tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

『愛してる』っていうあなたの言葉は、『サヨナラ』よりも哀しい…<つかつく>  短編②




<司side>


俺は、クラウンCEOの約束通り、つくしを迎えに行こうと、日本に帰国したのだが…。


つくしの幼馴染で親友(松岡)から…。
“つくしは、既に、渡英してしまった後、何です。”と、聞かされた。



あの時のつくしは、最後まで、泣かずに、俺の前に居た。


あんな、気丈な女だから…。
俺は、此の苦難を乗り越えられたと思って居る。


“早く、探して遣らねぇと、あいつが、俺の前から完全に居なく成る。”と、そう思った俺は、直ぐ様、イギリスに飛んだ。


俺は、親父から、“特別プレゼントだ‼”と、言われ、休暇を貰って居た。


勿論、此の休暇は、あいつの為に使う。


そして、俺は、あいつを捕まえたら、“二度と離さねぇ‼”と、誓った。



<つくしside>


私の前にあいつが現れた。


何故…?


そして、私は、あいつに抱き締められていた。


で、一言、言われていた。


「つくし…?
 俺に、“お帰り‼”って、言ってくれねぇの?」
「えっ??」


驚愕してしまって居る私に、司は、続けて言って来た。


「つくしの所に戻って来た。
 もう、離さねぇから…な。
 もう、ずーっと、俺の傍に居てくれ‼
 俺等、結婚しよう‼」
「………」


私は、言葉の代わりに、涙しか出て来なかった。


そして、私は、気持ちが落ち着いてから、あの時の司の言葉の意図を訊いてみた。


「如何して、あの時の別れの言葉は、『サヨナラ』じゃ無くて、『愛してる』だった
 の?」


司は、間髪入れずに、言って来た。


「つくしと、此れで最後だとは、俺は、最初から思ってねぇよ。
 俺とつくしは、暫しの別れだっただけだ‼
 だから、『サヨナラ』じゃ無くて、『愛してる』って、伝えたのは…。
 俺の想いをつくしに植え付けたかったんだ‼
 だから、俺に、“お帰り‼”って、言ってくれよ?
 なぁ~、良いだろ?
 つくし…。」


私は、俺様な此の男に、脱帽だった。


けど、俺様な此の男の声は、ひ弱だった。


だから、私は、俺様な此の男が、可愛そうに成って居た。



だから、言って遣った。


「お帰り、司…‼」


でも、付け加えて言って遣った。


「知ってる?
 『愛してる』っていう司(あなた)の言葉は、『サヨナラ』
 よりも哀しんだよ‼」


司は、私を抱き締めたまま、私の顔を見ずに言って来た。


「ごめん‼」


更に、苦しそうな声で…。


だから、許して上げた。


「私を幸せにしてね。
 そして、私が、司を幸せにして上げる‼」


此処から、司と私…。


また、此処から、始めよう‼



fin



<一部の文面に、JUJUさんの ♪ この夜を止めてよ ♪ の歌詞を勝手に、拝借させて
 頂いて折ります。
 また、一部の歌詞をタイトル名にて、拝借させて頂いて折ります。
 勝手致しております事を、重ねてお詫び申し上げます。
 関係者各位 様、お詫び申し上げます。>


<此の二次小説『『愛してる』っていうあなたの言葉は、『サヨナラ』よりも哀しい…<
 つかつく>  短編』は、①だけでは、かなり長々に成る為…。
 敢えて、①と②に分けさせて頂きました。
 其の為、①と②のそれぞれが、短めに成っております事を、ご了承願います。>

×

非ログインユーザーとして返信する