tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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あの雨の日から【まさか…‼】…<つかつく>  エピローグ⑤





【『まさか…‼…<つかつく>  3.』 と 『あの雨の日から【まさか…‼】…<つかつ
 く>  エピローグ④』のエピローグ】


<つくしが知った事 編>


或る日の事…だったのだ。
自身の養父で在る 藤堂社長から呼び出しを受けて、『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト』の参加へのオファーを受けて居る旨を、自身の養父で在る 藤堂社長より聞いた此の日のつくしは、更に、翌日に成り、また、自身の養父で在る 藤堂社長から呼び出しを受けて居たのだった。



実は、其の日のつくしの養父で在る 藤堂社長からの呼び出しには訳が有ったのだ。


と言うのも、此の時点に於いてのつくしにとっては、自身の養父で在る 藤堂社長から聞きたくない様な話しを聞く羽目に成って居たのだった。


そうなのだった。
此の時点に於いてのつくしが、自身の養父で在る 藤堂社長から聞きたくない様な其の話しとは、実は、道明寺HDの御家事情の話し…だったのだ。


勿論、此の時点に於いてのつくしは、『海外プロジェクトリーダー』を務めて居る事も有り、つくしが取引して居る海外の企業家達からも、そんな話しを聞く事も多いと云えたのだった。


だからだったのだ。
此の時点に於いてのつくしは、道明寺HDの御家事情に関して、何と無くでは有ったのだが知って居たし、自然な形で、つくしの耳にも入って来るという訳…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト会議』に出席する前のつくしは、海外では、既に、道明寺HDの内情が明るみに成って居た事で、海外の中での道明寺HDの評価が下がって居る事 と 海外では、既に、道明寺HDの企業としての解体が危ぶまれて居る事迄、此の時点に於いてのつくしは、必然的に、知ってしまって居たのだった。


だからだったのだ。
態々、自身の養父で在る 藤堂社長からの呼び出しを受けて迄、道明寺HDの御家事情に関して、話しを聞かなくても、既に、此の時点に於いてのつくしは、知って居たという訳…だったのだ。



だが、つくし自身、道明寺HDの御家事情に関して、何と無くでは有ったとしても、知って居た事には変わり無く、其の件に関して、自身の養父で在る 藤堂社長に報告して居なかった事も有り、気拙いまま、話しを聞く羽目に成って居たのだった。


「実は、道明寺HDについて、調べさせて置いた。
 つくしは、まだ、知らないとは思うので伝えて置く。」と…。


実は、此の時のつくしの養父で在る 藤堂社長は、そんな風に、つくしに前置きを述べてから、道明寺HDの御家事情に関して、話しして居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、自身の養父で在る 藤堂社長からのそんな話しを聞き乍らも、耳を塞ぎたく成る程…だったのだ。


何故なら…。
例え、そんな話しを自身の養父で在る 藤堂社長から聞いたとしても、此の時点に於いてのつくしでは、まだまだ、未熟過ぎて、司を助けたくても、助けられる所迄、至って居ないのが、実情…だったからなのだ。


だからこそ…。
此の時点に於いてのつくしでは、まだまだ、未熟過ぎて、司を助ける事が出来そうに無い事を、つくし自身、認識して居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時点に於いてのつくしは、自身の養父で在る 藤堂社長からのそんな話しを聞き乍らも、「そうですね。」と、唯、相槌を打ち乍ら、話しを聞く事しか出来無かったのだ。



そして、其の後のつくしは、『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト会議』が始まった事で、必然的に、類 と あきら と 滋と会う機会が増えて行ったのだった。


だからだったのだ。
F3&T3と会った後のつくしは、後日、また、F3&T3から呼び出されて、会う事に成ったのだった。



そして、此の日のつくしは、前回、F3&T3と会った時には言えなかったつくしの現在に至る迄の現状(特に、牧野家について)を、更に、説明するのだった。


そして、其の後、“あの日の私は、きちんとした形で、今迄の不義理を詫びて居ない。”と、認識して居たつくし…だったので、更に、不義理を詫びて居たのだった。


「此の前は、ちゃんと、謝る事が出来無かったから、もう一度、ちゃんと、謝らせて欲し
 いの。
 此れからは、何も言わず、行方不明に成る事はし無いから…。
 今迄の事、本当に、ご免ね。」と…。


