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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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イケナイ冬【イケナイ夏】…<総優>  続編 ⑪




<総二郎side>


12月24日を迎えた。


所謂、『Christmas eve』だ‼


俺は、朝から、ソワソワしていた。


実は、司に頼んで、『Christmas eve』(=12月24日)の日に、東京メープルのスイートを『Reserve』してもらって居た。


俺が、高校の頃から、東京メープルに泊まる時は、良く泊まっていた部屋だった。


実は、此の部屋というのは…。
俺等が、高校の頃…。


司と牧野をデートさせる為に誘き寄せ(おびきよせ)、俺と優紀が、司と牧野への騙し討ちのデートをした時に、入った部屋だった。


優紀は、覚えて居るだろうか?
多分、優紀は、覚えてくれていると思うのだが…。



で、俺は、仕事の合間に、司から紹介してもらったジュエリーショップに向かい、優紀に渡す為の『エンゲージリング』を、受け取りに行った。


俺は、確認して、『エンゲージリング』の仕上がり具合に、納得していた。


後は、優紀に『OK』を貰うだけだった。



実は、12月24日の優紀のスケジュールは、朝から、お袋と一緒に、政財界の婦人会の『party』に出席と、確認していた。


其の政財界の婦人会の『party』には、牧野や、滋、桜子も、出席するという事だった。


牧野は、司の母親で在る 道明寺HD 社長のお供で…。
司の婚約者として…。


滋は、母親と一緒に、大河原グループの代表で…。


桜子は、あきらの母親のお供で…。
美作商事としても、旧華族 三条家としても、出席だったそうだ。


俺等 F3&T3は、あれから、あきらと桜子が付き合い始めたと、あきらから、報告を受けていた。


其の時の俺は、そんなあきらと桜子には、思っていた。
“やっぱり…な。”と…。


で、優紀は、俺の母親で在る 家元夫人のお供で…。
西門流の内弟子として出席した。


それぞれ、色々な思惑で、出席していたらしい。



優紀は、「T3が一緒だから心強い‼」と、俺に言っていた。



俺は、本来は、其の政財界の婦人会の『party』には、優紀に、俺の婚約者として、次期家元夫人として、出席させたかった。


だが、優紀には、今回の政財界の婦人会の『party』には、俺の婚約者として、次期家元夫人として、出席させられなかった。


まあ、“優紀には、変なプレッシャーを与えたくねぇ‼”と、言う事も、理由の一つだった事は、言うまでもねぇ。


だが、何れは、政財界の婦人会の『party』には、俺の婚約者として、次期家元夫人として、優紀を出席させたいと、思っている。
そう成る為の12月24日の夜の『サプライズ』なのだから…。



そして、俺は、12月24日の夜は、優紀と約束して、東京メープルに向かって居た。



で、部屋に入った俺と優紀は…。
優紀の驚いて居る顔に、俺は、密かに、“良し良し…。”と、思っていた。


何故なら、優紀は、目を見開き、此の部屋を凝視していた。


優紀の其の姿が、余りにも、可愛過ぎて、俺は、クスクス、笑ってしまった。



そんな俺は、実は、T3が、優紀に、『サプライズ』の事を伝えて居ねぇか?
不安だった。


だが、司とあきらは、それぞれのパートナーで在る 牧野と桜子には、言わずに於いてくれたらしい。



優紀といえば…。
一面ガラス窓の外の夜景に、目を奪われている様子だった。


何故なら、優紀の目が、キラキラ輝いて居た。


俺は、そんな優紀の姿に、魅了されていた。



そして、そんな優紀は、俺に言って来た。


「此の部屋…。
 もしかして、あの時の…?」


俺は、優紀の背後から、抱き締めて言って遣った。


「ああ。
 あの時の部屋だ‼
 優紀…。
 覚えて居たのか?」
「………」


優紀は、何も言わねぇが、頷いて居た。


で、俺は、優紀に訊いて居た。


「優紀…。
 優紀は、あの頃から、俺の事を好きだったんだろ?」


優紀は、恥ずかしそうに、答えてくれた。


「もっと前から…。」


俺は、分かってて、優紀に訊き出して居た。


何故なら、俺が、言わねぇとイケねぇ(ナイ)事が有るからだった。


「優紀…。
 俺は、何時(いつ)から、優紀の事が好きに成ったと思う?」
「………」


だが、優紀は、俺には、何も答えられず、首を捻って居るだけだった。


だから、俺は、言って遣った。


「あの頃の俺は、“男と女は、ABCだけで、十分だ‼”と、思っていたんだ。
 けど、いつしか、そん何だけじゃダメじゃねぇかと気付けたんだ。
 だって…よ。
 俺の心の奥は、違うんじゃねぇかと気付けたから…。
 俺の青春、そんなもんじゃねぇ‼
 司の様に、“熱く好きな女の奥で果てたい‼”と、思う様に成って来た。
 きっと、俺の身体は、優紀じゃ無きゃ、嫌、何だよ‼
 絡み合う『赤い糸』は、俺とお前を結ぶ『赤い糸』だったんだ‼
 俺は、イケナイ男だったよな?」


優紀は、俺の話しに、きょとんとしてやがる。


だから、更に、俺は、優紀に言い聞かせる様に言って遣った。


「だから…な。
 俺が言いてぇのは…。
 俺と優紀が、高校の時に…。
 優紀の『初めて』を貰っただろ。
 其の後に、気付けたんだ‼
 俺は、優紀が好き、何だって…。」


優紀は、目を白黒させる様に、目を見開いて、じーっと、俺を凝視して来た。


優紀は、“信じられない‼”とでも、思って居る様にも、俺には、感じられた。


だろうな‼


俺は、あの時…。
優紀の『初めて』を貰った後も…俺は、優紀に悪態を突いて居た。


『俺は、良い男だけど…。
 良い奴じゃねぇ。
 早く、良い男を見付けろよ‼』


だから、“優紀には、俺が、あの頃から、優紀の事が好きだったと言う事を、信じられねぇで居る事も、仕方ねぇ‼”と、俺には、思えていた。



<此の二次小説『イケナイ冬【イケナイ夏】…<総優>  続編 ⑪』の一部の文面に、
 『ORANGE RANGE』さんの ♪ イケナイ太陽 ♪ の一部の歌詞を文章化して、引
 用させて頂いて折ります。
 勝手に拝借させて頂いて折ります事をお詫び申し上げます。
 関係者各位 様、ご迷惑をお掛けして居る事をお詫び申し上げます。
 また、文面上、エロい言葉を綴っておりますが…。
 ご了承の程、宜しくお願い致します。>

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