tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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貴方を忘れる為…<総優>  5.




総二郎は、仕事中の優紀には、ちょっかいを出す事も無く…。
大人しくして居たのだ。


で、ジェットから出る時に、優紀に小声で言って除けるのだった。
優紀にだけ、聞こえる様に…。


「優紀…。
 約束を守れよ‼」


優紀は、そんな風に言って来た総二郎からの言葉に、驚愕して居たのだが…。
優紀は、チーフパーサーとして、総二郎には、一般搭乗者と同じ様に、対応して居たのだった。


「ご搭乗、有難う御座いました。」と、頭を下げ乍ら…。



で、総二郎は、あきらと共に、空港内に在る『VIPラウンジ』にて、優紀の連絡を待って居たのだった。


あきらからは、色々、訊かれる事も、覚悟していた総二郎が、其処に居た事も、また、事実だったのだ。


だが、あきらは、総二郎には、優紀の事も、何も、訊かなかったのだ。


何故なら…。
“優紀ちゃんが、総二郎を受け入れてから、F3&T3で、訊き出せば良い事だ‼”と、あきらは、認識して居たからだったのだ。


で、2時間近く経った頃…。
やっと、優紀から、総二郎の下に、連絡が入って来たのだ。


実は、総二郎は、痺れを切らし掛けて居たのだった。


“あの~、優紀です。
 今、仕事が終わりました。
 西門さんが、約束と仰って居ましたので…。
 一応、ご連絡させて頂きました。”


総二郎は、そんな優紀からの気が抜けた様なTELの声に、内心、ホッとして居たのだが…。
苛立ちを露わにして居たのだった。


何故なら…。
そんな状況の総二郎は、自身の声に現れて居たのだった。


「今、何処に居んだ‼」


優紀は、迷ったが…。
一応、総二郎には、伝える事にしたのだった。


何故なら…。
優紀は、何時もと違う総二郎の声質に、気が付いて居たからだったのだ。
なので、優紀の声は、少し、震えて居たのだった。


“今は、宿泊用のホテルの部屋に居ます。”


総二郎は、等々、はっきり、怒って居る様な口調に成って居たのだ。


だが、優紀は、何故、総二郎に怒られて居るのか?
意味が分かって居なかったのだ。
唯、声質が、何時もと違う事だけは、優紀にも、分かったのだが…。


「何で、終わって直ぐの空港内に居る間に、俺に連絡を寄越さねぇんだ?」


此の時の優紀は、総二郎への返答に、如何言えば良いのか?
困って居たのだった。


“空港内居る時は、まだ、スタッフが、一緒でしたので…。
 連絡出来なかったんです。”


総二郎は、そんな優紀からの返答の言葉に、呆れて居たのだった。
だが、優紀には、総二郎から、呆れられている意味さえも、分からなかったのだ。


「まあ、良いわ。
 優紀が、今、居るホテルは、何処のホテルだ?
 今から、俺が、そっちに行くから…。」


実は、此の時の優紀は、言って良いのか?
迷って居たのだが…。
言わないで居ると、また、総二郎から、怒られる様な気がして、言ってしまって居たのだった。


“○○ホテルです。”



