tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

おとり捜査…<つかつく>  14.



つくしは、司と総二郎とあきらから、(F3の)繋がりを訊いて居た。


「西門さんと美作さんが、ご一緒に居る所は、納得出来るんです。
 ですが、如何して、西門さんと美作さんが、道明寺さんとご一緒に居るんですか?」


其処に、つくしの質問に答える様に、総二郎が、口火を切って来た。


「俺等 類を合わせて、F3は、もう一人、幼馴染で親友が居て、世間では、『F4』と呼
 ばれている事は、牧野に伝えて居たよな?
 其のもう一人が、こいつ…。
 司という訳だ‼」


つくしは、既に、以前に、類は、総二郎とあきらから、紹介されていた。


だから、つくしは、納得する様に、返答していた。


「そうだったんだ。」


だから、つくしは、偶然とは、恐ろしいモノだと思っていた。



また、司は、つくしと優紀と桜子との繋がりも、訊いて居た。


「じゃあ、反対に、牧野は、総二郎とあきらの女と、如何いう知り合い…何だ?」


司は、桜子とは、直接、話しをした事は無いにしても…。
桜子は、勿論、F4の英徳学園の後輩で在るという事は、司は、知って居た。


だから、英徳学園の出身でも無いつくしと優紀が、何故、桜子と繋がって居るのかという事に疑問で在った事は、言うまでも無い司だった。


だが、総二郎とあきらから…。
もしくは、つくしから、話しを聞いて居た司は、納得していたのだった。



で、全ての絡繰りが解けたという事で…。
司は、つくしの両親に向かって歩みを進めていた。


そして、了承を得る為に、司は、つくしの両親に話しして居た。


「俺は、つくしさんのご両親に了承も無く、勝手に、俺は、“『婚約者』だ。”と、看護師
 に、伝えてしまいましたが…。
 俺は、つくしさんの事が好きです。
 否、俺は、つくしさんを愛しています。
 まだ、つくしさんは、俺の事を何とも想って居ない事も承知しています。
 ですが、絶対、つくしさんが、俺の事を好きに成ってくれる様に、頑張ります。
 なので、其の時は、俺とつくしさんとの結婚を許して下さい。」


総二郎とあきら、そして、優紀と桜子は、司の身勝手な言い分に呆れていた。


当の本人のつくしは、つくし自身の気持ちを差し置いて、つくしの両親と、勝手に、話しを進めようとする司に驚愕して居た。


そして、司は、つくしの両親に、もう一つ、付け加えていた。


「つくしさんを、金輪際、警察には、戻しません。
 俺は、今回の事で、良~く分かりました。
 俺は、(今回の事で)つくしさんを失うのかと思ったら、生きた心地はしませんでし
 た。
 俺は、つくしさんを失いたく在りません。
 ですから、了承して下さい。
 宜しくお願いします。」


司は、つくしの両親に、頭を下げていた。


其の姿に、驚愕したのは、他でもなく、総二郎とあきら、そして、優紀と桜子だった。


司の其の姿に、総二郎とあきら、そして、優紀と桜子は、唖然と見ていた。



また、司の其の言葉を聞いたつくしママは、司の言葉に賛同して居た。


「そうしてもらえると、私も安心だわ。
 つくしが、『少年課』だった頃は、其れ程、(つくしへの)危機感を持って居なかった
 の。
 でも、つくしが、刑事に成ったって分かった時…。
 唯、負けん気が強くて、正義感の塊のつくしに、“もしもの事が遭ったら…。”と、いつ
 も、思って居たのよ。
 だから、つくしが、警察を辞めてくれるんだったら、ママは、何も言う事は無いわ。」


司も、つくしママに賛同する様に言って除けて来た。


「勿論です。
 つくしさんには、警察を辞めてもらって、俺の傍で、秘書として、働いてもらうつもり
 です。」


其処で、つくしパパが、訊いて来た。


「もしかして、貴方は、道明寺HDの御子息では、在りませんか?」


司は、戸惑ったが…。
正直に答えていた。


「はい、そうです。」


つくしパパは、“やっぱり…。”と、思っていた。


だが、つくしパパは、尚も、訊いて来た。


「こう言っては何ですが…。
 私共の様な娘と、どの様にして、お知り合いに成ったのでしょうか?」


司は、如何、返答し様か?
戸惑って居たが、正直に、オブラートに包む様に、つくしパパに答えていた。


「………。
 仕事の関係です。」
「そうですか?」


其処で、やっと、司と、つくしの両親との話しが途切れた。


其処で、やっと、つくしが、司とつくしの両親に向けて、話しを切り出した。


「あのさぁ~。
 本人が不在状態で、話す事なの?
 私の気持ちや、意見は訊いてはくれない訳…?」


司は、其処で、やっと、つくしに訊いて居なかった事に気が付いた。


だが、司は、もう、つくしを手放したくなかった。


だから、司は、“決定だ‼”と、言わんが如く、つくしに言って除けていた。


「お前の意見を訊けば、折角、決まった話しも、流れんだよ。
 だから、お前は、俺の話しを素直に受け入れて於け‼」
「はぁ~??
 其れって、如何いう意味よ⁉
 痛っ‼」


其処で、つくしは、病人で在った事に気が付いた。


つくしは、起き上がろうとして居たのだった。


お腹に力が入ってしまったつくしの腹筋は、悲鳴を上げていた。


「馬鹿か、お前は…?
 縫った箇所が裂けたら、如何すんだ⁉
 大人しく寝とけ‼」


そう言って、つくしの肩を抑えて、つくしを寝かし付ける司…だった。
其れは、まるで、彼氏が、彼女の怪我を心配して、寝かし付けて居る様に、誰の目にも見えていた。


総二郎とあきらは、司のそんな初めての姿に…。
“司が恋を知れば、こんなに甘い男だったんだ‼”という事を知ったのだった。


今の司は、間違い無く、『恋する男』、そのものだった。


つくしを見詰める司の其の目付きは、つくしを捉えて離さないとでも言って居る様子だった。


唯、其の事に気が付かないつくし…。
つくしは、元々、『鈍感 牧野』だったのだ。


其れは、他人(ひと)の気持ちだけでは無く、つくし自身の気持ちさえも…。


何故なら、桜子は、つくしが司を見る目付きに、いつものつくしに無いモノを感じて居た。


“多分、先輩(つくし)は、既に、道明寺さん(司)に気持ちが有る筈だ‼”と、思う桜子だった。


つくし自身が、其の事(つくし自身の気持ち)に、“早く気付いて欲しい‼”と、思う桜子だったのだ。

×

非ログインユーザーとして返信する