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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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消せないアドレス【At the time of two years~二年の時~】…<総優>  番外編




<優紀side>


西門さんと別れてからの2年間…。
西門さんのアドレスを、私の携帯から、消せなかった。


何時まで経っても、私には、『消せないアドレス』…だった。


何時までも、携帯(iPhone)の『な』のページの『に』の行に消せないままで残っている『西門さんのアドレス』…。


そう、私の携帯(iPhone)に、何時までも君臨していた『西門さんのアドレス』…。



あの頃の私は、唯…。


西門さんの声を聴きたくて…。
消せなかったアドレス…。


今に成って、アドレスを消してなかった私を誇りに思う。




あの頃の私は、西門さんが…。
唯、恋しかった。


西門さんとの最後の日は、瞬きもしないで、西門さんを(私の)胸に焼き付けて居た。
唯、恋しくて…。


唯、こんな日が来るとは思って居なかった。
西門さんが、私じゃない誰かと、結婚する事に成る何て…。



私は、すっかり、忘れていた。


西門さんのご両親で在る 家元と家元夫人から、あの言葉を言われるまでは…。


私は、一般家庭の娘…。


「だから、総二郎とは、結婚はさせられない。」


西門さんは、西門流 次期家元。


西門さんと私が、重なる事等無いという事を…。



つくしの様に、頭が良い訳でも無い。


何か、私には、取り柄が有る訳でも無い。


そんな私を、西門家が、受け入れて下さる等と、虫が良かった。


なのに…私は。
西門さんとのお付き合いの中で、勘違いをし始めて居たのかも知れない。



今までは、ずーっと、『貴方(西門さん)は、私の幻想の中にだけ存在していた。(=You are only in my fantasy .)』


そう、そんな心境の私だった。



願わくば…。
『もう一度(=So once again.)、逢えるなら…。』と、何度も思って居た。


『貴方(西門さん)の愛がないまま、その場所へ旅立つ(=leavin` for the place without 
 your love.)』…。


何て…、何度も、考えた。



今でも、あの頃、私に言って居た西門さんの言葉は…。
今の私は、覚えて居る。



そんな日々が、西門さんの帰京と共に、私の中で、無くなった。


そう、あの頃の私は、いつも思って居た。


『いつも一緒に居たかった。
 隣で、笑ってたかった。


 季節は、また、変わるのに…。
 心だけ立ち止まったまま…。


 西門さんの居ない右側に、少しは、慣れたつもりで居たのに…。
 如何して、こんなに涙が出るの。


 もう、叶わない想いなら、西門さんを忘れる勇気だけ欲しいよ。』と…。



そんな『二年の時』を過ごして居た私だった。



そして、あれから、『二年後』…。


私は、西門さんから、プロポーズされた。


嬉しかった。


そして、私は、お受けした。


西門さんのご両親で在る 家元と家元夫人からも、私は、受け入れて頂けたと聞いて、尚、嬉しかった。



そして、知った。


西門さんも…。


「優紀のアドレスが、消せなかった。」と…。



そんな、西門さんと私は…。


消せないアドレス』が、今では、『消さなくて良かったアドレス』と、成った事は、言うまでも無かった。



fin




<此の二次小説『消せないアドレス【At the time of two years~二年の時~】…<総優
 >  番外編』は、『PRINCESS PRINCESS 』さんの ♪ M ♪ の 歌詞 を、勝手
 に拝借させて頂きまして、文章化させて頂いて折ります事をお詫び申し上げます。
 関係者各位 様、勝手致して折ります事をお詫び申し上げます。>

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