成人式party【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP> 番外編③の番外編
<此の二次小説『成人式party【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP> 番外編③の番
外編』は、『成人式party【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP> 番外編③』の美
作母娘(おやこ)の母娘(おやこ)喧嘩勃発の様子を綴れたらと、思って居ます(一
部、『成人式party【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP> 番外編④』の場面に相
当する箇所も、重複して記載して居る箇所も、入って居る事に関しまして、了承願いま
す。)。
『兄妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>』 及び 『成人式party【あきら
&つくし兄妹】…<ALL CP> 番外編』と、合わせてご覧下さいました成らば、
幸いに存じ上げます。
宜しくお願い致します。>
美作母娘(おやこ)…。
所謂、あきらとつくしの母親で在る 夢子とつくしは、呉服屋から連れ立って、(美作)邸に帰宅して居た。
だが、つくしは、虫の居所でも悪いのか?
リビングに入る成り、つくしは、夢子に食って掛かって居た。
「ママ…。
成人式の振袖を用意してくれた事は、凄~く、嬉しいの。
でも、何故、私に内緒で、勝手に振袖を用意したのかしら?」
夢子は、飄々としていた。
“当然‼”とでも、言いそうな勢いだった。
「あら、気に入らなかったのかしら?
つくしへの『サプライズ』よ。」
つくしも、夢子には、負けないとでも言うかの様に、言って除けていた。
「気に入ったわよ。
でも、普通、娘の振袖なのよ。
当然、普通の母娘(おやこ)だったら、母娘(おやこ)一緒に、選びに行くわよね?
普通、娘の好み位、訊いてくれるのが、母親じゃないの?」
夢子も、つくしには、負けて居なかった。
「あら。
私(わたくし)は、つくしの母親なのよ。
娘の好み位…。
知ってるわよ。」
其の後も、あきらとつくしの母親で在る 夢子とつくしの母娘(おやこ)喧嘩は、続いて居た。
言いたい事を言い合いしてるに過ぎないのだが…。
つくしが何を言っても、あきらとつくしの母親で在る 夢子に言い返されてしまうので、つくしの怒りは、もう、頂点に達していた。
つくしの怒りは、何時迄経っても、収まらず、イライラが続いて居た。
だから、つくしは、イライラが収まらない状況のまま、夢子に言って除けていた。
「はぁ~??
いい加減にして‼」
其処まで言ってから、つくしは、徐に、携帯を取り出し、あきらに、連絡していた。
勿論、つくしは、美作兄妹の母親で在る 夢子に対して、怒りで、興奮状態に在った。
そして、つくしは、其の勢いのまま、あきらにTELして居たのだ。
「お兄ちゃま…。
今直ぐ、(美作)邸に帰って来て‼
ママったら、酷過ぎて、話しに成んないのよ‼
また、自分勝手な事を起こしたのよ‼」
あきらも、一応は、抵抗していた。
“はぁ~??
今は、無理だな‼
自分で、何とかしろよ‼”
けれど、つくしは、引かなかった。
「お兄ちゃま、取り敢えず、帰って来て‼」
だから、其の後のあきらと桜子は…。
桜子を三条邸に送った後、あきらは、美作邸に戻って居た。
そして、リビングに入って来たあきらは、太々しい態度で、ソファーに凭れ掛かる様に、座り始めていた。
あきらにとっては、桜子とのデートを邪魔されたのだ。
当然と言えば、当然な態度だったのだ。
そして、あきらは、つくしの方を向いて、母娘(おやこ)喧嘩勃発の理由を訊き出していた。
「で、何が有ったんだ?」
あきらは、驚く様子も無く、飄々と、つくしに訊いて居た。
だから、つくしも、此の現状を説明していた。
だから、あきらは、つくしが、何に、怒りを露わにしているのか?
更に、訊き出し始めていた。
「で、つくしは、何が気に入らねぇんだ?
其の振袖が、気に入らねぇのか?」
つくしは、首を横に振って居た。
「じゃあ、何なんだ?」
あきらは、つくしの態度から、つくしの虫の居所の悪い理由を訊き出そうとしていた。
だから、つくしは、つくしの思いを白状し始めていた。
「私は、此の事を、事前に聞かされていた訳じゃ無いし…。
私の意見も、好みも関係無し…っていうママの態度が気に入らないのよね。
しかも、“サイズは、何処で測ったのよ?”って、ママに訊けば…。
“春頃に測ったでしょ‼”って、言われたのよ。
サイズを測った事は、思い出したけど…。
其の時に、ママからは、理由は、訊いて居なかったのよね。
だから、ママに、“其れって、私を騙したって、事でしょ⁉”って、言ったら、喧嘩に成
っちゃって…。」
だから、あきらも、つくしに訊いて居た。
「じゃあ、其の振袖は、気に入らねぇんだな?」
つくしは、また、首を横に振って、あきらに話ししていた。
「気に入ったわよ。
道明寺の楓おば様が、ママと一緒に、デザインしてくれたから…。
ママ一人だったら、どんな『Lovely』な振袖に成って居るか?
分からなかったんだもの。」
其処まで、つくしからの話しを聞いたあきらは、思って居た。
“成程…な。”と…。
そして、桜子も、また、此の夢子とつくしの母娘(おやこ)喧嘩の理由を、後に、つくしから聞いた時に…。
あきら同様、“成程…ね。”と、納得する処だった事は、言うまでも無かったのだ。
そんなあきらは、つくしに、確信を突いて来た。
「所謂、つくしは、お袋が選んだと言う事が気に入らねぇんだな?」
つくしは、首を縦に振って居た。
「うん。」
あきらも、つくしの思いは、理解出来ない訳では無かった。
其の為に、つくしは、初等部以降、高校2年生で英徳学園に編入するまでの期間を英徳学園で過ごさずに、イギリスの寄宿舎の在る 女学院で過ごして居たのだから…。
そして、つくしは、其の女学院でスキップして、高校を卒業して居たのだから…。
だから、あきらは、あきらとつくしの母親で在る 夢子に訊いて居た。
「お袋は、お袋で、今まで、つくしに、何もして遣れ無かったから、つくしにして遣れる
事が嬉しいだろ‼」
夢子は、頷いた。
「ええ。」
なので、あきらは、夢子に、更に、諭していた。
「けど…な。
つくしには、幼少期の頃に、お袋に対する『トラウマ』が有んだよ‼
其処は、分かって遣らねぇと…な。」
「そうね。」
夢子も、素直に、反省して居る様子だったので、あきらは、つくしの方を向いて、諭していた。
「つくしも、お袋の思いを、素直に、受け入れて遣れよ‼
つくしが、道明寺家に嫁ぐまで、そう、何年もねぇだろ。
『親孝行』だと、思えよ‼」
「うん。」
つくしは、納得して無い様子だったが…。
取り敢えず、あきらの意見に応じていた。
夢子とつくしにとっては、美作家のあきらの長男としての株は、急上昇したのだった。
fin
<此の二次小説『成人式party【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP> 番外編③の番
外編』は、長めに成っております事をお詫び申し上げます。
二話に分けるには、一話毎に、かなり、短めに成る為…。
一話に纏めて、掲載させて頂きました。
了承願います。>