く、ニヤッと、笑い乍ら、自身の妻と成った つくしに言い聞かせて居たのだった。



だが、此の時のつくしの頭の中では、そんな司に、既に、警鐘を鳴らして居たのだった。


何故なら…。
こう言う時の自身の夫と成った 司は、つくしにとって『要注意人物』と成るのだ。


だからこそ、此の時のつくしの頭の中では警鐘を鳴らして迄、つくし自身に知らせて居たのかも知れない。



だからだったのだろう。
此の時のつくしは、F3&T3が居るで在ろうパーティー会場に向かう迄の間だけでは無く、東京メープル内の道明寺家のファミリースペースからホテルのロビーに着く迄の間にも、司 と 自身の娘で在る 柚を抱き上げて居る司から娘を引き下ろす為に、咄嗟に、自身の娘で在る 柚に声を掛けるのだった。


「柚…パパから下りて来なさい!」と…。


だが、此の時の司 と つくしの娘で在る 柚は、自身の頭を左右に振り乍ら、自身の母親で在る つくしに返答するのだった。


「どう(如何)して、パパからおりてこない(下りて来ない)といけないの⁉」と…。



其処で、自分達の娘から返答の言葉を求められて居るで在ろう自身の妻と成った つくしよりも早く、此の時の司は自身の娘で在る 柚に声を掛けるのだった。


「そうだよな、柚!
 柚はパパから下りなくて良いぞ‼
 其れに、今日は、どれだけママが怒っても、パパから離れなくても良いから…な。
 今日のパパ と 柚は、ずーっと、一緒だから…な。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、そんな風に自分達の娘に言って居る司を呆れて見て居たのだった。


“此の男は、一体、何をする気なのだろうか?”と、不安顔に成り乍ら…。



だが、実は、そんな司 と つくし と 二人の娘で在る 柚の3人の様子を窺うかの如く、見て居ない様で、しっかりと見て居た此の時の桜子は独り言ちて(ひとりごちて)居たのだった。


“先輩は、何時(いつ)、気が付くのかしら⁉
 既に、道明寺さん と 先輩 と 柚ちゃんのそんな会話は、出席者からの注目の的です
 わよ‼”と…。


勿論、此の時のF3もまた、桜子と同じ様な事を思って居た事は言う迄も無かったのだった。



そして、やっとの事で、自身達が来る事を待って居たで在ろうF3&T3が居るパーティー会場に到着した此の時の司 と つくし と 二人の娘で在る 柚は、F3&T3が自身達の方を向いて笑って居る事に気が付き、此の時のつくし と 自身の娘で在る 柚はキョトンとした顔付きで居たのだが、此の時の司は、そんなF3&T3に悪態を吐き(つき)始めるのだった。


「お前等…何、笑ってんだよ‼」と…。


だからだったのかも知れない。
そんな司 と つくし と 二人の娘で在る 柚の3人の様子を窺いつつも、F3&T3に悪態を吐いて(ついて)来た司では無く、此の時の桜子はつくしに声を掛けるのだった。


「良いですか、先輩?
 此のパーティー会場に入る際に、既に、道明寺さんから柚ちゃんを下ろす or 下ろさない
 で、道明寺さんと揉めて居たら、自ずと、注目の的に成っても仕方が御座いませんわ 
 よ⁉」と…。


其処で、あきらもまた、そんな司 と つくしに言って置くのだった。


「さっきから、こっちを見て来る淑女達の目が怖ぇぞ(笑)‼」と、笑い乍ら…。


だが、此の場に居る類だけは、自身のお腹を抱え乍ら、唯、笑って居たのだった。


「あぁ~、可笑しい(笑)!」と、言い乍ら…。


また、此の時の滋は、何時(いつ)もの事乍ら、「つくしぃ~!」と、言いつつ、つくしに突進するかの如く、つくしに抱き着いて居たのだった。



其処で、そんな滋に吠えたのは当の本人で在る つくしでは無く、司の方…だったのだ。


「滋…つくしに抱き着くんじゃねぇ‼」と、般若の様な顔付きで…。


だが、此の時の滋は、そんな風に自身に言って来た司に対して、反対に言って除けるのだった。


「あのねぇ~、司君⁉
 私 と つくしの付き合いは、司よりも長い訳よ!
 なのに、私 と つくしとの間に割って入って来たのは、司の方…何だからね‼」と…。


だからだったのだろう。
其れ以上言う言葉を失ってしまった此の時の司は、「チェッ」と、悪態を吐く(つく)だけ…だったのだ。



実は、司 と つくしの娘で在る 柚は、そんな風に大人達が言い合いをして居た間に、真紀の父親で在る 総二郎に抱っこされたままの真紀が居る事に気が付き、そんな真紀に声を掛けるのだった。


