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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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GWとこどもの日【貴方を忘れる為】…<総優>  番外編



2020.5.5  こどもの日(端午の節句)


<此の二次小説『GWとこどもの日【貴方を忘れる為】…<総優>  番外編』は、『喧嘩
 してしまった【貴方を忘れる為】…<総優>』の番外編として、綴って折ります。
 『貴方を忘れる為…<総優>』と併せて、ご覧頂けました成らば、幸いです。
 宜しくお願い致します。>




総二郎と優紀の長男で在る 優一郎は、此の年の4月から、英徳学園 幼稚舎に入舎したばかりなのだ。


そして、4月と云えば…。
優一郎が、英徳学園 幼稚舎に入舎して間も無く…。
4月29日から『GW』が、始まるのだ。


優一郎は、人見知りする事無く、幼稚舎に通って居たのだが…。
其れでも、実は、優一郎は、寂しさを募らせて居たのだ。


何故なら…。
4月半ばに、自身の父親で在る 総二郎の海外への出張の話が、持ち上がって居たから…だったのだ。


幼稚舎に入舎する迄の優一郎は、自身の父親で在る 総二郎の出張の際は、必ず、自身の母親で在る 優紀共々、総二郎の出張に同行して居たのだ。


だからだったのだ。
“今回の優一郎は、『お留守番』…。”と、聞いて、此の時の優一郎は、寂しさを募らせて居たという訳だったのだ。



しかも、其れだけでは、無かったのだ。
自身の母親で在る 優紀迄もが、自身の父親で在る 総二郎の海外への出張に、同行する事が決まってしまったのだ。


此れには、優一郎とて、戸惑いを魅せるのだった。



だが、自身の両親で在る 総二郎と優紀が、海外への出張に行って居る間…。
普段、滅多に会わない(優一郎にとっては)松岡の祖母と会える事に成ったのだ。


なので、此の時の優一郎にとって、寂しい事には変わり無かったのだが…。
楽しみに思えて居たのだ。


其れに、もし、総二郎と優紀の子供達で在る 優一郎と光紀が、寂しい時は、リモートで、自身達の両親で在る 総二郎と優紀と会える事に成って居たのだ。


此れは、此の時の優一郎にとっては、嬉しい事だったのだ。



実は、此の時の優一郎は、自身の母親で在る 優紀から、諭されて居たのだった。


「優一郎…。
 良い。
 優一郎は、光紀のお兄さんよね。
 と言う事は、光紀が、寂しがらない様に、ちゃんと、お兄さんしてて…ね。」と…。


だからだったのだ。
此の時の優一郎は、自身の母親で在る 優紀に、返答するのだった。


「うん、いい(良い)よ。
 でも、みつき(光紀)が、ないて(泣いて)も、ぼく(僕)は、しらない(知らない)
 よ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、自身の息子で在る 優一郎に、話しするのだった。


「其れは、大丈夫よ。
 松岡のお祖母さんが、(西門)邸に来てくれる事に成ったから…。
 二人のお祖母さんが、(西門)邸に居るから…。
 もし、光紀が泣いてしまった時は、二人のお祖母さんに任せて於けば、良いわよ。
 だから…。
 優一郎は、寂しくないでしょ‼」と…。


なので、優一郎は、自身の母親で在る 優紀の話しで、優紀の母親(優一郎と光紀の祖母)が、西門邸に来る事を知ったのだった。



だが、此の時の優一郎は、自身の母親で在る 優紀に、言って視るのだった。


「ねぇ~、ママ…。
 パパとママが、(西門)てい(邸)に、かえってきた(帰って来た)ら…。
 いっぱい(一杯)、あそん(遊ん)でくれる?」と…。


其処で、優紀は、自身の息子で在る 優一郎と約束するのだった。


「そうよね。
 パパとママが、出張で居ない間…。
 優一郎が、賢くして居たら…。
 一杯、遊ぼうね。」と…。


そして、此の時の優紀は、“あっ、そうだったわ‼”と、思い出したかの様に、自身の息子で在る 優一郎に、更に、話しし始めるのだった。


「そう言えば…。
 パパとママが、出張から帰って来たら…。
 丁度、『GW』が始まるのよね。
 だから…。
 パパに頼んで、一杯、遊んで貰おうね。」と…。


だからだったのだ。
此の時の優一郎は、大きく頭を上下に振る形で、返答して居たのだ。


「はい。」と…。



そして、此の時の優一郎は、自身の母親で在る 優紀との約束が有るからなのか?
将又、総二郎と優紀の子供達で在る 優一郎と光紀にとっては、普段、仕事で、傍に居ない父方の祖父母…。
そして、普段、滅多に、会う事の無い母方の祖父母と一緒に居る事が出来るからなのか?
此の時の総二郎と優紀の子供達で在る 優一郎と光紀は、嬉しくて、楽しんで居る様子だったのだ。



