tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Single again…<総優>  8.




総二郎と優紀は、其の日…。
二人っきりで、長~い夜を過ごして居た。



そして、総二郎の念願が叶い、優紀と付き合う事に成った総二郎だった。



総二郎は、思って居た。


“俺が、優紀と付き合う事に成って、やっと、分かった。
 俺が、更と付き合う様に成った時は、幼馴染の延長の様な感じだったんだ。
 幼少期のガキの頃と、何ら、変わらない二人だったんだ。”という事を…。



そして、或る日の事…。
総二郎は、家元夫人から、声を掛けられていた。


「最近、更ちゃんが、(西門)邸に、来なく成ったわね?
 何か、有ったのかしら?」


総二郎は、“今頃かよ⁉”と、家元夫人に突っ込みたく成って居た。


「もう、更は、来ねぇよ‼」


家元夫人は、首を傾げて居た。


「先月頃から…だったかしらね?
 総二郎の顔付きも、様子も、一時期よりも、良い方に変わったと思って居たんだけ
 ど…違ったのかしら?
 だから、てっきり、更ちゃんとは、(西門)邸で、会って居なくても…外で、会って居
 るものだとばかり思っていたのよ。
 総二郎と更ちゃんは、一時期は離れていたとしても、また、総二郎と更ちゃんとのお付
 き合いが復活して、総二郎は、更ちゃんと良いお付き合いをしてるものだとばかり、思
 って居たんだけど…。
 違った様ね?」


総二郎は、家元夫人から、言われた言葉に、驚愕していた。


先月と言えば…。
総二郎が、優紀への気持ちに自覚し始めた頃だった。


という事は…。
更への気持ちは、“恋では無く、やはり、兄妹的な感情だったと言う事なのだろう。”と、認識した総二郎だった。


だが、優紀に対しては、『恋』と言う寄り、『愛』という言葉の方が合っている様に感じる総二郎だった。



だから、家元夫人にも、答えられたのかも知れなかった。


「今、俺…。
 付き合ってる女が居るから…。」


家元夫人は、驚愕だった。


また、“以前の総二郎に戻ったという事なのか?”と…。
だから、家元夫人は、総二郎に訊いて居たのかも知れなかった。


「まさか…?
 総二郎…。
 更ちゃんじゃないのだとすれば…?
 また、変なお遊びが復活したんじゃないでしょうね?」


総二郎は、自身の母親で在る 家元夫人からの言葉とは思えなかった。


家元夫人からの余りの言葉に、驚愕して居た総二郎が、其処に居た事は事実だった。


「はぁ~??
 違ぇよ‼
 しかも、『更』でもねぇし…。」


家元夫人は、尚も、総二郎に突っ込んで訊いて居た。


「じゃあ、何方なの?」


総二郎は、何時かは、バレる事なので、伝える事にして居た。


「司の彼女の牧野の幼馴染で親友の『女』…。
 其の『俺の女』は、更の高校の頃の後輩だから…。
 お袋も、一度は、会ってんだろ?」


家元夫人は、思い出した様に、総二郎に確認していた。


「じゃあ、あの時…。
 私(わたくし)が、更ちゃんを(西門)邸にお連れした時…。
 更ちゃんとご一緒に、(西門)邸に居らしたあのお嬢さん…かしら?」
「ああ、そうだ‼」


尚も、家元夫人は、思い出していた。


「でも、あの時…。
 総二郎は、あのお嬢さんに対して、かなり、機嫌が悪かったのじゃ無くて…?」
「………」


総二郎は、あの場面を家元夫人に見られて居た事に驚愕して居た。


だから、総二郎は、答えられなかった。


だが、家元夫人は、尚も、総二郎に突っ込んで、訊いて来ていた。


「総二郎が、あんなに機嫌を悪くする様なお嬢さんだったというのに…。
 如何遣ったら、あのお嬢さんと結び付くの…かしら?」


総二郎は、あの時の総二郎の感情を思い出して、間違って居た事を自覚した。


そして、家元夫人に訴え掛ける様に、話しして居た。


「あの時の俺の感情は、ガキだった故に、間違った感情で居たんだ。
 あの時…。
 優紀は…?
 あの頃の『俺の女』…は?
 更の高校の後輩で…。
 其の当時は、其の(更の)事を利用して、『俺の女』が、(西門)邸に、入って来たと
 ばかり思って居たんだ。
 後で、俺が思い間違いをして居た事を、更から聞かされたけど…な。」


だが、家元夫人にとっては、まだ、疑問だった。


だから、まだ、家元夫人は、総二郎に突っ込んで訊いて居た。


「でも、其れなら、“勘違いだった。”と、言うだけで、終わる筈でしょ?」


家元夫人から、訊かれた事で、総二郎は、全てを話す事にした。


「俺の初恋が、『更』で…。
 小さぇ頃から、高校のガキに成っても、まだ、『更』の事が好きだった俺の事を知った
 あいつは…?
 俺が、『更』に告白出来る様に、そーっと、後押ししてくれたんだよ。
 けど、いざ、更と付き合って視れば…?
 唯の幼馴染の延長の様な恋愛感情しか無い事を、俺も、更も、気付けて…。
 半年で、別れたんだ‼
 俺は、“『更』の事を『妹』の様に、見て居たんだ‼”と、気付けたんだ。
 で、その後に、あいつを見掛けて…。
 綺麗に成ってたあいつを見て、あいつを綺麗な『女』に変身させたかも知れない『男』
 に、嫉妬している自分自身を自覚して…。
 “あいつを俺から失いたくねぇ‼”って、思ったら、居ても経っても、居られなかったん
 だ‼
 だから、俺から、アプローチを賭けた。
 そしたら、あいつも、まだ、俺の事を好きで居てくれたみてぇで…。
 だから、あいつを、俺は、手に入れる事が出来た。
 だから、邪魔すんじゃねぇぞ‼」


総二郎は、家元夫人を威嚇する様に、言って除けていた。


だが、家元夫人は、総二郎が、本気か如何か?
確かめる為に、意地悪く、総二郎に言って除けていた。


「私(わたくし)が、邪魔をしたら、総二郎は、如何為さるおつもりかしら?」


総二郎は、家元夫人を睨み付け乍ら、即答していた。


「俺は、西門流から出て、あいつと生きて行くだけだ‼
 兄貴も、西門流を捨てて、此の家(うち)(西門家)から、出て行ったんだから…よ。
 俺も捨てても、構わねぇだろ?
 その時は、破門でも、勘当でも、何でもしてくれて構わねぇから‼」


家元夫人は、総二郎の顔付きと、態度、言葉から、総二郎が本気なのだという事を思い知ったのだった。


成らば、“総二郎に協力して遣ろう‼”と、思う家元夫人が、其処に居た事も、また、事実だった。


だから、家元夫人は、言って居たのかも知れなかった。


「一度、其のお嬢さんを(西門)邸に、連れていらっしゃい‼」と…。


家元夫人の其の言葉に、当の本人で在る 総二郎は、驚愕気味だった事は言うまでも無いのだが…。

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