tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

twice ~2回目~…<つかつく>  10.




<つくしside>


優紀の件を、桜子に相談していた私だった。


だって、言い出しっぺは、桜子だもんね。


「桜子…。
 優紀が、タクシーに乗って来るって、言うんだけど…?
 タクシーが、中々、来なきゃあ、此の時間だから…危ないよね?
 如何しよう?」


そうしたら、飛んでも無い所から、声が掛かった。


「牧野…?
 『優紀』って…?
 もしかして、『松岡優紀』って、娘(こ)の事か?」
「えっ??
 西門さん…?
 如何して、優紀の事、知ってるんですか?」
「ああ。
 優紀ちゃんの高校の時の茶道部の先輩が、俺の幼馴染、何だよな。
 で、この前、お袋が、優紀ちゃんを久し振りに見掛けたとか言って、連れて帰って来て
 たんだよな。
 で、其の時に、初めて喋ったって訳だ。
 足が無いなら…?
 俺が迎えに行こうか?」
「足が有るんですか?」
「リムジンを地下に待たせてるから、直ぐ、迎えに行けるけど…?」
「優紀に訊いてみますね。」


で、優紀に訊いたら、喜んでいた。


だから、西門さんに、優紀を迎えに行って頂いた。



私と優紀は、私が、一般家庭の娘として育って居た時からの幼馴染で親友…。


中学生~高校生までを、同じ学校で、過ごした仲だった。


まさか、私が、牧野財閥の孫娘だとは、思ってもみなかった頃からの幼馴染で親友…。


優紀は、私が、牧野財閥の孫娘だと知っても、今まで通りに私と接してくれた唯一の女性…。


だから、優紀を滋さんと桜子に会わせて(紹介して)、今では、『T4』と、滋さんが名を付けて、今では、4人で、会う事を楽しんで居る。
私は、今では、出掛け難く成って来て居たが…。


【T4と懐けられた所以…。
  命名は、滋…。
  滋、曰く…。
  「つくしに寄って、知り合えた仲間だから…。
   つくし4 ➡ T4って、懐けよう‼」と、成った。】



で、優紀が、西門さんに迎えに行ってもらって、此処(メープルのラウンジのVIPルーム)に、来た時には、何故か?
西門さんと優紀の雰囲気が変わっていた。


周りを見たら…。
そう思って居るのは、私だけでは、無さそうだった。


まさか…。
そう言う事…?


私は、そんな風に考えて居た事は、確かだった。



<司side>


俺とつくしは、漸く(?)、婚約者として、一緒に過ごす事が出来て居た。


所謂、恋人時代が無く、直ぐ、婚約者って訳だ。


つくしが、言うには…。
今、逸りの『交際0日』って、言うやつらしい。


だが、俺は、解せなかった。


一応、形式で、見合いは行ったが…。
本来、俺とつくしは、NYで、そう言う関係に成ってたんだ。


日本では、再会したという感じだったが…。


“俺とつくしは、NYでも、恋人として『付き合っていた』という事で良いんじゃねぇのか?”と…。


“NY⇔東京間で4年間、遠距離恋愛をして居たという事で良いんじゃねぇのか?”と…。


俺は、そう思っていた。


事実…。
俺は、つくしを独自に探して居たんだし…よ。



で、俺は、つくしに此の件を伝えた。
“マスコミには、そう伝える。”と、言う事も込みで…。


そうした処…。


流石、生真面目なつくしらしい返答だった。


「そんな都合の良い嘘は…?」
「良く言うぜ‼
 NYでの事を訊かれても、俺とつくしは、“付き合って居る。”と、言っても過言じゃ
 ねぇだろ?
 二人っきりで食事に行ったり、一緒に映画を見に行ったり…。
 俺の仕事帰りは、つくしの部屋に帰ってただろ⁉
 それに、ヤる事、遣ってたんだ‼
 つくしは、俺との事を遊びだと、思ってたんか?」


つくしは、俺の発言に吃驚しながらも、俺に返答して来た。


「そんな訳ないでしょ‼」
「そうだよな‼
 俺も、つくしとは、真剣だった。
 だから、“NYで知り合って、付き合い出した。”と、言う事で良いよな?」


つくしは、仕方ないと言った風に、頷いてくれた。


だから、マスコミ発表も、そう言う事にした。


此の事を知らねぇ、両家の家族は、驚愕していたらしいが…。
別に、騙して居た訳じゃ無く、伝える事が遅れただけ…だ。


それに、つくしと再会してからは、つくしを俺に振り向かせる事に必死だったんだから…。


その事にまで、気が回って無かった事は、言うまでもねぇが…。


で、「俺とつくしは『交際5年』‼」と…。


俺は、マスコミに発表して遣った。


此れには、つくしに激怒された。


「嘘言うなぁ~‼」って…。


でも、俺は、つくしに言って遣った。


「でも…よ。
 良いんじゃねぇ?
 身体は、NY⇔東京間で4年間、離れて居ても…。
 俺とつくしの心は、常に、傍に有っただろ⁉
 だから、此れで良いんだよ‼」と…。


つくしは、驚愕していたが…。
で、返答も、しっかり返して来やがった。


「そんな都合良過ぎる…よ。」
「………」


だが、俺は、ニヤッと、笑って、俺は、それ以降、何も言わなかった。
 


で、俺とつくしは、結婚に向かって、今まで以上に愛し合った。



fin




<此の二次小説『twice ~2回目~…<つかつく>  10.』のシーンで、総二郎が、優
 紀を迎えに行くシーンですが…?
 何と無く、似ているシーンを描いていらっしゃった二次小説作家様の二次小説ネタが有
 ったと思いますが…?
 決して、真似をした訳では無く…。
 此の様にしか描き様が無く、此の様に描かせて頂きました。
 二次小説作家様、了承願います。>


<また、此の二次小説『twice ~2回目~…<つかつく>  10.』の中で、総二郎の会
 話で、『久々』➡『其の時に、初めて』に変更して居ます。
 『twice ~2回目~…<つかつく>  番外編』との繋がりが可笑しい事に成って居り
 ました。
 訂正して、変更しております。
 ご覧下さって居ります読者の皆様、お詫び申し上げます。
                          訂正記載日
                            2019.11.21 22:08>

×

非ログインユーザーとして返信する