tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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あの時、もっと素直に成って居れば良かった…<つかつく>  前編




司は、4年のNY修行を終え、一年前に、日本に帰国して帰って来た。


つくしは、英徳大学4年の在学中に、司法試験に合格して、英徳大学を卒業後…。
其の年の4月に、道明寺HDに入社して、一年間、司法修習生として、法務部に在籍して、2年目からは、司専属の弁護士 兼 第2秘書に成る予定だった。


そんな頃に、司とつくしは、喧嘩をしていた。


今は、まだ、法務部に在籍中のつくしは、司のパートナーとして、『party』に出席する事を拒んでいた。


何故なら、つくしは、『party』が、大の苦手だったのだ。


だが、今回の『party』への出席に際して、つくしが、司のパートナーとして、『party』に出席する事は、道明寺HD 会長の保も、社長の楓も、了承していた。


だから、今回ばかりは、司も、つくしに対しては、強気だったのだ。


だから、司は、つくしの為に用意した『party dress』を、無理矢理、つくしに手渡したのだった。


司は、つくしに、一言、添えて…。


「ぜってぇ、俺が用意した此の『party dress』を着て来いよ‼」と…。
「………」


だが、其の時のつくしは、司の言葉に、素直に成れなかったのだ。


だからだったのだろう。
つくしからの返答の言葉を、司には、言わなかったのだ。


其の時の司には、つくしの顔付きから、一抹の不安が過った事は言うまでも無かったのだ。



そんな時に、つくしの前に、椿が現れたのだ。


何故なら、西田が、椿に連絡を入れたからだった。


「椿様…。
 如何やら、司様とつくし様が、喧嘩を為されたご様子で…。
 つくし様が、司様のパートナーとして、『party』に出席する事を、拒んでお出での様
 です。」


其の『party』には、椿も出席する事に成って居た。


なので、椿は、西田に返答して於いたのだった。


「もし、『party』当日に成っても、司とつくしちゃんが、喧嘩をしたままだったら、私
 が、司とつくしちゃんの仲裁を引き受けるわ。」


なので、西田は、心強い助っ人に、感謝し乍らも、椿に、了承の返答をするのだった。


「承知致しました。
 宜しくお願い致します。」と…。



そして、『party』当日の日と成った。


未だ、言い合いをして居る司とつくしに、タマも、呆れていた。


「いい加減…。
 仲直りしたら、如何ださね?」


だが、其の日の朝の司は、言い合いの状況の其のままで、西田と、社に向かって居たのだ。


そして、つくしは、タマに寄って、『party』に出席する為のエステを受ける等…。
準備の為に、会社への出勤を思い留まる様、促されて居たのだった。


其れは、司からの申し入れだったのだ。
だから、タマにとっては、司の意に従うしか無かったのだ。


そして、つくしは、素直に、タマの指示に従って居たのだった。


其処に…。
椿が、日本に帰国して帰って来たのだ。


そして、椿は、タマから、司とつくしの状況を聞いて居たのだった。


「坊っちゃんが、会社に出勤する間際まで、喧嘩はして居た様ださね。」


そんなタマから話しを聞いた椿は、司とつくしの仲裁を買って出るのだった。


「西田からも、頼まれて居るのよ‼
 だから、タマさん…。
 私が、司とつくしちゃんの仲裁を買って出るわね。」


其の話しを聞いたタマは、“椿様の行動が、仇に成らなければ良いが…。”と、一抹の不安を覚えるのだった。



だが、此の後の椿も、タマも、司とつくしの喧嘩の原因に関して、理由を知らされて居なかった事で、此の後に起こる事件に、苛まれるのだった。



そして、つくしは、エステ等の施術を受け、椿と対面して居たのだった。


そして、つくしは、椿から、『party dress』を、手渡されたのだった。


「つくしちゃん…。
 つくしちゃんに似合うと思って、『party dress』を用意して来たの。
 此れを来て頂戴ね。」


つくしは、一瞬、迷ったのだが…。
未だ、司とは、冷戦中と言う事も有り、つくしは、椿の指示に従う事にしたのだった。


『後の祭り』とは、此の事なのだろう。



其れに、椿は、知らなかったのだ。
つくしが、まさか、司から、『party dress』を用意してもらって居る等と…。


未だ、冷戦中の司とつくしだったので…。
“つくしちゃんは、司から、『party dress』を用意してもらって居ない。”と、思い込んで居た椿だったのだ。


結局は、椿の思い遣りが、仇と成った事は言うまでも無かったのだ。



そして、『party』に出席する為に、『party』会場に、到着した椿とつくし…。


司は、お待ち兼ねの人物…。
つくしの到着を、今か今かと待って居た。


其処に到着したばかりのつくしを、捉えた司は…?
怒りを露わにして居たのだった。


つくしの其の姿は、司が用意した『party dress』姿…じゃ無かったのだ。


司は、つくしに似合う様に、司自身で、デザインした此の日の為の『party dress』だったのだ。


実は、司は、『party』終了後に、つくしに『プロポーズ』するつもりだったのだ。


だから、此の時の司のタキシードは、新郎を思わせる様な白のタキシードだったのだ。


そして、つくしに用意した『party dress』は、新婦を思わせる様なマーメイドラインの白の『party dress』だったのだ。


だが、其の時につくしが着て居た椿の用意した『party dress』は、薄紫色の様な、pinkの様な大人色のピンクパープルの『party dress』だったのだ。


司は、つくしの其の姿に、逆上したまま、つくしの前に来たのだった。


「俺が用意した『party dress』は、如何したよ⁉」
「………」


だが、つくしは、司には、其の事は、一切、言わなかったのだ。


司とつくしの間には、溝が、更に、深まってしまって居たのだ。


司は、一言、つくしに告げて、其の場を後にするのだった。


「もう良いや。
 お前は、俺の気持ちを、一切、受け入れねぇんだな?」


誰の声も聞こえないそんな司は、どんなに、皆が、司を制ししさせ様とも、聞き耳を持たず、『party』会場を出て行ってしまったのだ。


そして、司は、其のまま、地下駐車場に下り、運転手に、リムジンを出す様に、告げるのだった。


「何処でも良いから、車を出してくれ‼」と…。


そして、運転手は、リムジンを走らせるのだった。

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