入学式【好きなのに】…<総優> 番外編①
<此の二次小説『入学式【好きなのに】…<総優> 番外編』は、私が、一番最初に投
稿開始し始めた<総優>(『好きなのに…<総優>』)の『番外編』です。
『入学式season』に合わせて、『番外編』と言う形で、お送りしたいと思います。
『好きなのに…<総優>』と、合わせてご覧下されば、幸いです。
宜しくお願いします。>
<優紀side>
我が家の子供達…。
此の4月からは、優一郎は、高校1年生。
光紀は、中学1年生に、それぞれ、進級する。
我が家の子供達は、幼稚舎から、西門家代々が通って居る英徳学園に通って居る。
母親の私は、一般家庭の出身なので…高校までは、公立出身。
大学も、一般的な私立女子大出身。
だから、英徳学園と言う、存在は、つくしから、聞いた話だけでしか知らなかった。
其れも、優一郎が、幼稚舎に入舎(入園)した頃は、園児の保護者達からは、私の存在は、遠巻きに見られているだけで…。
誰も、近付いて来なかった。
其れも、優一郎が、初等部に入学した頃まで続いた。
しかし、其れも、花沢家の健君・美作家のつよし君とやすし君・我が家の光紀が、入舎(入園)した事で、私の置かれた環境が変わって行った。
もっと言う成れば、『道明寺family』が、NYから、日本に帰国して帰って来て、道明寺家の翼君と蘭ちゃんが、花沢家の健君・美作家のつよし君とやすし君・我が家の光紀と一緒に、英徳学園 初等部に入学した頃から、尚一層、私の置かれた環境が変わって行った。
優一郎が、幼稚舎に入舎(入園)した頃は、まだ、遠巻きに見られていた事で、ある意味、私は、楽だった。
其れが、何故か?
更に、尚一層…。
優一郎が、中等部に入学した頃から、私に対する周りの反応が違って来た。
所謂、周りの保護者から、私に気に入られようとする態度が、見え見えだった。
で、私は、陰で言われていた。
「西門さんなら、近付きやすいんじゃないか?」と…。
元々、私は、英徳学園出身じゃない。
だが、つくしもそうだが…。
静さんも、桜子さんも、英徳学園出身者。
それ故、つくしと静さんと桜子さんには、何もかも知られて居ると認識している保護者達は、つくしにも、静さんにも、桜子さんにも、近付き難いという訳、何だろう。
私は、敷居が低いと見られているという事、何だろう。
「私達 T3&静さんに気に入られて、仲間に入りたいという欲望が見え見え、何です
よ‼」
と、桜子さんは、嘆いて居た。
つくしも、静さんも、桜子さんに同調していた。
「其れには、優紀さんを取り込みたいんですよ。
優紀さん、気を付けて下さいね‼」
と、私は、桜子さんから、言われていた。
その話しを、総二郎さんにした時も、私は、総二郎さんから桜子さんと同じ事を言われていた。
「桜子の言う通りだ‼
優紀、油断はするな‼
優一郎に、我が娘を紹介したがる親は、多いという事だ‼
優一郎が、相手にしなくても、母親を手懐けて於けば、こっちのものという考え方をす
る親は、いつの世も多いからな‼
特に、優紀の見た目は、操り易いと思われるんだろうから…。
実は、芯がしっかりして居て、梃子でも動かねぇのに…な。
優紀、足元を掬われるなよ‼」
「はい。」
一応、返事はしたけど…。
総二郎さんからの一部の言葉に、“其れって、如何いう意味よ‼”と、訊き返したく成る様な発言が、総二郎さんから、聞かされた。
でも、総二郎さんは、身を持って、体験して来たから、言える言葉だろうから…。
私は、気を付ける事にした。
そして、とうとう、4月に入って、1週間が経った頃…。
我が家の子供達の入学式が、執り行われる時期と成った。
光紀は、特にだが…。
(初等部と中等部では、制服のブレザー以外は、違ってくる。)
優一郎も光紀も、真新しい制服に身を包み、入学式に臨む事と成った。
英徳学園は、毎年、式の日取りは決まっている。
4月5日…幼稚舎 入舎(入園)式
4月6日…初等部 入学式
4月7日…中等部 入学式
4月8日 午後…高等部 入学式(午前中は、高等部 在校生に寄る新学期のセレモニー
が有る為らしい。)
4月9日…大学部の入学式セレモニー
なので、今日、4月7日は、道明寺家の翼君と蘭ちゃん・花沢家の健君・美作家のつよし君とやすし君・我が家の光紀が、中等部の入学式に出席する。
で、今日の私は、母親の私達 T2&静さんと一緒に、中等部の入学式に参加する事に成って居る。
なので、心強い事は言うまでも無かった。
で、数日前から、私達 T3&静さんの夫で在るF4から、それぞれの奥様で在る私達 T3&静さんに、“入学式に参加したい‼”と、申し出が有った。
だが、私達 T3&静さんは、丁重にお断りしようと考えて居た。
だが、F4は、如何も、密かに、計画を立てている様子だった。