tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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桜子からの要望【貴方を忘れる為】…<総優>  番外編



【29.のエピローグ<桜子からの要望>】


総二郎と優紀が、また、『元さや』に戻れたのは、司のお陰も在るのだろうが…。
やはり、何を言っても、あきらと桜子の活躍のお陰と言うべきなのだろう。



勿論、優紀が、そう思ってくれる事を見越して、桜子が、あきらからの指令を受けたという訳では無かったのだ。


桜子にとっては、他でも無い。
優紀だったからこそ…。
尽力した事は言うまでも無かったのだ。


勿論、桜子が、一番、大切にして居るのは、やはりの『つくし』なのは、言うまでも無いのだ。


だが…。
桜子にとっては、つくしの次に、優紀だったのだ。


つくしに寄って、巡り会った優紀と桜子…。
今では、『親友』と云っても、過言じゃ無かったのだ。


だからこそ…。
桜子は、優紀の為に、動いたのだった。



勿論、見返りを求める事は、簡単なのだ。
桜子とて、優紀に言ってしまったのだから…。


「優紀さん…。
 此のお礼は、何か?
 私にして下さいますぅ~?」と…。


だが、此の時の桜子の本音は、こうだったのだ。


“本心半分…。
 優紀さんの為、半分…。”と…。


だからこそ…。
此の時の桜子の思いは、“次は、私の為に、優紀さんが、動いて下さいね。”と、言う気持ちも、含まれて居たのだった。



其の桜子の思いが、優紀に、通じたのかは、此の時点での桜子には、分からないまでも…。
総二郎と優紀が、『元さや』に納まったという情報が、F3&T3の間で、流れ始めた頃…。
桜子の下に、優紀から連絡が、入って来たのだった。


「二人だけで、会えないかな?」と…。


なので、桜子は、即答するのだった。


“はい。
 良いですよ。”と…。


なので、優紀と桜子は、二人だけで、此の日、会って居たのだった。


桜子にとっては、此の優紀からの連絡は、期待する状況だった事は言うまでも無かったのだ。



そして、桜子と会った優紀は、話しし始めるのだった。


「桜子さん…。
 連絡が、遅く成って、申し訳在りませんでした。
 漸く、西門さんのご両親と、私の両親の承諾を得られたので…。
 婚約という話しに、成りました。
 此れも其れも…。
 一重に、美作さんと桜子さんの尽力のお陰だと、私は、思って居ます。
 本当に、有難う御座いました。」と…。


此の時の桜子は、思うのだった。


“今日、優紀さんから、呼び出しを受けたのは、お礼を言う為だったんだぁ~。”と…。


だが、そう思って居た桜子に、優紀は、続けて、話しし始めるのだった。


「で、西門さんにも、桜子さんのお話しをして視たんです。
 そうしたら…。
 西門さんから、お話しが有ったんです。
 “今回のお礼の気持ちも込めて…。
  あきら(美作さん)と桜子(さん)には、何か、しねぇ(し無い)といけねぇ(いけな
  い)と、思って居たんだ。”と…。
 だから…。
 私から、西門さんに提案して視たんです。
 桜子さんからのお話し通りに…。
 “美作さんと桜子さんを、お誘いして…。
  西門さんと私との4人で、お食事にでも、行きませんか?”と…。
 そうしたら…。
 西門さんが、賛成して下さって…。
 美作さんとのお食事会をセッティングして下さったそうです。
 ですので、桜子さんも、ご一緒されますよね?」と…。


なので、桜子は、即答するのだった。


「勿論です。
 優紀さん…。
 有難う御座います。」と…。


だが…。
優紀にして視れば…。
“こう言う事しか、私には、出来ないから…。”と、思って居たのだった。


なので、優紀は、桜子に、伝えるのだった。


「私は、唯、西門さんに、お話ししただけですから…。」と…。


だが、桜子にとっては、優紀の其の気持ちが、嬉しかったのだ。


なので、桜子は、優紀の手を取って…。
感謝の意を伝えるのだった。
唯、一言だけ…。


「有難う!」と…。



だが、本当は…。
此の時の優紀は、桜子に、心苦しく思って居た事が有ったのだ。


実は、優紀は、総二郎から、教えられて、既に、知って居る事が有ったのだ。
あきらも、既に、桜子に、気持ちが有る事を…。


だが、其の事は、総二郎から、「言わない様に…。」と、言われて居たのだ。


何故なら…。
あきらの気持ちは、あきら自身が、桜子に伝えないと、意味が無いからだったのだ。


周りが、とやかく、言う事では無いのだ。


だからだったのだろう。
優紀は、心の中で、桜子に詫びて居たのだった。


“桜子さん…。
 言えなくて、ごめんなさい。
 桜子さんが、美作さんの気持ちを知れば…。
 きっと、喜ぶのだろうけど…。
 敢えて、黙って居ますね。”と…。


なので、お食事会の事だけを、優紀は、桜子に伝えたのだった。



そして、総二郎と優紀…。
そして、あきらと桜子の4人でのお食事会が、決行されたのだった。


東京メープルのレストランの個室でのお食事会の時は、総二郎とあきら…。
優紀と桜子に別れて、話しして居たのだ。


何故なら…。
あきらと桜子の双方が、如何も、お互い、意識している様子だったからなのだ。


だが、“何時までも、そうして居ても、埒が明かねぇだろ?”と、思った総二郎は、あきらに、発破を掛けるつもりで、言って除けるのだった。


「俺と優紀は、此処で、帰るわ。
 優紀の身体の事を考えれば…。
 其の方が良いし…よ。
 桜子には、其の事を理由に、此処から、はける様に伝えるから…よ。
 此の後に、ラウンジに、桜子を誘って…。
 あきらの気持ちを、桜子に言えよ‼」と…。


そして、総二郎は、優紀と桜子に話しして、優紀を、連れて帰るのだった。



其処で、総二郎と優紀の目の前に、司が、現れるのだった。


実は、東京メープルの支配人から、司は、連絡を受けて居たのだった。
なので、打ち合わせが終了した司は、ロビーで、総二郎と優紀を、待ち伏せして居たのだった。


なので、総二郎から話しを聞いて、事情を知った司は、総二郎の思いを知って…。
此の事は、公言しない事を、司は、総二郎に約束するのだった。



そして、総二郎と優紀が、其の場を後にした後のあきらと桜子は、其の後…。
東京メープルのラウンジで、お互いの気持ちを確認し合ったのだった。


そして、此の事が切っ掛けで、あきらと桜子は、付き合う事に成ったのだった。


所謂、納まる所に、納まったという感じだったのだ。



だが、其の後が、大変だったのだ。


あきらと桜子が、付き合う様に成った事を知った類とつくしと滋から、集中攻撃を受ける面々だったのだ。


何故なら…。
あきらと桜子が、付き合う様に、セッティングしたのが、総二郎と優紀だったと言う事…。


そして、其の事を、司は、知って居たのに…。
つくしにさえも、一切、言わなかった事…。


そして、類は、また、蚊帳の外にされた事…。


此の全てに関して、類とつくしと滋は、怒って居たのだった。



だが…。
仲間のお目出度い事、続きなので…。
呆れはしたが…。
類とつくしと滋は、怒りを半減させて居たのだった。


何故なら…。
つくしにとっても、嬉しい事だったからなのだ。


なので、此の場を収める為にも、つくしが、類と滋の怒りを和らげるのだった。



そして、其の後のあきらと桜子は、数年後には、結婚するのだった。



fin

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