其処で、つくしのそんな詫びの言葉に対して、F2(類以外)&T3は、「了解‼(良いよ。・了解しました。)」と、言ってくれて居たのだが、類だけは、違って居たのだ。


「随分、前に成るけど…さ。
 NY迄、牧野を迎えに行った時に、俺から言ったと思うんだけど…さ。
 確か、其の時に、“牧野の「ご免(ね)。」 と 「有難う。」は、聞き飽きた。”って、
 伝えて置いたよね。
 だから、“ご免(ね)。”は、もう、良いよ。
 だったら、ちゃんと、約束は守ってくれる?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、頷き乍らも、類だけでは無く、F2&T3にも、素直に、返答の言葉を伝えるのだった。


「うん、分かった。
 今度こそ、ちゃんと、約束するよ。
 此れからは、行方不明に成る様な事は、絶対にし無いから…。」と…。


だからだったのだろう。
そんな風に、真剣な顔付きで約束して来るつくしに、根負けしたかの様に、此の時の類は、つくしを許すのだった。


「本当に、約束だから…ね。」と、言いつつ…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、ホッとしたかの様な顔付きと共に、頷くのだった。



実は、更に、あの日には言えなかったつくしでは有ったのだが、反対に、其の日のF3&滋から、現在の司の状況・現在の司の置かれて居る立場を、事細かく、聞かされて居たつくし…だったのだ。


実は、今し方、F3&滋から、現在の司の状況・現在の司の置かれて居る立場を、事細かく、聞かされて居たつくしでは有ったのだが、其れでも、F3&滋が知らないで在ろう 道明寺HDの御家事情について、話しし始めるつくし…だったのだ。


何故、此の日のつくしが、F3&T3に、【道明寺HDの御家事情について、話ししたのか?】と、言えば…。


其れは、反対に、F3&滋から、現在の司の状況・現在の司の置かれて居る立場を、事細かく、聞かされた事で、中には、つくし自身、知らなかった話しも入って居たから…だったのだ。


だからだったのだ。
此の当時のつくしは、更に、思い悩むしか無かったのだ。
其れに、此の状況に、頭を抱えるしか無いつくし…だったのだ。


だからこそ…。
道明寺HDの御家事情について、色々な話しを見聞きして知ってしまった此れ迄のつくしは、ずーっと、考えて来たから…だったのだ。


“だからと言って、如何すれば、私は、道明寺を救えると言うのだろうか?”と…。


なので、此の時のつくしは、F3&T3からの意見が欲しかったという訳…だったのだ。



だが、此の時のつくしがF3&T3に話しした結果…。
「取り敢えず、司を『(日本企業の若手起業家に寄る)プロジェクト会議』に引き込める事
 が出来たら、御の字だろう。」と、言う事に成ったのだった。


勿論、現在の道明寺HDの御家事情では、此の提案は、途轍も無く(とてつもなく)、難しい提案だと予想出来る事は間違い無かったのだ。



だが、司が、もし、今回の『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト』のオファーを受けて居たとする成らば、其れは、間違い無く、普通なら、司がリーダー格…だったのだろう。


勿論、現在の此の『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト』のリーダーはあきらで、其の補佐役なのは、類 と 滋 と つくしなのだ。


だからだったのだろう。
何とか、提案する事も出来そうに思えるF2(類 と あきら)&T2(滋 と つくし)…だったのだ。


しかし、其の事の意味を知って居るF3&T2(滋 と つくし)は、今回の結果が残念で成らなかったのだ。


でも、こう成る事を予想して居たかの様に、司自身、『道明寺HD』をつぶしに掛かって居たので、こう成っても仕方無かったと云えたのだった。



だが、其の事を危惧し始めた人物が居たのだった。


そうなのだった。
其れは、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保…だったのだ。


だからだったのだろう。
つくしの現状 と つくしの立場を知った此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの養父で在る 藤堂商事 社長に助けを求めたのだった。


勿論、此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の頭を下げるつもりで、つくしの養父で在る 藤堂商事 社長に助けを求めた事は言うまでも無かったのだった。


「道明寺HDを救ってはくれないでしょうか?」と、懇願し乍ら…。



そして、其の後のつくしの養父で在る 藤堂商事 社長は、自身の会社で在る 藤堂商事にとっては、不利と成る事が分かって居乍らも、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に或る提案をするのだった。


「此方の条件を呑んでくれるなら、考えましょう。」と、言い乍ら…。


勿論、此の時のつくしの養父で在る 藤堂商事 社長は、私情を挟む事が分かって居ても、其れでも、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に或る提案をするのだった。



