tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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for the second time ~2度目に~…<つかつく>  11.




優紀は、総二郎に頼まれた形では有ったが…。
つくしを誘い出し、食事する事にした。


そして、優紀は、つくしに、その場で、司のつくしに対する気持ちを伝える事にして居た。


「つくし…。
 『英徳学園のF4』って知ってるでしょ?」


つくしは、思い出した様に、優紀に話しして居た。


「ああ、何か?
 英徳学園の女子達が、騒いでたみたいだったけど…。
 私は、興味なかったから…なぁ~。
 桜子なら、興味が有ったじゃないかな?
 でも、何で…?」


つくしは、首を傾げながら、優紀の問いに不思議そうにして居た。


「うん。
 私も、桜子さんから、紹介される形で、F4とは、知り合ったんだけど…ね。
 そのF4の中の西門流 次期家元の西門総二郎さんにお茶を習って居てね。」


記憶の無いつくしには、優紀は、桜子からF4を紹介してもらった事にしていた。
其れは、総二郎からの案だった。


また、此の事は、総二郎から、F2に話しする事にしていた。
で、後日、或る程度、日にちが経ってから…。
此の件に関して、あきらから、桜子に了承を得る事に成っていた。



一方のつくしは、優紀の会話に納得していた。


「そう言えば…。
 優紀って、高校生の頃の部活は…確か?
 茶道部だっけ?」
「うん、そう何だ。
 でね…。
 西門さんが、F4のメンバーの一人でも在る道明寺さんの事を心配してるらしいの。」


つくしは、首を傾げて、きょとんとして居た。


優紀は、そんなつくしが、可愛く見えていた。


優紀は、思って居た。


“つくしの記憶を取り戻した今の道明寺さんなら…。
 つくしのこんな仕草に、更に、恋に落ちても仕方ないのかも…⁉”と…。


で、つくしは、優紀に訊いて居た。


「えっ??
 道明寺さんって、道明寺HDの道明寺支社長の事…?
 何か有ったの?
 もしかして、滋さんの事…?」


優紀は、つくしが、話しを振ってくれた事で、つくしに話し易く成って、ホッとしていた。


「そうみたい‼
 道明寺さんが、気にしてるらしいの。
 つくしが、“勝手に誤解してる‼”って…。」


またもや、つくしは、首を捻っていた。


「私が…?
 何を…?」
「つくし…。
 道明寺さんと滋さんの間に、“何か、有る‼”って、勘違いしてるんでしょ?」
「えっ??
 違うの?」
「勿論…ね。
 道明寺さんと滋さんの実家は、財閥同士だから…。
 過去に、婚約して居た事も有ったみたい。
 でも、お互いの意にそぐわないという事で、婚約は解消された経緯は有るらしいの。
 今では、或る出来事で、『犬猿の仲』の様だし…。
 なのに、つくしに勘違いされて、道明寺さんがショックを起こして居るらしいの。
 滋さんも、“つくし無しでは、仕事に成らない‼”って、いう位、『つくし依存症』みた
 いに成ってるでしょ?
 その事で、道明寺さんが、“牧野(つくし)に逢えない‼”って、嘆いて居るらしい
 のよね。」


つくしは、優紀の言って居る『或る出来事』のフレーズが、頭から離れなかった。


だから、つくしは、優紀に訊き出していた。


「『或る出来事』って、如何いう意味?」
「つくしの事だよ‼」
「私…⁉
 如何いう意味よ?」


優紀は、記憶が有る無しに関わらず、つくしの鈍感振りに、驚愕するしかなかった。


「西門さんから聞いた話しだと…。
 道明寺さんは、つくしに気持ちを爆発させて居たらしいんだけど…?」


つくしは、首を捻るしかなかった。
つくしには、優紀の言って居る意味が分からずに居たのだから…。
仕方ないと言えば、仕方なかったのだが…。


だが、優紀は、つくし自身に気付かせるつもりで居た。


「つくしが、気付かないと意味が無いよ。
 唯、私が言える事は…。
 道明寺さんを避けないで上げてっ‼
 西門さんから頼まれたの。
 “牧野(つくし)を説得して欲しい‼”って…。」
「………」


つくしは、優紀に返答は出来ずに居た。


何故なら、滋に言われていた。




~~【滋に、約束させられていた時の滋とつくしの会話…。】


   「つくし…。
    私(滋)と約束して…‼
    “もう、司と拘わらない‼”って…。」
   「………。
    承知しました。」


   その時のつくしは、何故か、直ぐには、滋に返答出来ずに居たのだった。  ~~




つくしは、今後、如何すれば、良いのか?
再び、悩む事に成るのだった。



そして、優紀は、つくしからの返事は、聞けて居ないが…。
取り敢えず、つくしに話しした事を、総二郎から誘われた時に、伝えて居た。


そして、優紀から話しを聞かされた総二郎は、司に伝えて居た。



司は、“此れで、つくしが、また、会ってくれるだろう‼”と、思って居た。


だが、つくしには、滋と交わした約束が有るだけに…。
直ぐには、司と再会する事に躊躇していた。


優紀からの話しを聞いてからも、未だ、つくしは、司と会おうとしなかった。


滋に気兼ねして居るつくしが居た事も、また、事実だった。


そんな話しを聞き付けた司は、滋について、思って居た。


“滋の奴…⁉
 何処までも、邪魔しやがって‼”と…。

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