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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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此れからの私は…<総優>  14.




優紀が、社長室を後にした其の後の類の父親で在る 花沢物産 社長の花沢孝 と 総二郎の父親で在る 西門流 家元の西門修一郎 と 類 と 総二郎 は、話し合いを始めていた。



先ずは、類の父親で在る 花沢孝から、口火を切って居た。


「総二郎君が、此れ程までに、松岡さんに固持して居たとは…ね。」


其処で、類も、話しし始めていた。


「今更でしょ。
 総二郎は、松岡と別れないと、いけないと、決まった時…。
 俺等 F3&T3を呼び付けて、松岡が、“誰の者にも成らないで済む様に、囲ってく
 れ‼”って、頼んできた位だから…さ。
 其れが、俺と松岡のゴシップで、慌て出したんだから…。
 俺なら、“大丈夫‼”と、思われた事も侵害だけど…。
 俺に対して、総二郎は、胡坐掻き過ぎでしょ‼
 松岡を放って置けば…。
 何時かは、ゴシップに成ると、気が付かない総二郎に、俺は、幻滅だよ。
 俺なら、松岡と、ゴシップに成らないと、決め付けられて居たんだろうけど…さ。
 総二郎は、松岡を2年も放って置く、何て…ね。」


類の父親にしても、総二郎の父親にしても、驚愕していた。


だが、総二郎は、神妙に成って、類に、伝えていた。


「類には、申し訳ねぇって、思ってんだよ。
 けど…よ。
 あの時は、ああするしか無かったんだ‼
 如何しようも無かった。
 けど…。
 もう、限界だ‼
 今の俺は、もう、優紀を一人だけにする事は出来ねぇんだ。
 だから…よ。
 親父…。
 頼む‼
 俺に、優紀を取り戻させてくれ‼」


総二郎は、初めて、父親に頭を下げていた。


其の総二郎の姿に、総二郎の父親で在る 西門流 家元は、頷いて居た。


「ああ。
 今日、松岡さんと会って、松岡さんの人と成りを知った様な気がしたよ。
 総二郎の松岡さんへの想いも知ったし…な。」


だが、類の父親で在る 花沢物産 社長の花沢孝は、自身の幼馴染で親友で在る 西門修一郎 と 総二郎に、確認する様に、訊いて居た。


「だが、西門家のお嫁さんは…。
 確か、旧 華族の出身だったんじゃ無いのか?」


なので、総二郎は、間髪入れずに、不貞腐れ気味に、類の父親に言い返していた。


「『嫁』じゃ無いですよ。」


総二郎の其の態度と話し振りに、類は、クスクス笑って居た。


で、其処で、総二郎の父親で在る 西門流 家元は、話しし始めていた。


「確かに、難しい事は、分かって居る。
 彼方としても、嫁に出した以上、プライドは在るだろうから…な。
 だが、総二郎の将来…。
 否、西門流の将来を考えると、総二郎には、松岡さんが必要だと言う事も分かって居
 る。
 総二郎 と 西門家の(今の)嫁は、既に、破綻して居る。
 という寄り、初めから、破綻していた。
 今のままだと、西門流の繁栄は無い。
 だから、其処は、訴えるつもりだ。」


だが、類は、考えられる事を、訴えていた。


“流石、策士 類だ‼”と、言う処だろうか?


「ですが…。
 俺と松岡は、以前、ゴシップ誌に掲載されました。
 其れに、今でも、総二郎と其の嫁とは、婚姻関係に有ります。
 彼方としては、松岡に、総二郎を、“略奪された‼”と、訴えて来る可能性も有るんじゃ
 無いでしょうか?」


だが、総二郎の父親で在る 西門流 家元は、冷静だった。


「勿論、其れも、考えられる。
 だが、西門家の嫁は、総二郎に言ったそうだ。
 “西門流 次期家元夫人のブランドさえ、手に入ったら、他に何も要らない。”と…。
 其の事を、総二郎は、重鎮達の前で、告発したんだ‼
 西門家の嫁として言った言葉だとすれば…。
 其の言葉は、西門流に対して、侮辱に値する。
 許してはいけない事案だろう。
 其処を重鎮達と、話しして、西門家の嫁を追い出す事も出来るだろう‼」


総二郎は、其の父親の言葉に、ホッとしていた。


そして、総二郎の気持ちは、既に、優紀を取り戻せる事に、喜びを見出していた。


そんな総二郎の様子に気が付いた類は、呆気に取られていた。


だが、類は、そんな幼馴染で親友の総二郎の素直な態度に、クスクス笑って居た。
幼馴染で親友の類でさえ、過去に、こんな総二郎を観た事等無かったのだから…。
類の態度は、当然といえば、当然だったのだ。



一方の優紀は…。
秘書課に戻って居た。


そして、優紀は、総二郎に抱き締められた自身の身体を、自身で抱き締める様に、腕を交差してした。


そして、優紀は、久し振りの総二郎に抱き締められた事で…。
何故か?
目には、涙が溢れて来ていた。


現在までの優紀は、総二郎を忘れる事に必死だった。


だが、優紀は、気が付いてしまった。
未だ、優紀は、総二郎の事を好きで居る事を…。


また、総二郎に抱き締められた自身の身体が喜んで居る事も、優紀は気が付いてしまって居たのだった。


優紀は、自身の身体を自身で抱き締め乍ら…。
俯いたまま…。
顔を上げられずに居たのだった。


何故なら、声には出して居なかったが…。
優紀の目からは、涙が零れ出し、顔を上げられない状況に成って居たのだった。



其処に、社長室を後にしていた総二郎が、秘書室に現れていた。


如何も、類の計らいだったのだ。


其処は、花沢専務専属の秘書室だったのだ。


だから、今は、優紀しか、此の部屋には居なかったのだ。


類が、第1秘書に伝えて、誰も、出入り出来ない様にして置いたのだった。



そして、総二郎は、そんな優紀の背後から、抱き締めていた。


其の事に気が付いた優紀は、驚愕で、更に、動けなく成って居た。


だから、総二郎は、優紀に話しし始めていた。


「優紀…。
 2年も、優紀を一人にして、悪かった。
 俺は、離婚出来る事に成った。
 家元が、了承してくれた。
 だから、もう少しだけ、待ってて欲しい。
 俺は、ぜってぇ、優紀を迎えに来るから…。」
「………」


だが、其の事に関しては、優紀は、何も答えられなかった。
否、優紀は、答えられないのだろう。


何故なら、総二郎が離婚するまでは、総二郎は、如何いう理由が在っても、現在は、既婚者だからだ。



だが、総二郎は、優紀の顔だけを、無理矢理、自身の方へ振り向かせて、久し振りの優紀とのkissを堪能し様としていた。


だが、優紀は、其れを拒絶した。


だから、総二郎は、優紀に訊いて居た。


「優紀…?
 何故だ?」


だから、優紀は、総二郎に伝えていた。


「西門さんが、離婚するまでは、西門さんは、既婚者です。
 だから、西門さんが、離婚するまでは…。」


総二郎は、優紀の思いに観念した。


真面目な優紀が、そんな事は出来ない事に頷いたからだった。


だから、総二郎も、言えた言葉だったのかも知れない。


「分かった。
 必ず、迎えに来るから…。
 優紀…。
 でも、今は、お前を抱き締めてぇ‼」


そう言い乍ら、総二郎は、優紀を抱き締めていた。


優紀も、大人しく、抱き締められたままで居た。

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