そして、其の後、つくしの養父で在る 藤堂商事 社長が司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に提案した通りに、コトが進むのだった。


其れは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の退陣…だったのだ。


云わば…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、道明寺HDから退陣させられて居たという訳…だったのだ。



勿論、此の話しは、其の後、つくしの養父で在る 藤堂商事 社長から話しを聞いた事で、つくしも知る処と成るのだった。

あの雨の日から【まさか…‼】…<つかつく>  エピローグ④




【『まさか…‼…<つかつく>  3.』のエピローグ
 <『あの雨の日から【まさか…‼】…<つかつく>  エピローグ③』の続き>】


<『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト』 編>


つくしからそんな話しを聞いた此の当時のF3&T3は、取り敢えず、つくしからのそんな話しに納得するしか無く、許す事にしたのだった。


其処で、先ずは、あきらが口火を切ったのだった。
勿論、F2&T3からの同意を得る為に…。


「まぁ~、牧野にも、止ん事無き(やんごとなき)事情が有ったんだろうから…よ。
 取り敢えず、今回は、許して遣ろうぜ‼」と…。


だからだったのだろう。
あきらからのそんな提案に、一番最初に、総二郎が返答したのだった。


「まぁ~、そうだな。
 取り敢えず、今回は、許して遣る事にする。
 けど…な、牧野…。
 今回は、今回だ‼
 云わば…。
 次はねぇって、意味だ‼
 分かってるよな、牧野?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、F3&T3が許してくれるモノだと、思ったのか?
ホッとした様な顔付きに成り乍らも、「うん。」と、頷くのだった。



だが、そんなつくしに対して、異を唱える者が現れたのだ。


そうなのだった。
其れは、勿論の桜子…だったのだ。
其処で、此の時の桜子は、そんなつくしの様子を見て居て、更に、つくしに言い始めるのだった。


「先輩、ホッとした様な顔をして居らっしゃいますけど…。
 取り敢えずは、取り敢えず…ですから…ね。
 もし、また、先輩が同じ様な事をしたら、其の時の桜子は、先輩を容赦しませんから…。
 其のおつもりで居らして下さいね。」と、にこっと、微笑み乍ら…。
「………」


だからだったのだ。
此の時のつくしは、にこっと微笑み乍らも、自身にそう言って来た桜子に対して、言い返せる言葉等、見付からなかったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、俯いたまま、唯、黙ったままで居たのだった。



其処で、更に、追い打ちを掛けるかの如く、滋がつくしに言って来るのだった。


「つくし…桜子の言う通りだから…ね。
 今度、もし、つくしが勝手に居なく成って、また、つくしが行方不明に成る様な事をした
 ら、其の時の滋ちゃんも、桜子と一緒に、つくしを容赦し無いから…ね。
 其のつもりで居てよ!
 ねぇ~、つくし…。」と、つくしの方に手を置き乍ら…。



だからだったのかも知れない。
そんな滋 と 桜子からのそんな話し振りを聞いて居た此の時の総二郎 と あきらは、お互いの顔を見合わせ乍ら、同じ様な事を思って居たのだった。


“女っつーのは、本気で怒ると、怖ぇ…な‼”と…。



だが、其処で、更に、異を唱える者が現れたのだ。


そうなのだった。
其れは、類…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の類は、つくしを睨み付けるかの様に、異を唱え始めるのだった。


「けど…さ。
 牧野も、水臭いよね。
 もし、静からの計らいだったとしても、俺には、ちゃんと、言ってから、フランスに飛ん
 で欲しかったけど…ね。
 唯、只管(ひたすら)、こっち(東京)で、牧野の行方を探して居た俺達の身にも成って
 欲しいよ。
 牧野は、如何言うつもりだったかは、俺には、分からないけど…。
 其れに、静も静だよね。
 もし、牧野を連れて、フランスに飛ぶんだったら、真っ先に、俺に言うべきでしょ!」と…。


勿論、此の時の類は、嫌味たっぷりに、つくしに異を唱えて居た事は言うまでも無かったのだった。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、自身にそう言って来た類に対して、唯、「すみませんでした。」と、頭を下げ乍ら、返答するしか無かったのだった。


