イケナイ冬【イケナイ夏】…<総優> 続編 番外編
<総二郎side>
俺は、優紀から、『OK』の言葉を貰った後、直ぐ…。
『F4LINE』に報告を入れていた。
『優紀から、『OK』を貰えた。』
其れだけで、十分、F3には、通じるんだよな。
だから、F3からは、祝い(?)のLINEが、入って来た。
『そうか‼
良かったな‼』
『総二郎君…。
やっとかよ‼』
『へぇ~。
良かったじゃん‼』
F3、思い思いの言葉を返してくれた。
だから、俺は、礼の言葉を入れて於いた。
『サンキュな‼』
で、あきらから言われていた約束(?)の言葉が入って来た。
← 俺は、“了承してなかった。と、思うんだが…。”と、言う言葉は、喉の奥に押し込ん
だが…。
何故なら、優紀から、『OK』の言葉が貰えるか如何か?
其の時は、俺でも、分からなかったからだ。
だが、優紀から貰える言葉は、“『OK』の言葉しかねぇ‼”と、俺は、思って居た事は、事実だったが…。
多少の不安を抱えて居た事も、また、事実だった。
で、あきらから入って来た『LINE』の言葉は…。
『じゃあ…よ。
明日は、『Xmas party』だな‼
メープルの司の部屋で良いよな?』
司は、即答していた。
『ああ、俺は、良いぜ‼』
類も、了承して来た。
『了解‼』
だから、俺も、了承していた。
『ああ。』
と言う事は、明日の俺と優紀は、あいつ等の餌食だな‼
“俺は、謹んで、餌食に成って遣るか?”と、密かに、思って居た。
で、俺は、当日の12月25日の朝に成って、優紀に伝えていた。
「優紀…。
今日の夜…。
F4&T4で、『Xmas party』するらしい。
まあ、俺と優紀が、今日は、餌食に成る事だけは、覚悟しとけよ‼」
優紀は、驚愕顔に成っていた。
で、俺に、訊いて来た。
「えっ??
と言う事は、皆さん、“知ってる‼”って、いう事ですよね?」
だから、俺は、即答して遣った。
「ああ。
F3には、伝えた。」
「………」
優紀は、目を見開いたまま…。
言葉も出て来ねぇみてぇだった。
俺は、思わず、優紀の顔の前を、俺の右手で、上下に振って遣った。
で、優紀は、やっと、我に返ったのか?
漸く、俺の顔を、凝視する様に、見て来た。
そして、俺に言って来た。
「如何して…?」
まあ、優紀の心の中の言葉は…。
“如何して、バラしたのか?”と、言いたかったのだろう。
だが、F4&T4の仲間内で、誤魔化しが効かねぇ事は、俺だけじゃなく、優紀も理解して居るからこそ、優紀は、其の後の言葉は、言えなかったのだろう。
そうじゃ無くても、F3の追求より、T3の追求の方が、俺は、“怖ぇ‼”と、思うが…な。
で、12月25日の夜は…。
メープルの司の部屋で、『Xmas party』と成った。
案の定、俺と優紀が、此の日の餌食と成った。
先ずは、俺が、12月24日に、優紀に、『サプライズ』で、プロポーズする事を、事前に知らされて居なかったT3が、吠え出した。
先ずは、滋が吠え出した。
まあ、滋が吠え出す事は、いつもの事だけど…よ。
「ちょっと、如何いう事よ‼
F3は、知ってたんでしょ‼
何故、T3が、事前に知らされて居ないのよ⁉」
で、桜子も、応戦して来た。
「ほんとですわ‼
如何して、F3だけ…ですの?
西門さんが、信じられませんわ‼」
だから、俺が、言って遣った。
「其れは…な。
事前に、T3が知れば、大騒ぎに成るだろ?」
此れには、T3は、怒り出した。
「ニッシー、其れって、如何いう意味よ?
失礼ね‼」
牧野と桜子は、同感とでも言いてぇのか?
頷いてやがる。
俺が、T3の餌食に成っている間…。
F3は、蚊帳の外の様に、一切、会話にも入って来なかった。
だからだろうか?
或る程度の時間が経ってから…。
あきらが、此処だとばかりに、T3を止めに入って来た。
「まあ、総二郎も、其の時は、失敗したくねぇって事だろ?
女共、許してやれ‼」
其れでも、T3は、怒ったままだった。
T3を敵に回すと、後が大変だという事を忘れていた俺だった。
兎に角、其の後のT3からの攻撃には、俺は、たじたじだった。
優紀の助け舟を俺に出させない様にする当たり、相当、T3は、怒って居る様子だった。
だが、俺は、今、幸せなので、そんな、逆襲にも、ビクともしねぇんだよ‼
まあ、此れからも、宜しく頼むぜ‼
F3&T3…。
fin