「真紀ちゃん!」と…。


そして、総二郎 と 優紀の娘で在る 真紀もまた、柚の父親で在る 司に抱っこされたままの柚が居る事に気が付き、そんな柚に声を掛けるのだった。


「柚ちゃん!」と…。


だからだったのかも知れない。
自分達のそれぞれの父親に抱っこされたまま…だった柚 と 真紀は、それぞれの父親の腕の中から下り様と藻掻き始めるのだった。



そして、それぞれの父親の腕の中から下りる事が出来た其の後の司 と つくしの娘で在る 柚と、総二郎 と 優紀の娘で在る 真紀は、滋 と 桜子を見付けると、柚 と 真紀と一緒に声を掛けるのだった。


「「しぃ~ちゃん(滋の呼び名)!
  さぁ~ちゃん(桜子の呼び名)!」」と…。


だからだったのだろう。
柚 と 真紀の二人から声を掛けられた此の時の滋は、司 と つくしの娘で在る 柚 と、総二郎 と 優紀の娘で在る 真紀の二人を纏めて(まとめて)、何時(いつ)もの如く、抱き締めるのだった。


だからだったのかも知れない。
苦しそうにして居る司 と つくしの娘で在る 柚と、総二郎 と 優紀の娘で在る 真紀の二人を見兼ねた桜子が、何時(いつ)もの如く、滋に忠告するのだった。


「滋さん…柚ちゃん と 真紀ちゃんの二人が苦しがって居ますよ!
 此のままだと、柚ちゃん と 真紀ちゃんの二人を潰しちゃいますよ!」と…。


だからだったのだ。
桜子からの忠告を受け入れた此の時の滋は、司 と つくしの娘で在る 柚 と、総二郎 と 優紀の娘で在る 真紀の二人を自身から引き剝がしたと同時に、そんな柚 と 真紀の二人に謝りを入れるのだった。


「柚、真紀…ごめん、ごめん!」と…。


実は、つくしが良く遣るポーズでは在ったのだが、其れはまるで謝りのポーズかの如く、此の時の滋は自身の掌を合わせ乍ら、自身の両手を自身の顔の前に持って来た状態で、柚 と 真紀の二人に謝りを入れて居たのだった。



だからだったのだろう。
此の時の司 と つくしの娘で在る 柚 と、総二郎 と 優紀の娘で在る 真紀の二人にとっては、何時(いつ)もの事…だったので、そんな滋を許して遣るのだった。


「「いい(良い)よ!」」と、柚 と 真紀の二人で声を合わせ乍ら…。


だからだったのだ。
此の時の滋は、そんな柚 と 真紀の二人からの返答の言葉にホッとして居たのだった。



実は、そんな其の場の全てを確認するかの如く、そんな様子を窺って見て居た出席者達は、各々、思って居たのだった。


“道明寺様 と 西門様に抱っこされて居たあの幼い女の子達は、一体、誰なの?
 何と無く、道明寺様 や 西門様に似て居る様にも見えるんだけど…。”とか…。


“あの幼い女の子達は、一体、誰なの?
 滋様と仲が宜しい様子だったけど…。”とか…ect。



そして、其れだけでは無く、例え、つくしが途中で英徳高校を辞めて居たとしても、英徳高校出身者にとって、其の当時のつくしは、つくしの存在自体を忘れる事が出来無い程の強烈な少女…だったと云えたのだ。


唯、あの頃と同じ様に、今だに、司の傍を陣取るかの如く、司の傍に居るつくしの事を睨み付け乍らも、此の日の出席の中の英徳学園出身者の淑女達は、そんなつくしに悪態を吐いて(ついて)居たのだった。


“英徳高校を辞めてくれて、清々して居たのに…。
 今だに、道明寺様の隣を陣取るだ何て…。
 あの女(つくし)、何様のつもりよ‼”とか…ect。



だが、総二郎の傍を陣取るかの如く、総二郎の傍に居る優紀に関して言えば…。
例え、英徳高校出身者…だったとしても、『優紀』の事を知って居る者は居なかったのだ。


だからだったのかも知れない。
例え、英徳高校出身者…だったとしても、此の場に居る淑女達は、そんな『優紀』の事を詮索し始める者迄、現れたのだった。


“西門様の隣を陣取ってるあの女(優紀)は、一体、誰なの?”とか…ect。



だからだったのだろう。
此の場に居る淑女達は、つくし と 優紀が羨ましい位にF4&T4の周りだけが輝いて見えて居たのだった。



〈此の二次小説『Once again~再び~  29.』の中に出て来る文面には、現代に於いて、
 相応しくない文章が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。〉

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