だが、此の時のつくしは、“類には、静お姉様の事を悪く思わないで欲しい。”と、言う思いから、類に話しし始めるのだった。


「静お姉様は、私の事を思って、私を匿ってくれたんだと思う。
 だから…さ。
 私の事は、どんな風に思われても良いけど、静お姉様の事だけは、悪く思わないで…。
 お願いします。」と、頭を下げ乍ら…。


だからだったのだろう。
此処で、あきらが割っては居るかの様に、類を諭し始めるのだった。


「まぁ~、其処は、俺等が突っ込むべき所じゃねぇだろ?
 藤堂家 と 牧野家の中で決まった話しだろうから…よ。
 其れに、其の当時の静は、国際弁護士に成り立てで、真実が何処に在るのか?
 其れを知りたかったんじゃねぇの。
 で、其の真実を誤魔化さない様にしたかったんじゃねぇのか?
 だから、取り敢えず、牧野をフランスに連れて行ったんだろ?
 きっと、静の事だ‼
 其の後の事を藤堂社長に託したんだろうよ。
 真実が何処に在るのか?
 藤堂社長に調べさせて居たんじゃねぇか?
 其れが証拠に、道明寺HD と 藤堂商事の取引は、其の後、途絶えたままらしいし…
 よ。」と…。


其処で、あきらは、つくしの方を向いて、同意を求めたのだった。


「だよな…牧野?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、言い難そうに、返答するのだった。


「まぁ~、そうだね。」と…。



其処で、滋は、道明寺HDとは同じ財閥系出身企業の娘と言う事で、色々と聞き付けた事も有り、つくしから訊き出すかの様に話しし始めるのだった。


「そう言えば、今の道明寺HDって、“ヤバいらしい。”って、聞いたんだけど…。
 其れって、ほんとの事なの?
 つくしは、今の道明寺HDの情報について、何か、掴んでるの?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、更に、言い難そうに、滋に返答するのだった。


「うん、まぁ~、何と無くは…。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のあきらは、滋に目配せをし乍らも、言って除けるのだった。


「そう言う話しは、此処ではし難いだろ?
 俺等の耳にも、何れ、入って来る情報だろ?
 其れに、類 と 俺 と 滋 と 牧野が出席する今回の『日本企業の若手起業家に寄る
 プロジェクト会議』に、道明寺HDが招待されて居ねぇらしいから…よ。
 そう言う意味…何だと思うし…な。
 だから…よ。
 今日の処は…此の話しは、止め様ぜ‼」と…。


だが、此の時の滋は、言ってしまうのだった。


「言い出しっぺ(*)は、あきら君でしょ!」と…。


だからだったのだ。
此の場を収める為に、此の時のあきらは、そんな風に、自身に言って来た滋に詫びの言葉を言うのだった。


「ああ、そうだな。
 悪かった。」と…。


なので、あきらからの詫びの言葉に寄って、此の場は、一旦、収まったのだった。



そして、其の後のF3&T4は、今後の交流を深める為に、時間が有る時は、集まる事にしたのだった。


という訳で、此の日のつくしは、一旦は、許されたという訳…だったのだ。



そして、其の後のつくしは、類 と あきら と 滋とは、『日本企業の若手起業家に寄る
プロジェクト会議』にて、度々、会う事と成ったのだった。



PS.
其の後の『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト会議』での結果…。
あきらが、此の『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト会議』のリーダーに任命されたのだった。


そして、其のあきらの補佐として、類 と 滋 と つくしが任命されたのだった。




<(*)此の二次小説『あの雨の日から【まさか…‼】…<つかつく>  エピローグ③』
 の中に出て来る『言い出しっぺ』という言葉ですが、方言の可能性も有ります。
 もし、方言でしたら、お詫び申し上げます。>


<此の二次小説『あの雨の日から【まさか…‼】…<つかつく>  エピローグ③』は、
 <エピローグ>と言う事も有り、短めにて、終了して折ります事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

あの雨の日から【まさか…‼】…<つかつく>  エピローグ③




【『まさか…‼…<つかつく>  3.』 と 『姉妹愛【まさか…‼】…<つかつく>  
 番外編のエピローグ】


<『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト』 編>


『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト』の参加へのオファーが、藤堂商事にも入って来た時のつくしの養父と成った 藤堂社長には、実は、思惑が有ったのだ。


何故なら…。
此の当時のつくしの養父と成った 藤堂社長は、藤堂家の次女として、藤堂家の養女に成った つくしを、“『藤堂商事』の後継者にし様!”と、企んで居たから…だったのだ。



