合コン婚活party…<総優> 1.
<優紀side>
私は、松岡優紀 28歳 一般OLをして居る。
職種は、事務職。
つくしは、25歳の時に、道明寺さんと大恋愛の末、結婚した。
つくしの努力は、並大抵なものでは無かったと思う。
端で見ていた私も、“つくしだから、遣れるのだろう‼”と、思う程だった。
普通なら、根を上げる状態だったと思う。
そして、つくしは、26歳の時に第1子と成る息子の翔君を出産した。
現在は、翔君も2歳に成ったらしい。
私と言えば、未だに、彼氏無し…。
母親からは、お見合いの話しやら、集団お見合いの話しをして来られる。
別に、人生は、結婚だけが、全てじゃ無いと、私は、思うんだけど…?
でも、会社に行けば、同期が、結婚退職をするとか…。
後輩に彼氏が出来たと聞けば…。
いつも、上司からは、言われる言葉は決まって来た。
「松岡君は、如何…何だ?」と…。
知ってます?
其れって、『パワハラ』ですから…。
って、内心では、思って居ても…。
上司から、言われる理由は、分かって居る。
上司の言葉は、そんな私を…。
“浮いた噂話の一つも無い私を心配してくれて居るのだろう?”と、思う事にして居る。
<総二郎side>
今日は、F4会の日だった。
何か、乗り気に成れねぇが…。
“まあ、行くとしますか?”と、思いながら、重い腰を上げて、リムジンに乗り込んだ。
で、いつも、F4で、集まるメープルのラウンジのVIPルームに、着いた。
で、着いて早々…。
あきらから、声が掛かった。
「総二郎…?
悪ぃが、頼まれてもらえねぇか?」
「はぁ~??
何なんだよ‼」
俺は、不機嫌に成って居たのかも、知れねぇ。
あきらは、恐る恐る、俺を窺う様に、話し出した。
「否な、知り合いから、頼まれたんだけど…よ‼
セレブの為の『合コン婚活party』が有るらしいんだけど…よ。
出席者を増やす為に、“F3の出席をお願い出来ねぇか?”って、頼まれたんだよな。
類を連れて行っても、不貞腐れるだけだから…よ。
“総二郎に頼めねぇか?”って、思ってな。
如何だ‼
大丈夫か?」
だが、俺は、其の言葉を聞いて、更に、不機嫌に成って居た。
其処に、追い打ちを掛ける様に、司が口を開いて来た。
「独身は、大変だよな?
特に、総二郎の様に、彼女も居ない。
遊び人には、標的にされても、当然だよな(笑)?」
「はぁ~??」
“司君よ‼
俺に喧嘩を吹っ掛けてんのか?”と、言いたい気分だった。
あきらは、司の言葉に、そわそわしていた。
司と俺が、一触即発するとでも、あきらは、思って居るのだろう?
あきらは、話題を変える為だろうか?
俺に出席を促していた。
「まあ、総二郎…。
モノは試しで、参加して視ろよ‼」
「………」
俺は、言葉にしなかったが…。
いつの間にか、出席にされてしまっていた。
だが、後に成って、あきらの考えを認めねぇといけなく成った事は、言うまでも無かった。
<優紀side>
私は、3年前のあの日…。
道明寺邸にお邪魔して居る時に、道明寺さんとつくしの結婚式の件で、道明寺さんから、言われていた。
「松岡…?
総二郎は、俺の幼馴染で親友だ‼
結婚式には、招待しねぇ訳にはいかねぇ。
つくしから、総二郎との経緯は聞いてるが…。
松岡は、如何したい?」
だから、つくしにも、頼んだ様に、道明寺さんにも、お願いして於いた。
「つくしにも、お願いして居たんですが…。
西門さんと、被らない様に、お願いして良いですか?
出来たら、バレたく無いので…。」
道明寺さんは、つくしと一緒に、頷いてくれた。
「分かった。
配慮する。」
だから、道明寺さんとつくしの結婚式も、西門さんと、鉢合わせする事もなく終わり、ホッとしていた。
だが、あれから、3年程が経って、今回、桜子さんから、吃驚する様な、お願いをされてしまった。
今の私は、道明寺さんは、つくしの旦那様なので、拘ってしまっているが…。
私は、F3とは、すっかり、ご無沙汰だった。
けど、T2は、つくしとの関係上、切る事は許されず…。
今でも、友人として、お付き合いは、続いて居た。
T2…。
所謂、滋さんと桜子さんも独身なので…。
焦らない私が、出来てしまったのは、頷ける処だとは、思うのだが…。
<此の二次小説『合コン婚活party…<総優>』の『まえがき』を誤って、8月6日
5:00に投稿してしまいました。
そのままにしていましたが…。
本文の投稿が、本日(8月7日)に成っております事をお詫び申し上げます。>