片想いの俺 ~HAPPY BIRTHDAY~【信じる事が全て】…<つかつく> 番外編
<類side>
俺の初恋…。
『Fast Love』は、そう、静だった。
そして、俺の二度目の恋…。
『Second Love』は、牧野だった。
俺が、牧野への気持ちに気が付いた時には、既に、牧野の気持ちは、司に向かって居た。
所謂、司と牧野は、『両想い』。
だが、中々、此の恋には、けじめが付けられなかった俺だった。
静の時は、牧野のお陰で、忘れる事が出来て居た。
だが、『牧野』を忘れる事が、俺の中では、中々、出来なかったのだ。
だから、『見守る恋』に徹した俺だったのだ。
俺は、牧野とは、『心の友』(=牧野の『心の一部』)…だった。
そう、俺と牧野は、魂で繋がって居たのだ。
其れで、良かった。
だって、司だと、牧野とは、『soul mate』に成れない事が分かって居たから…。
其処は、俺が、司には勝って居ると思って居る所だ。
だが、『恋人』と言うか?
牧野は、『人を愛する』という事を、司で初めて知ったんだと思う。
其処は、司の作戦勝ち…。
否、粘り勝ち…だった。
司は、押して押して、押し捲って、やっとの想いで、牧野の心を手に入れた。
そして、其の後の牧野の気持ちは、司に向いて居た。
其の頃の俺と云えば…。
俺の気持ちは、牧野に向いて居た。
だから、俺は、一歩、遅かったと云えた。
牧野の初恋の相手は、俺だったのに…ね。
でも、司に対して、悔しく無いのは、何故だろう?
牧野は、俺には、優しさは、投げ掛けてくれるけど…。
其れは、『soul mate』としての友人に対する思いだけだろう事も、俺には分かって居る。
牧野は、司だけを観て居る。
だから、俺は、牧野を見守ると決めた時から…。
俺の運命は、こう成るって、決まって居たのかも…ね。
でも、ふと、思う事が有ったんだ‼
其れは…。
*牧野かと思って、着信の音で飛び起きたけど…。
“損したな‼”って、思った時。
*牧野が、NYに居る司の事を想って、空を見上げて居ると、ふと、“何かの手違いで、俺
の事を好きに成ってくれないかな⁉”と、思った時。
*如何にも、牧野の居ない場所は、空気が薄く感じて…。
“牧野に会いたいなぁ~‼”と、思った時。
*牧野と喋って居て、くだらない話しは、思い付くのに…。
牧野を抱き締める理由だけが見付からない時。
俺は、“牧野に、未だ、『片想い』してるんだね‼”って…。
でも、今の俺には、寂しさは、無い。
寧ろ、『soul mate』として…。
『心の一部』として…。
牧野の傍に居られる事を、俺は、誇りに思うよ。
あれから、何年経ったのだろう?
司が、4年のNY修行を終えて、日本に帰国して帰って来てから…。
司と牧野の距離も、グーンと、縮まったよね。
そして、其の時には、“俺の牧野への『soul mate』としての役割も、終了した…。”と、思ったよ。
そう思えた時は、流石に、寂しさは、募ったかな?
だから、俺の牧野への『見守る恋』も、もう、終わり…。
俺も、そろそろ、次のステップに進まないと…ね。
そうそう…。
牧野…⁉
司に、思い存分、幸せにしてもらいなよ‼
もう直ぐ、『道明寺家』に…。
『道明寺司』に、嫁ぐ牧野に言うよ‼
牧野は、俺の一生の『心の友』だよ‼
親友の『牧野つくし』に捧げる歌…。
其れは、『back number』(さん)の ♪ HAPPY BIRTHDAY ♪ という曲…。
俺の誕生日の日に、此の曲を、牧野に捧げるよ。
俺の気持ちが、詰まった曲…を。
チャンスが在ったら、司と一緒に聴いて視て‼
此れからも、俺は、やっぱり、牧野の『身守り役』として、牧野を思い続けるよ‼
fin
<此の二次小説『片想いの俺 ~HAPPY BIRTHDAY~【信じる事が全て】…<つかつ
く> 番外編』は、『back number』さんの ♪ HAPPY BIRTHDAY ♪ の一部
の歌詞を、無断で勝手に、文章化して拝借させて頂いて折ります。
関係者各位 様、勝手致しております事をお詫び申し上げます。>
<此の二次小説『片想いの俺 ~HAPPY BIRTHDAY~【信じる事が全て】…<つかつ
く> 番外編』は、類君の『Birthday』が、過ぎてからの投稿と成りました事をお詫
び申し上げます。
了承の程、宜しくお願い致します。>
<また、此の二次小説『片想いの俺 ~HAPPY BIRTHDAY~【信じる事が全て】…<
つかつく> 番外編』は、短めに成っております事をお詫び申し上げます。>