実は、本来、藤堂社長が考えて居た事は、実子で在る 娘の静に『藤堂商事』を継がせたいという思惑が有ったのだ。


だが、其の実子で在る筈の静は、在ろう事か?
自ら、「国際弁護士を目指す。」と、言い始め、本当に、再び、フランスへ渡仏してしまったのだ。
自身の両親で在る 藤堂社長 と 藤堂夫人に、「二度と、日本に帰国しない。」と、言い残して…。



そして、其の後の藤堂社長にとっては、予想もして居なかった事が起こったのだ。


実は、「日本に帰国する様に…。」と、自身の父親で在る 藤堂社長から言われた静は、日本に帰国した事で、つくしと再会して、静 と つくし姉妹の父親で在る 藤堂社長の目の前に、『牧野つくし』を連れて帰って来たのだった。


しかも、つくしの養父と成った 藤堂社長自身、其の後に分かった事では有ったのだが、元々、『藤堂つくし』と成った つくし本人は、才女だった事は事実で、つくしの養父と成った 藤堂社長が舌を巻く程の成長振り…だったのだ。


だからだったのだろう。
つくしの養父と成った 藤堂社長は、つくしの人柄を知ったと言う事も有り、また、つくしの事を信頼する様に成った事で、自身の娘と成った つくしを『海外プロジェクトリーダー』に抜擢したのだった。


そして、其の上で、“『藤堂つくし』の優秀さをアピールしたい。”と、言う思惑の下…。
つくしの養父と成った 藤堂社長は、つくしを呼び出すのだった。


何故なら…。
此の当時のつくしの養父と成った 藤堂社長は、自身の娘と成った つくしを或るプロジェクトに参加させる意図が有ったのだ。


だからだったのだろう。
此の当時のつくしにとっては、有り得ない様な言葉をつくしの養父と成った 藤堂社長から聞かされて居たのだった。


「此の(『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト』の)オファーを受ける事にしたか
 ら…。
 其のつもりで居なさい。」と…。



実は、自身の養父と成った 藤堂社長から抜擢された事も有り、此の当時のつくしとしては、“『海外プロジェクトリーダー』としての仕事に尽力したい。”と、言う考えも有り、『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト』の参加へのオファーを断るつもりで居たのだ。


だが、つくしの養父と成った 藤堂社長は、更に、つくしを説得し始めたのだ。


「日本に置いて、此れ迄以上に、『藤堂』の名を知ら占める時だ‼」と…。


だからだったのだろう。
此の当時のつくしは、自身の養父と成った 藤堂社長に断り切れずに居たという訳…だったのだ。



実は、勿論、此の当時のつくしにとっては、『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト』に参加したく無い理由は、其れだけでは無かったのだ。


実の事を言うと…。
此の当時のつくしにとって、『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト』の参加へのオファーを断りたい理由は、他にも有ったのだ。


其れは、此の当時のつくしにとっては、勿論、自身の養父と成った 藤堂社長には言えない話し…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の当時のつくしは、自身の心の中で、密かに思って居たのだった。


“此のプロジェクト会議には、花沢類 と 美作さん…。
 其れに、滋さんも、絶対、出席する事は、間違いないのに…。”と…。


実は、此の当時のつくしは、自身の心の中で、そんな風に、悪態を突き乍らも、『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト』への参加について、嘆いて居たのだった。



勿論、此の当時のつくしの養父と成った 藤堂社長にとってしても、つくしの考えて居る事自体、既に、想定済み…だったのだ。


何故なら…。
此の当時のつくしの養父と成った 藤堂社長は、思って居たから…だったのだ。


“そう何時(いつ)迄も、隠し切れないだろう。
 もう、そろそろ、つくしも、前に出ても良い頃じゃ無いのか?”と…。



だが、実は、此の当時のつくしの養父と成った 藤堂社長は、其れ以外にも、自身の娘と成った つくしには言えずとも、密かに、考えて居た事が有ったのだ。


“つくしが此の『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト』に参加した事で、もしする
 と、今後、つくしのお相手と成るやも知れん相手(企業経営者の子息)と、巡り合う可能
 性も有る。
 だからこそ、つくしに、『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト』に参加させる様に
 したのだから…。”と…。


だが、此の当時のつくしにとっては、此の事態が『悪夢』と、考えてしまう程、憂鬱…だったのだ。



そして、等々、『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト会議』の日と成ったのだ。


勿論、つくし自身が危惧して居た通り…。
此の『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト会議』には、花沢類・美作あきら・大河原滋も参加して居たのだ。


