tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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勘当…<総優>  2.




<総二郎side>


家元から、勘当された俺は、優紀に心配を掛けたく無くて、先ずは、『F4LINE』に連絡を入れて、F3に相談のLINEを送った。


そして、F4は、メープルのラウンジのVIPルームに集結していた。


今や、司は、4年間のNY生活を終え、牧野を迎えに行き、牧野が、大学を卒業した事を機に、牧野と婚約して、今では、同棲して、来年には、結婚する予定だ。



また、類も、大学を卒業して、フランス支社 支社長に成って居た2年間の間に、離婚して居た静と再会したらしく、良い感じに成っていた。



また、あきらは、『マダムキラー』を大学を卒業した事を機に引退(?)して居た。


で、ここ最近、あきらの周りが騒がしく成って来た様に感じては居たが…。
其れが、まさかの桜子と、“付き合い出した‼”と、聞いた時には、腰が抜けるかと思った位ぇ、衝撃を受けた。


あきらに、あの桜子…。
曰く付きで言えば、似た者同士だろうけど…。


気配り上手のあきらに、策士の桜子…。
まあ、元々、あきらは、『猛獣使い』だし…な。


桜子は、猛獣とは、ちょっと、違ぇが…。
まあ、“取り合わせとしたら、悪くねぇのかも…?”と、思った事は、あいつ等には、言わねぇが…。


唯、桜子から聞く処に寄ると、滋は、相変わらずらしい。



で、俺は、俺の事を、こいつ等 F3に相談していた。


「俺…。
 親父に、勘当されたわ。」
「「「はぁ~??」」」


行き成りの事にF3も、驚愕してるみてぇだな?


で、俺は、続け様(ざま)に、もっと、F3が驚愕する言葉を言って遣った。


「で、優紀が、妊娠してる。
 今、妊娠3ヶ月。
 産ませるつもり。」
「「「はぁ~??」」」


F3は、揃いも揃って…。
もう、『空いた口が塞がらねぇ(ない)』って、顔してやがる。


まあ、当然か?


其処に、類が、正論を言って来た。


「で、此れから、如何するの?」
「………」


“俺は、其の事を、お前等 F3に相談したくて、集結してもらったんだが…な。”と…。


と、そう思って居る処に、司が、声を掛けてくれた。


「総二郎…?
 松岡が、妊娠してんだったら、住む所がねぇと困るだろ?
 松岡も、いつまでも、親と一緒の実家暮らしじゃ、妊娠してる事もバレんだろ?
 どうせ、総二郎も、松岡も、親には、言えてねぇんだろ?」


流石、司だよな。
牧野と、色々な、修羅場を潜って来ただけの事は有るな‼


「ああ。
 そう何だよな?」


其処に、司が、言って来てくれた。


「俺のマンションに一時、避難するか?」
「良いのか?
 でも、ヤベぇだろ?
 俺等の親父等も、俺等同様、幼馴染で親友だ。
 司に迷惑が掛かんじゃねぇのか?」
「如何する事も出来ねぇから、俺等 F3に招集掛けたんだろ?
 どっちにしても、住む所を探すにも、親にバレんだろ?
 だったら、総二郎の親に、俺等の結び付きの強さを知ら占める時じゃねぇのか?
 其れに、セキュリティー万全な所の方が、総二郎も安心だろ?」


俺は、涙が出る位ぇ、嬉しかった。


「ああ。
 サンキュな‼
 司の言葉に甘えるよ‼」
「ああ。
 甘えとけ‼
 それに、松岡は、つくしの幼馴染で親友だろ。
 総二郎と松岡の状況を知ってて放って置いたら、俺が、つくしから責められて、口も聞
 いてもらえなく成るし…よ。
 だから、任せとけ‼
 其れと、今度、つくしが企画したメープルの茶会…。
 西門流を通そうかと思ってたんだけど…よ。
 総二郎、直々に、提案して良いか?
 今度、打ち合わせするから、また、連絡するわ。」


俺は、司の心配りが嬉しくて、仕方なかった。


『牧野』という経った一人の女だけで、司が、こんなに、大人に成った事も嬉しく思って居た俺だった。



で、類も、あきらも、司に賛同してくれて、俺に仕事を振ってくれる様に成って来た。


俺は、西門流の看板を背負わなくとも、『友』という存在のお陰で、茶の仕事を続ける事が出来て居た。


また、優紀は、最初こそ、“道明寺さん(司)とつくし(牧野)に迷惑が掛かる‼”と、言って居たが…。
“俺と優紀の為にしてくれた事だ‼”と、説得した事も在り…。
また、牧野からの説得のお陰で、優紀も、松岡の両親には、“『一人暮らし』を始める。”と、言って、実家を出て、司のマンションで俺と同棲を開始していた。



そして、あれから、半年が経った。


俺と優紀は、あれから直ぐ、入籍した。


証人は、司と牧野にしてもらった。


俺と優紀の生まれて来るガキに、戸籍がねぇ事は、俺が許せねぇからだった。



で、優紀は、妊娠6か月の時に、勤めていた会社を退職した。


で、優紀は、妊娠8ヶ月を過ぎ、もう直ぐ妊娠9か月に成ろうとして居た。


本来なら、今日が、優紀の妊婦検診の日だった。


だが、今日は、司が入れてくれた仕事が重なり外す訳に行かず、今日の妊婦健診は、優紀が一人で、向かう事に成っていた。


心配では有ったが、仕方なかった。


今じゃあ、SPを就ける事も出来ねぇし、地下鉄で向かわせねぇと行けねぇという事が、俺は、申し訳無く思って居た。


優紀は、“苦に成らない(ねぇ)。”とは、言うが…。


「大丈夫だから…。
 気を付けて行って来てね‼」


と、そんな可愛い事を言われて、寄り一層、心配に成った俺だった。



<優紀side>


私は、妊婦健診の為、道明寺総合病院の産婦人科の前の待合室に居た。


そして、診察も終わり…。


「何時(いつ)、産まれて来てくれても良い様に、出産準備だけは、早目にして於いて
 ね‼」


と、産婦人科医で在る女医さんに言われていた。


そして、入院に当たっての説明を受けて居た。


そして、清算の待合ロビーで待って居る時…。


私の目の前に、陰が出来た。


俯いて居た顔を上に上げて、その方の顔を見て、私は、一瞬、息が止まるかと思った位、驚愕してしまった。


何故なら、その方は…。

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