tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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for the second time ~2度目に~…<つかつく>  18.




司とつくしの件は、司の方から、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と、大河原グループ 社長 大河原社長に、伝えられた。


司から、報告を受けた楓は、喜んでいた。


そして、大河原社長は、“等々、其の時が、遣って来たのか。”と、覚悟を決めていた。



其れと言うのも、今と成っては、滋は、つくしの弟の進と、上手く遣って居た。


その事に寄り、進は、滋の扱い方には、定評が在った。


何故なら、進は、滋の扱い方を、つくしからレクチャーされて居たのだった。


だから、其の時が来たとしても、安心していた大河原社長だった事も、また、事実だった。



そして、大河原社長の覚悟を知った司は、大河原社長に打診して居た。


「大河原社長…。
 相談が在ります。
 つくし…。
 否、牧野を道明寺HDにヘッドハンティングしたい。
 出向と言う形でも構わない。
 私は、牧野と、一緒に仕事がしたい。
 如何(いかが)でしょうか?」


大河原社長は、覚悟をして居たので、“仕方ないだろう。”と、思って居た。


「そう仰ると思って居ましたよ。
 つくし君の記憶が戻ったのなら…。
 道明寺支社長が、“つくし君を取り戻したい‼”と、思うのは、致し方ない事でしょう。
 私は、既に、覚悟をして居ましたよ‼
 だから、そう為さって下さい。
 此れで、今後も、道明寺HDと弊社(大河原グループ)の提携は、安泰でしょう。」


そう言われて、司は、納得したかの様に、大河原社長に返答していた。


「ええ、安泰ですよ‼」



此れで、つくしは、道明寺HDに出向と成り、楓の計らいで、司の第2秘書に成った。


此の事に寄り、つくしが、道明寺HDと大河原グループとの懸け橋と成った事は、言うまでも無い。



司は、思って居た。


“俺とつくしが、まだ、高校生のガキだった頃のあのババアのつくしに対する嫌がらせ
 は…?
 一体、何だったのだろうか?”と…。



だが、既に、記憶の戻って居る当のつくしでさえも、あの頃の事は無かった事に成って居た。


だから、司は、つくしが其れで良いのなら、其の事は忘れる事にして居た。


其れに、つくしが、道明寺HDに出向と成った今では、楓とつくしは、仲良くしていた。


司には、信じられない光景だったのだが…。



今の楓は、つくしには、既に、『お義母様』と、呼ばせていた。


また、楓は、つくしの事を、『つくしさん』と、呼んでいた。


まだ、婚約発表もして居ないのに…だ。


だが、楓の中では、司とつくしは、もう、既に、『夫婦』だった。


だから、楓は、司とつくしに言って除けて居た。


「司…。
 つくしさんと早く入籍を済ませてしまいなさいな。
 つくしさんに、逃げられない内に…。」


司は、心の中で、思って居た。


“逃げらるかっつーの‼”と…。


で、楓には、悪態を突いて居た。


「うっせぇ~よ。」


だが、司は、楓に、悪態を突き乍らも、心の中では、嬉しかった。
つくしとの此れからの事を…認められた事が。


司にとっては、司とつくしが、高校生の頃だったのなら、今の状況は、想像出来ない状況だったのだから…。



そして、楓の承諾を得られた司とつくしは、つくしの実家で在る 牧野家に向かい、結婚の承諾を得ていた。


また、楓とつくしの両親から結婚の承諾を得られた事で、司とつくしが、結婚する事に関して、つくしの弟で在る 進にも、司とつくしの二人で、報告していた。


また、F3&T3には、集まりの時に、結婚の件を報告していた。


また、椿が日本に帰国した際には、道明寺邸にて、椿とタマに、結婚の報告をしていた。


椿からは、あの頃を彷彿とする様な抱き締められ方で、歓迎を受けたつくしだった。
つくしは、椿には、不義理を詫びていた。


また、タマにも、つくしは、抱き締められ乍ら、不義理を詫びていた。


椿とタマは、記憶の無かったつくしの事を知って居たので…。


「「不義理だとは思って居ない。」」


と、つくしは、言ってもらって居た。


つくしは、また、椿とタマと再会出来た事を嬉しく思って居た。



全ての逢いたかった人と再会出来、詫びを入れられた事で、つくしの心の蟠りは解けていた。


なので、つくしは、司の想いを受け入れ、やっと、入籍する事を了承していた。


実は、つくしは、例え、楓とつくしの両親から、結婚の承諾を得られたとしても、直ぐの入籍に関しては、難色を示していた。


だが、つくしは、椿とタマに会った事で、つくしの心は、『雪解け』と、成っていた。


なので、司とつくしは、『夫婦』と、成った。



そして、世間では、婚約発表を通り越して、入籍会見と成った。


勿論、発表会見は、楓と司だけが行った。


つくしの余りにも、危機管理の無さに…。
楓が判断したのだった。


司には、分かり切っていた。
つくしの危機管理能力が欠如している事は…。


なので、楓は、司とつくしの住まいは、道明寺邸にする様に、示唆した。


つくしも、そのつもりだったので、喜んで居た。
また、タマと、一緒に生活出来る事も含めて…。


つくしにとって、タマが、傍に居る事は心強い事だったのだ。


こうして、つくしは、また、司との人生を交差させていた。



司とつくし…。
遠回りしたかも知れないが…。
また、一つに成れた。


for the second time 【2度目に】』して、漸く、司とつくしは、一つに成れたのだった。


そして、生涯、司とつくしは、幸せを謳歌していた。



fin

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