だからだったのだ。
此の当時のつくしは、席に就く際に、花沢類・美作あきら・大河原滋のそれぞれと、目が合った事は言うまでも無かったのだ。


勿論、此の当時の花沢類・美作あきら・大河原滋は、『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト会議』の間中(あいだじゅう)、それぞれ、そんなつくしを睨み付けて居た事は言うまでも無かったのだ。



そして、一日目の『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト会議』が終了したと同時に、先ずは、滋がつくしに近付いたのだ。
其処で、滋は、つくしに訊き始めるのだった。


「ちょっと、つくし…。
 今迄、何処に居たの⁉
 で、あんたが挨拶したのは、如何言う意味よ!
 さっき、『藤堂つくし』って、挨拶して無かった?」と…。



実は、此の日…。
所謂、一日目の『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト会議』が始まる際に、先ずは、それぞれ、出席者の挨拶から始まって居たのだ。


何故なら…。
中には、『お初にお目に掛かります。』と、言う者同士も居る事が想定出来たから…だったのだ。


だからこそ…。
先ずは、それぞれ、出席者の挨拶から始まって居たという訳…だったのだ


そして、其の時のつくしの挨拶とは…。


「此の度は、弊社 『藤堂商事』にオファー下さいました事を感謝申し上げます。
 私は、弊社 『藤堂商事』では、専務を務めて居ります 『藤堂つくし』と、申します。
 以後、宜しくお願い致します。」と…。



だからだったのだろう。
そんなつくしの挨拶を聞いて居た此の当時の滋は、つくしに声を掛けて居たのだから、勿論、当然の事だったのだが…、実は、此の時の類 と あきらも、そんなつくしの挨拶を聞いて居て、驚愕して居たのだった。


だからこそ…。
此の時の類 と あきら と 滋は、そんなつくしの挨拶を聞いて居た事で、また、其の後、つくしからの此れ迄の話しを聞いて居た事で、それぞれ、同じ様な事を思って居たのだった。


“道理で、どんなに、牧野(つくし)を探しても見付からなかった筈だよね(な)。”と…。


そして、其の後、此れ迄の全ての話しをし終えた此の当時のつくしは、此れ迄、何の連絡もする事無く、F3&T3に不義理をして居た事に関して、類 と あきら と 滋に詫びを入れるのだった。



だからだったのだろう。
“善は急げ!”と、云わんばかりに、此の時の滋は、F3&T3のグループLINEにて、メッセージを入れるのだった。


『つくしが見付かったのよ!
 今から、全員、いつもの所に集合!』と…。


其処で、此の『日本企業の若手起業家に寄るプロジェクト会議』について、何も知らない此の当時の総二郎 と 優紀 と 桜子は、滋からのそんなLINEメッセージを見て、此の状況に驚愕して居たのだった。



だからだったのかも知れない。
何時(いつ)と様子の違う桜子は、既に、目を泣き腫らした状態…だったのだ。


そして、此の時の桜子は、此れ迄のつくしの不義理の訳を訊くかの様に、思いっ切り、此れ迄のつくしへの想いを爆発させるかの如く、自身の想いをつくしにぶつけるのだった。


「先輩は、此れ迄、何方に雲隠れして居たんですか?
 私達が、どれだけ、先輩の事を心配して居たのか?
 先輩は、分かってますか?
 態とだったら、許しませんから…ね。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、類 と あきら と 滋に話しした内容と同じ内容の話しを桜子だけでは無く、未だ、此れ迄のつくしの話しを聞いて居なかった総二郎 と 優紀にも、苦笑いと共に話しし始めるのだった。


そして、其の上で、此の時のつくしは、類 と あきら と 滋にも言って居なかった話しを話しし始めるのだった。


「実は、フランスに飛ぶ事に成ったのも、静お姉様と相談した結果なのよ。
 其れに、今の私が居るのは、勿論、静お姉様のお陰なの。
 だからこそ、不義理なのは、重々、承知の上で、皆には連絡する事が出来なかったの。
 だからって、訳では無いんだけど…。
 許してくれたら、嬉しいんだけど…なぁ~。」と…。


だからだったのだろう。
此の当時のF3&T3は、つくしからのそんな話しを聞いた事で納得するしか無く、許す事にしたのだった。