tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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1月31日【Remember me】…<つかつく>  番外編




【Happy Birthday 司君‼】   



漸く、1月31日に成った。


司は、朝、起きた時から、気分は爽快だった。


何故なら、保の計らいで、1月30日・1月31日(=司の『Birthday』)・2月1日は、休日だったからだ。


其れは、司の第2秘書を務めるつくしも同じだった。



此の日…。
1月31日は、司とつくしの二人で、区役所に出向き、婚姻届を出す日だった。


其の為に、必要書類は、事前に、準備していた。


勿論、司の両親で在る 保と楓に、了承を得た後…。
直ぐに、つくしの両親で在る 晴夫と千恵子に挨拶をする為、司とつくしは、牧野家に出向いて居た。


勿論、つくしの両親で在る 晴夫と千恵子から、了承を得られた事は、言うまでも無い。


そして、司とつくしの婚姻届の証人欄には、司の父親の保 と つくしの父親の晴夫に、記入してもらった。


そして、司とつくしの二人で、区役所に、婚姻届を提出して、司とつくしは、晴れて、夫婦と成ったのだった。


司とつくしは、二人、見詰め合って、照れていた。



そして、其の後の司は、『F4&T4LINE』のグループLINEに、報告を入れていた。


『俺とつくしは、今日 1月31日の俺の『Birthday』に、入籍を済まして来た。』と…。



勿論、F3&T3からは、祝福のLINEが、入って来ていた。


『やっとかよ‼
 おめでとうさん!』
『ほんと、一時は、如何成るかと、冷や冷やしてましたわ。』
『牧野…。
 司で、後悔無い(笑)?』
『道明寺さん・つくし…。
 おめでとうございます!』
『ヤッホーイ‼
 おめでとさん🎊』
『やっと、司の猛獣使いから、解放された。
 後は、牧野に任せた…。
 牧野、司を宜しくな‼
 おめでとう!』


六者六様(?)の言葉を、司とつくしに伝えたF3&T3…だった。


F3&T3は、漸く、司とつくしに訪れた幸せを祝福していた。



だが、司は、類の言葉と、あきらの言葉と、桜子の言葉には、解せないモノが有った。


だが、其処は、『猛獣使い』のつくし…。
早速、『内助の功』を発揮して居たつくしだった事は、言うまでも無い。


「司…。
 額に、青筋3本浮いてるよ‼
 そんな怒らないの。
 F3&T3の皆で、祝福してくれて居るんだから…。」


つくしは、司の青筋を摩り乍ら、司を窘めていた。



本来は、司の『Birthday』でも在るので、入籍のお祝いも兼ねて、F3&T3で、道明寺邸に駆け付けたかった処だったのだが…。
あきらからのLINEの一言で、F2&T3は、道明寺邸への突撃を断念していた。


勿論、あきらが送ったLINEは、F3&T3(司とつくしは、含まれて居ない。)のグループLINEだった事は言うまでも無かった。


其れは、司がNYに居た頃…。
大学生だった頃のつくしは、英徳時代の記憶が無かった為に、F3&T3の連絡手段として、仕方無く、F3&T3は、F3&T3のグループLINEを作って居たのだった。


で、あきらは、F3&T3にLINEを送って居た。


『此の日位ぇは、司と牧野の二人っ切りにして遣ろうぜ‼』


だから、F2&T3は、了承していた。


『了解‼』(類&総二郎&滋)
『了解しました。』(優紀&桜子)



なので、司とつくしにとっては…。
高校生の頃のあの司の『Birthday party』以来と成る、2回目の司の『Birthday party』と、成った。


つくしは、司への『present』に、あの時と同じ司の顔型クッキーを用意していた。


つくしは、道明寺邸の料理長に頼んで、密かに、調理場で、作って居たのだった。


高校生の頃のつくしの実家には、オーブンが無かった為…。
魚焼き器で作ったクッキーだったので、魚臭さは仕方無かった。


しかし、今度は、道明寺邸で作ったクッキー…。
オーブンで焼いたので、香りは、『バニラエッセンス』の香りがして居た。



そして、つくしは、お祝いの言葉と共に、司に渡したのだった。


Happy Birthday 司っ‼


つくしから受け取った司は、つくしの『司』呼びに、照れながら、貰って居た。



本来、司は、甘いものは、苦手…。


だが、つくしが作った物なら…。
其れは、甘かろうが、辛かろうが…。
司の好物と成る。


しかし、あの頃と同様…。
司は、嬉しそうに、つくしの作った司の顔型クッキーを、食べずに置いて於こうとして居たのだった。


勿論、箱には、つくしから貰った日付を入れる念の入れよう‼


つくしには、司からの暗黙の了解で、“毎年、作れ‼”と、言われて居る様な気がして居た。


間違い無く、そうなのだろう‼



そして、1月31日に、司とつくしは、初夜を迎えたのだった。


しかし、本来の司とつくしは…。
つくしの記憶が戻った時には、既に、一線を越えて居たのだった。


所謂、其の時に、『鉄壁の壁』と『鉄パン』を卒業した司とつくしだった事は、言うまでも無い。


やはり、司とつくしのお互いは、記憶が有ろうが、無かろうが…。
お互いが、お互いで無いと、駄目なので在ろう。



そして、其の時に、つくしは、司から、一生、忘れられない言葉を言われていた。


「俺は、つくしの記憶が戻ってくれる事を、何時も、願って居た。
 俺の心の叫びは、つくしには、聞こえて無かっただろうけど…よ。
 俺は、何時も、思ってた。
 “一日でも早く、俺を思い出せ‼(=Remember me.)”って…。」
「心配掛けて、ごめんね。
 司…。」


だが、本当は、つくし心の中では、司に言いたかった言葉を呑み込んでいた。


“私も、あの時…。
 司に、何度も、思い出せ‼(=Remember me.)って、叫んだ事か?”と…。


でも、司自身、司の記憶の無かった頃の事は、如何も、自分自身の事なのに、記憶の外に追い遣って居る様子だった。


だから、つくしは、司に言わずに置いて於いた。


或る意味…。
つくしにとって、司からの言葉は、一生、忘れられない言葉と成ったのだった。



そんなつくしは、大人に成ったのだろう。


そう、つくしは、もう、立派な、司の『猛獣使い』に成って居たのだった。
否、復活して居たのだった。


此処に、司とつくしの幸せの扉は、開かれたのだった。



fin

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