そして、其の後の総二郎と優紀は、海外の出張から、西門邸に帰宅したのだ。


其の日は、奇しくも、4月29日だったのだ。


言う成れば…。
『GW』初日だったのだ。


だからだったのかも知れない。
優一郎は、しっかり、覚えて居たのだ。
自身の母親で在る 優紀との約束の話しを…。


だからだったのだろう。
此の時の優一郎は、帰って来たばかりの自身の母親で在る 優紀に、直談判し始めるのだった。


「ママ…。
 ぼく(僕)…ね。
 すごく(凄く)、かしこく(賢く)していた(居た)んだよ。
 だから…ね。
 いっぱい(一杯)、あそん(遊ん)で…ね。」と…。


だからだったのだ。
優紀は、自身の息子で在る 優一郎に、話しするのだった。


「そうだね。
 お約束だったものね。」と…。


其処で、そんな優紀と優一郎の話しを聞いて居た総二郎は、自身の息子で在る 優一郎に、訊くのだった。


「パパとは、遊ばねぇのか?」と…。


其処で、優一郎は、そう言って来た自身の父親で在る 総二郎の方を向いて、話しし始めるのだった。


「うん、いい(良い)よ。
 パパとも、あそん(遊んで)あげるね。」と…。


そして、優一郎は、英徳学園 幼稚舎で作って来た『鯉のぼり』を、自身の父親で在る 総二郎に見せ乍ら、更に、言って除けるのだった。


「これ(此れ)で…ね。
 この(此の)『こい(鯉)のぼり』は、ぼく(僕)が、つくってきた(作って来た)んだ
 よ。
 すごい(凄い)でしょ‼」と…。


此の時の優一郎は、自慢気だったのだ。



勿論、此の時期に成ると…。
優一郎が誕生した翌年から、西門邸の庭では、立派な『鯉のぼり』が、泳いで居たのだ。


だが、其れにも勝る『鯉のぼり』が、優一郎の手の中に有ったのだ。


其れに、優一郎が、英徳学園 幼稚舎にて、初めて、『鯉のぼり』を作って来たのだ。


総二郎と優紀にとっては、嬉しくない訳無かったのだ。


だからだったのだろう。
優紀の目からは、涙が溢れて居たのだ。


そして、此の時の総二郎は、自身の息子で在る 優一郎の頭を、撫でて遣って居たのだ。
勿論、一言、付け加え乍ら…。


「優一郎…。
 上手く、作れたな‼」と…。


だからだったのだろう。
勿論、此の時の優一郎は、更に、自慢気だったのだ。



そんな総二郎と優紀と優一郎の親子の会話を聞いて居た総二郎の両親で在る 家元と家元夫人…。
そして、優紀の両親は、そんな総二郎と優紀と優一郎の親子の姿を、微笑ましく観て居たのだった。


勿論、光紀は、自身の父親で在る 総二郎の腕の中に居たのだが…。
此の時の光紀は、安心したかの様に、自身の父親で在る 総二郎の腕の中で、肩に凭れるかの様に、既に、スヤスヤと、眠って居たのだった。



こんな柔らかい顔付きの総二郎の顔を観て居た総二郎の両親で在る 家元と家元夫人は、それぞれ、思って居たのだった。


“こんな日が来るとは、思わなかったよ。”と…。


“こんな柔らかい総二郎の顔付きは、何年振りかしら?
 もしかしたら…。
 子供の頃の総二郎以来かしら?
 其れも此れも全部、優紀さんのお陰ね。”と…。



という訳で…。
西門家の『GW』と『こどもの日』は、優一郎と光紀が、主役と成って居たのだった。




fin

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