そして、総二郎は、優紀から訊き出したホテルに向かう事にしたのだ。


何と無く察知したあきらは、総二郎に言って除けて居たのだった。


「総二郎…?
 俺は、メープルに行ってるわ。
 また、後でな‼」


あきらは、右手をひらひらさせ乍ら…。
総二郎に、そう言って、其の場(空港内のVIPラウンジ)を、後にして居たのだった。


実は、総二郎は、あきらと別れた後…。
慌てる様に、席を立ち、優紀の居るホテルに向かって居たのだ。



総二郎は、此処から、また、優紀と始めるつもりで居たのだった。


『また』と言っても、総二郎と優紀は、何も始まって居ないのだ。


其れ処か?
優紀は、総二郎から、離れたのだから…。


否、総二郎から、優紀に、仲間で居る事を強要したのだった。



だが、総二郎は、もう、優紀を離さないつもりで居たのだった。


チーフパーサーとして、仕事して居る優紀の姿…を、総二郎は、全て、観て居て、思ったのだった。


また、26歳と言えど、大人に成った優紀を観て居て、更に、総二郎は、思って居たのだった。


“優紀は、綺麗に変身したな。
 俺が、傍に居なかったのに…。
 けど、俺がもっと、優紀自身を開花させて魅せる‼”と…。


心の中で、豪語していた総二郎だったのだ。


だから、優紀の気持ちを訊き出す事に、総二郎自身の気持ちは馳せて居たのだった。



で、総二郎は、○○ホテルのロビーに到着したのだ。


其処で、優紀の部屋番号を訊き出す為に、総二郎は、優紀にTELして居たのだ。


「優紀…。
 今、○○ホテルのロビーに到着した。
 優紀の部屋番号を教えろ‼」


優紀は、戸惑って居た。


だからだったかも知れない。
優紀は、総二郎にとって、有り得ない言葉を投げ掛けて居たのだ。


“あの~。
 1Fに在る カフェで、待って居てもらえませんか?”


だが、総二郎は、優紀のそんな言葉に、怒りすら覚えて居たのだ。


何故なら…。
優紀から、“(優紀の)部屋に来る事を、拒否られた。”と、総二郎は、認識したからだったのだ。


だからだったのだろうか?
総二郎は、優紀に、何時も寄りも、1トーン、低めの声で、言って居たのだ。


「俺が、優紀の部屋に行く事を、拒んでんじゃねぇよ。」


そんな総二郎の言葉に、優紀は、驚愕し乍らも、返答して居たのだ。


“えっ??
 そうじゃないんです。
 私の部屋の階は、隣も、其の隣も、後輩の部屋が在るんです。
 もし、西門さんが、私の部屋に入る所を、後輩に見られたら…。
 後輩は、勝手に、勘違いすると思うんです。
 だから……。”


其処まで話しして居た優紀は、総二郎が、優紀の話しを遮る様に、話しし始めた事で、黙ったのだった。


だが、総二郎は、優紀からの話しを聞いて居て、優紀の話しして居る意図が見えたのだった。


だから、総二郎の言葉のトーンは、いつもと変わりなかったのだが…。
総二郎は、優紀が話しした言葉に、不貞腐れて居たのだ。


「俺の存在が、優紀にとって、そんなに邪魔か?
 勘違いするなら、勘違いさせて於けよ‼
 其れに、俺は、優紀とだったら、勘違いされても、一向に構わねぇけど…な。」
「………」


優紀は、総二郎からの言葉に、返答する言葉が出て来なかったのだ。


何故なら、総二郎が良くても、優紀は、仕事上、困るのだ。
勘違いした後輩は、噂を流し兼ねないのだから…。


もし、後輩が、噂を流すとすれば…。
『チーフが、お客様を、ホテルの自身の部屋に、連れ込んだ‼』


だからこそ、優紀は、警戒するのだった。


だが、総二郎には、優紀が意図する其の意味が、理解されて居なかったのだ。


だが、其処で、総二郎は、考えたのだった。
“優紀が、(優紀の)部屋に、俺(総二郎)が来る事を拒むのなら、優紀を拉致れば良
 いだけ…だ。”と…。


だから、総二郎は、優紀に、言って除けて居たのだった。


「優紀…。
 今から、(ホテルの)地下駐車場に来い‼
 さもなくば…。
 俺が、強引に、優紀の部屋に行くぞ‼」


なので、優紀は、仕方なく、総二郎に返答するのだった。


“分かりました。
 今から、(ホテルの)地下駐車場に向かいます。”と…。



そして、優紀は、後輩に、出掛けて来る事を伝えたのだった。


「今から、知り合いに会って来ます。」と…。


そう、後輩に伝えて、慌てる様に、優紀は、ホテルの地下駐車場に向かうのだった。

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