tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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もしも類とつくしが兄妹だったら…<つかつく> 3.

<何度もごめんなさい。 引き続き不快な表現があります。 必要なシーンなので外す事 
 が出来なくて…。  不快にさせたら、すみません。>



【花沢つくし 編  3.】


「窺っても宜しいですか?
 仮に、その松村千賀子さんと私がお付き合いしていたとして、何故、この話しを私に聞
 かせに来られたのですか?」
「松村千賀子さんの娘さんの誕生日は、出生証明書に寄ると、○○年12月28日です。
 現在、17歳です。
 こちらで調べた年数で言うと、松村千賀子さんが姿を消された年数と娘さんの年齢が重
 なるようですが…?」
「………」
「松村千賀子さんが退職されたのは、娘さんを出産された同じ年の5月…で、宜しかった 
 ですよね?」


千賀子は、類が生まれた年の5月退職だったはずだから、間違いないだろう。


「その娘さんは今、何処に…?」
「現在、入院中です。」
「………」
「ある港で自殺未遂を起こしました。」
「………何故?」
「牧野夫妻と牧野夫妻の息子さんが交通事故で亡くなった事がショックだったのでしょ
 う、病院から失踪して…。」
「今は無事、何ですか?」
「現在、意識は回復したようですが、記憶の全てを失ってしまったようです。
 所謂、記憶喪失だそうです。」


「………この手紙と出生証明書を預かっても宜しかったですか?
 家族に話さなくてはいけないでしょうから。」
「構いません。
 話しが纏まり次第で結構ですので、こちらに連絡を貰えますか?」
「承知しました。」



「類を呼んで貰えるか?」
私は秘書に伝えた。



「父さん、何?
 態々、呼び出すなんて…。」


「………類、“牧野つくし”さんを知っているか?」


類に確認しなくても分かり切っている事では有るが、態と、類に確認した。
類の調査表によれば、類の思い人…。
藤堂静さん以外で、類を闇の世界から類を救い出してくれた娘…牧野つくし。



「何?
 牧野を探して、どうするの?」


「類、この手紙を読んでくれないか?」

もしも類とつくしが兄妹だったら…<つかつく> 2.

<引き続き、不快に感じられるで有ろう表現がありますが、この二次小説に於いて、大切
 なシーンになりますのでお許し下さい。>



【花沢つくし 編  2.】


『つくしへ
 あなたに伝えなくてはならない事が有ります。
 あなたにとって酷な話しかもしれませんが、あなたはパパとママの子供ではありませ 
 ん。
 隠していて、ごめんなさい。
 あなたは、私の妹 松村千賀子の娘です。
 千賀子はあなたを生んですぐ、産後の肥立ちが悪く出血多量で亡くなってしまいまし 
 た。
 後を託された私達があなたを実子同様、育ててきました。
 何時かは、本当の事を話さなくてはいけないと…。
 話さなくてはいけない事を分かっているのに、どう話せば良いのか…。
 迷った挙句、手紙に託す事にしました。


 千賀子から聞いた話しに寄ると、あなたの実父は、ある大企業の御曹司 その当時は副
 社長をしていた方らしいの。


 千賀子は大学を卒業後、ある大企業に就職して、社長の第2秘書をしていたらしいの。
 ママは、結婚して実家を出ていた事もあり、千賀子が何処に就職していたのか、全く知
 らないし、教えてもらう事が出来なったの。
 頼りないママでごめんなさい。


 あなたを妊娠したと、気付いて、副社長に迷惑を掛けられない、お腹の子を始末させら
 れる事を恐れて、“私達夫婦を頼って来た。"とも千賀子は言っていたの。
 その事が気掛かりではあったけれど、“(あなたの実父を)探さないで…。”と、千賀子
 から言われていたので、今まで隠していたの。
 話す事が出来なくて、本当にごめんなさい。


 あなたが実父を探すというのなら止める事はしません。
 あなたを英徳高校に入学させたのも、少しでも情報を得る為。


 あなたが成長するにつけ、千賀子に似ていくあなたを不憫に思っていたのは事実。
 あなたは容姿だけでなく、性格もそっくりで…。
 お人好しだったのよ、千賀子も…。
 それに、才女のところまで…。


 あなたの名前を付けたのは千賀子よ。


 澪標…"人の道標に成れるような娘に成長して欲しいと、願っている。“…と。
 千賀子らしいと、思い、千賀子の意志を継いで、“つくし”と、名付けたのよ。


 千賀子から預かった出生証明書を同封しておきます。
 何かの役に立てれば良いのですが…。


                       あなたの幸せを願っているママより』


 「こちらがその出生証明書になります。    ご覧になって下さい。」

もしも類とつくしが兄妹だったら…<つかつく> 1.

<本日、2回目の投稿です。  不快な表現も有りますが、お許しください。>


【花沢つくし 編  1.】


実は、つくしは牧野夫妻の実子ではなかった。
つくしのママである牧野千恵子の実妹の松村千賀子の実娘であった。
その事実はつくしには知らされていなかった。


10日間、意識が戻らず、生死を彷徨っていたつくしだったが、一命を取り留める事は 出来た。
だが、つくしは司の記憶喪失・家族の死と、相次ぐショックに耐え切れず、つくしは、つくしの全ての記憶を失ってしまった。
所謂、記憶喪失になってしまったのだ。


警察は封筒の中身を確認し、つくしの出生の秘密を調べ出した。
つくしの出生の秘密を調べた警察は、ある人に会う為、ある大企業に出向いた。


そう、ある大企業とは…大企業  花沢物産


「社長、○○警察署の方がお見えですが、如何致しましょうか?」
「何の用件だ?」
「会って、お話ししたいと、仰っています。」
「まあ、良いだろう、執務室に通しなさい。」


「警察の方がお見えになるとは、どういったご用件でしょうか?」
「松村千賀子さんをご存知ですか?」
「ええ、昔、私の父が社長をしていた頃、社長の第2秘書をしていた女性ですが…。」
「それだけですか?」
「どういう意味でしょうか?」
「松村千賀子さんとは、お付き合いをなさっていたのではありませんか?
 失礼ですが、調べさせて頂きました。」
「何を仰っているのか意味が分かりませんが…。」
「では、こちらをご覧ください。」



見せられたのは、あのつくしのママから託された封筒の中身の手紙…だった。