tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Two years later~二年後~…<総優>  短編 中編




<総二郎side>


俺の離婚が成立して、少ししてから、俺は、東京に帰って来た。


約2年振りの東京だった。


2年の間、一切、東京に戻って来なかった俺にとって…。
東京に居れば、思い出すのは、優紀の事だった。


楽しかったあの日々の頃の事だけだった。



俺は、東京に戻って来た事を、F3にLINEで報告していた。


『離婚が成立して、東京に戻って来た。』


あきらが、打診して来た。


『久し振りに、F4で、飲むか?』
『ああ。』
『だね。』


F2も、了承していた。


そして、俺は、久し振りに、F4の堪り場…。
メープルのラウンジのVIPルームに向かって居た。



其処(メープルのラウンジのVIPルーム)で、俺は、京都では、何をして居たのか?
F3に、話しして聞かせていた。


俺は、優紀が悲しむ顔を見たく無かったので、『3回ルール』…。
所謂、『女遊び』は、一切、して居なかった。


其の事に関しては、俺の話しに寄り、F3も理解する処だった。


俺のゴシップは、一切、出て居なかったのだから…。
当然と、言えば当然の事だった。


俺は、“いつか、また、優紀が俺の傍に、居て欲しい‼”と、その事だけを考えて、毎日を暮らして居た。
俺は、健全に…。


だから、俺は、話しを切り替えて居た。
俺の中では、当り前の気持ちだったのだが…。


「司…。
 頼みが在ってよ。」
「う~ん、何だ?」
「優紀の現状を知りてぇんだ?」
「つくしに訊かねぇと分かんねぇな?
 訊いといて遣ろうか?」
「ああ、頼むわ。」
「了解‼」


現在の司と牧野は…。
司が25歳、牧野が24歳の時に結婚して、現在は、一粒種の『翔』(2歳)の息子が居る。


此れがまた、司に瓜二つの息子だった。
性格は、まだ、分かんねぇが…。


翔の性格まで、俺は、司に似ねぇ事だけを祈る。


で、今、牧野は、妊娠中らしい。
もう直ぐ、産まれるらしいが…。


司にしちゃあ、真面だったと思う。


次に産まれて来るだろう司と牧野の子供だったら…。
俺は、間違い無く、『翔』と年子に成ると思って居たから…な。



で、司と牧野の結婚式には、俺は、優紀と一緒に出席したんだよな。


司は、F3&T3&静だけのテーブルを用意してくれていたから…。
滅茶苦茶、楽しかった事を思い出した。


あれから、そう言えば、誰も、結婚してねぇよな?
俺の結婚は、除外だが…な。



で、後日、司から連絡で…。
「(道明寺)邸に、来い‼」と、言われた。


だから、(道明寺)邸に向かった俺だった。



<優紀side>


私は、つくしの連絡で、(道明寺)邸に来ていた。


そして、つくしから、私の予期して居なかった事を言われていた。


「西門さん…ね。
 離婚が成立して、東京に戻って来たんだって…。
 実は、此の2年間、西門さんは、京都に居たのよ。
 奥さんだった人は、東京で、西門さんとは別居して居たの。
 だから…ね。
 離婚が成立したから、西門さんは、東京に戻って来たんだって…。」


私は、動揺した。


「そうだったんだ‼
 其れって…何時頃の事?」
「つい最近だって、言ってたけど…。
 何で…?」
「ううん、何でも無いの。」


優紀は、思って居た。
“だから、今まで、西門さんとは、再会する事は、無かったんだ‼”と…。


其れなのに…。
西門さんが、東京に戻って来て直ぐに、私は、西門さんを見掛けた事に成るんだ‼


そして、私は、つくしから、声を掛けられて居た。


「優紀…。
 西門さんに逢いたくないの?」
「私は、西門さんと、別れる時に…。
 家元と家元夫人から言われたの。
 “優紀さんは、一般家庭の娘…。
  だから、総二郎とは、結婚はさせられない。”と…。
 私も、“そうだな‼”と、思ったの。
 だから、西門さんと、別れた。
 悲しかったけど…。
 “其れが、西門さんの為なら…。”と…。」
「………」


其れからの私は、泣いてしまいそうで、俯いたままだった。



つくしは、何も言わず、ずーっと、そのまま、私の背中を摩ってくれていた。


つくしは、私に、“大丈夫だよ‼”と、言ってくれて居るみたいだった。



其れから、どの位、時間が経ったのだろうか?


道明寺さんが、“帰って来られた。”と、つくしに連絡が入り、つくしは、慌ただしくして居た。


一言、愚痴る事は忘れて居なかったが…。


「何で、今日に限って、早く帰って来るのよぅ~‼」


この言葉、“つくしだから、言える言葉だ‼”と、私は、思って居た。



そして、私は、つくしに断りを入れて、道明寺邸を後にして居た。

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