Single again…<総優> 7.
<一部の言葉に、不快に成るやも知れない言葉が入って居ます。
お詫びします。>
あきらは、仕方なく、類&T3に、総二郎と優紀の現状を説明する事にした。
「総二郎と優紀ちゃんは、(美作)邸を抜けるらしい。
否、もう、(美作邸を)出たと思うけど…な。」
類は、呆れ気味で在る。
「流石、総二郎は、遣る事、早いね‼」
類は、嫌味っぽく、言って除けていた。
桜子も、類の言葉に、賛同して居た。
「ほんと、流石、ですわ‼
という事は、西門さんは、優紀さんにお話しされたって、理解して宜しいのでしょう
か?」
あきらは、其処までは、総二郎からのLINEに入って居なかったので、分からないが…。
“状況判断上、そう言う事だろう‼”と、思って居た。
「まあ、そう言う事だろうな⁉」
滋も、呆れていた。
「ニッシーだから、許されるよね⁉」
類、そして、あきら…。
そして、桜子は、滋の言葉に賛同するも…。
つくしは、意味が分からずに居た。
「えっ??
優紀は、何処に行ったの?
此処(美作邸)へは、もう、帰って来ないって事…?
西門さんは、優紀を何処に連れて行ったと言うの?」
つくしの言葉に、F2&滋・桜子は、ズッコケるしかなかった。
だから、桜子が、つくしに分かる様に、話しして居た。
「先輩…?
マジですか?
あのですね。
西門さんが、優紀さんに、告白したんです。
で、多分ですけど…。
優紀さんの了承が得れたので、西門さんは、優紀さんを連れ出したと思いますよぅ~。
だから…ね、先輩⁉
私達は、西門さんと優紀さんのお付き合いを見届けて上げましょうよ‼」
つくしは、信じられなかった。
だからこそ、つくしは、思って居た。
“今度、エロ門(総二郎)に会ったら…。
ちゃんと、優紀の事を言って於かないとダメだよね⁉
優紀を裏切るな‼って…。”と…。
そして、その後の総二郎と優紀は…?
メープルに到着した。
リムジンの中から、総二郎は、メープルの支配人に部屋の手配を頼んで居た事も有り、地下駐車場から、そのまま、エレベーターに乗り、エレベーターを出た所で、総二郎は、支配人から、ルームキーを受け取った。
そして、総二郎は、優紀を部屋の中に誘導した。
総二郎は、優紀を部屋に誘導した後は、その場で、優紀を抱き締めた。
優紀は、驚愕して居た。
余りに素早い動きの総二郎の姿に、優紀は、如何して良いのか?
分からず、戸惑うしかなかった。
其れだけじゃ無く、優紀が、戸惑って居た理由は…?
優紀は、こういうシチュエーションは、『初めて』だったので、何を如何して良いのか?
全く、分からず、尚も、戸惑ってしまったのだった。
だから、総二郎に伝えた優紀だった。
「西門さん…?
私…。
『初めて』…何です。」
総二郎は、嬉しそうに、優紀に笑いながら言って除けていた。
「ああ、何と無くだけど…。
分かってた(笑)。
でも、大丈夫‼
俺が、リードするから…。」
優紀は、顔からデコルテまで、真っ赤にさせて、総二郎を見ていた。
優紀は、手慣れた総二郎に、如何すれば良いのか?
戸惑い始めて居た。
優紀を未だ抱き締めたままだった総二郎は、優紀の戸惑っている姿に気が付き、優紀を抱き締めたまま…。
優紀の耳元に、囁く様に、話しして居た。
「このまま…で、良い?
其れとも…?」
優紀は、如何したら良いのか?
分からないので、総二郎に振って視たのだった。
「西門さんに、お任せします。
宜しくお願いします。」
総二郎は、優紀の初々しさに、また、遣られてしまって居た。
そして、総二郎は、優紀を抱き上げて…。
シャワールームに連れて行ったのだった。
優紀は、総二郎に任せるしかない自分自身に…。
不甲斐無さを感じて居た。
優紀が、そう感じる事も、仕方なかった。
総二郎は、『女たらし』で、『遊び人』という異名を持って居た。
其れに、『3回ルール』を公言する程…。
総二郎は、遊び相手の女性を、何股も掛ける様な『女たらし』だったのだ。
総二郎は、遊び相手の女性に掛けては、事足りて居た。
勿論、更と付き合うまでの総二郎だった事は言うまでも無いのだが…。
だから、そんな総二郎の相手に成れる筈等無いって事は…優紀には、分かって居た。
だからこそ、優紀には、無理だと思えていた。
優紀にとっては、当然での思いでは有るのだが…。
だから、委縮してしまう優紀が、其処には居たのだった。
そんな優紀を総二郎は、拒否られて居ると、錯覚していた。
だから、総二郎は、戸惑いながらも、優紀に訊いて来た。
「優紀…。
俺の事…。
嫌か?」
優紀は、慌てて、首を横に振って居た。
「そういうんじゃ無いんです。
西門さんは、今まで、星の数程の女性を相手にして来られて居ますよね?
私は、“そんな西門さんに相応しく無いんじゃないか?”と、思ってしまったんです。」
総二郎は、心の中で、己の過去を罵り始めて居た。
“俺の過去の事で、優紀に不安を与えてるとは…。”と…。
だから、総二郎は、優紀をしっかり抱き締めた。
そして、総二郎は、優紀の唇に、kissを施していた。
そして、総二郎は、優紀の不安を失くして遣りたかった。
だからこそ、総二郎は、優紀に、言って除けていた。
「俺は、優紀が良いんだ‼
此れからの俺は、優紀じゃねぇと、ダメ、何だ‼
だから、俺に、優紀をくれねぇか?」
優紀は、そーっと、総二郎に頷いて魅せていた。