tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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此れからの私は…<総優>  5.




<総二郎side>


俺は、或る日の茶会の後…。


家元と家元夫人だけじゃ無く、“重鎮達も揃って居る此の場しかチャンスがねぇ‼”と、思い、俺は、俺の想いを、此の場で、公表する事にした。


勿論、此の場には、俺の嫁とか言って居る女と、其の両親も居た。



だから、俺は、話しを切り出し始めた。


「此の場を借りて、私から、お話ししたい事が有ります。」


俺の嫁とか言って居る女の両親は、目をギラギラさせて居た。


俺から、此の状況で、此の場で話しを切り出すとすれば…。
普通、話す会話は、唯一つだろう?


だが、俺の嫁とか言って居る女は、言われる言葉は、唯一つと、思って居るのだろう?


俺の嫁とか言って居る女の顔には、驚愕顔を蓄えていた。


だから、俺は、ニヤッとして、言って遣った。


「私は、此の場で、宣言します。
 次期家元の座を辞退します。
 強いては、『破門』と言う形で、西門流に対しては、償いはするつもりです。」


此の場に居た全員が、俺の方を向いて、驚愕して居た。


だから、続けて話しして遣った。


「なので、私は、離婚します。
 もう、西門流 次期家元の座を辞退した私には、彼女にとって、用は無い人間だと思い
 ます。
 どうせ、夫婦生活は、破綻…。
 否、初めから、無かったのですから…。」


此れには、俺の嫁とか言って居る女の両親は、俺の言葉を制止して来た。


「否、そんな大切な話しは、此の場では、相応しく無いだろう?
 家族会議を開くべきだろ?
 違うかな、総二郎君…?」


俺は、『総二郎君』と、俺の嫁とか言って居る女の両親から言われた言葉に、俺の背中には、虫唾が走った。
否、寒気もしたか⁉


だから、重ねる様に、言って遣った。


「私は、一度も、家族と思った事は無いですよ‼
 だから、私は、此の場で、お伝えするべき事案だと思いますが…。
 私は、政略結婚する時に…。
 家元から、言われて居たんです。
 “2年辛抱して、真剣に、仕事に取り組めば…。
  2年後には、離婚させて遣る‼”と…。
 其れが、先日の家元の言葉から、其のたった一つの私の望みも叶わないと知りました。
 だから、西門流 次期家元の座を退き、『破門』と言う形で、私を西門流から、追い出
 して頂きたい。
 長男で在る 私の兄も、俺に、次期家元の座を託して、西門家から出て行ったんです。
 俺も、弟の巧三に、次期家元の座を託しても、罪には成らないでしょう。
 そうですよね、家元…?」
「………」


家元は、驚愕で、言葉が出せずに居る様子だった。


だから、今度は、此の女に向けて言って遣った。


「私は、彼女から、言われて居ます。
 『私は、西門流 次期家元夫人としてのブランドさえ手に入れば、何も要らないわ。
  だから、離婚には、応じません。』と…。
 だから、西門流 次期家元の座を辞退する私には、もう、『西門流 次期家元』という
 ブランド等、毛頭在りません。
 という事は、彼女にとって、もう、私は、『必要無い』という事でしょう。
 だから、離婚します。
 そうだよな?」
「「………」」


俺は、目だけ、此の女に向けて、言って遣った。


だからなのか?
此の女も…だが。
家元夫人も、驚愕して居た。


だからだろうか?
此の女も、家元夫人も、言葉が出せずに居る様子だった。


俺は、言いたい事だけを、全て、言って除けて遣った。


そして、“此の場は、俺にとって、もう、用はねぇ‼”とでも言う様に…。
俺は、席を立ち上がり、襖に向かって歩き始めた時だった。


家元が、俺の背後から、声を掛けて来た。


「しかし、松岡さんは、類君と結婚するんだろう?
 其れでも、総二郎は、西門流からも、西門家からも、出て行くつもりなのか?」


俺は、立ったまま、不作法と言われ様が…。
家元の方に振り向いて、ニヤッと、笑って言って遣った。


「そんな事は、関係無いですよ。
 俺にとって、あいつは、『女』何ですよ。
 其の事は、一生、俺の中では変わらねぇ‼
 だから、俺は、あいつを迎えに行きますよ‼
 例え、幼馴染で親友の類と喧嘩に成ろう共…。」
「………」


俺のそんな決意に、家元は、何一言、言わずに居た。


だから、俺は、此の場を後にして、出て来て遣った。



そして、此のまま、俺は、F3にLINEで、報告して於いた。


勿論、メープルのラウンジのVIPルームに集まってもらう様に、一言入れて於いた。


『俺は、西門流から、破門に成った。
 否、出て来て遣った。
 悪ぃが、いつもの所に、F3だけ集まってくれねぇか?』



俺は、類と話ししたかった。


類が、優紀と結婚する意志が在るのか?
確認したい俺が居た事は、事実だったからだ。


其れよりも、類は、優紀と付き合って居るのか?


類は、優紀の事が好きに成ったのか?


類は、俺を裏切って居るのか?


此の全てを、俺は、類に訊きたかった。


“優紀が俺を裏切って居るとは、とても、思えねぇ‼”と、いう事は、言うまでもねぇのだから…。


だから、俺が訊くべき相手は、類…。
“唯一人だ‼”と、思えて居た事も、また、事実だった。

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