tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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あの時、もっと素直に成って居れば良かった…<つかつく>  後編




<此の二次小説『あの時、もっと素直に成って居れば良かった…<つかつく>  後編』
 は、一部の場面に、不快に感じられるやも知れない場面が出て参ります。
 省けないシーンの為…。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



そして、つくしは、椿と西田から、状況を訊かれて居たのだ。


そして、洗い浚い、説明したつくしの顔色は、蒼白のままだった。


其処に、“何事か?”と、云わんばかりに、F3&滋&桜子も、つくしの傍に、集まって居たのだ。


つくしは、此れ以上、言葉に出来ず、椿が、F3&滋&桜子に、説明して居たのだった。


其処に、西田の携帯に、司の乗ったリムジンの事故の報告が入って来たのだ。


西田から、其の報告を受けた椿とつくしとF3&滋&桜子が、道明寺総合病院に駆け付けたのだ。



相手のトラックが、報復を理由に、司が、乗って居たリムジンに向かって、正面衝突の事故を起こしたのだ。


今回は、道明寺HDの直接的な仕業では無かったのだ。


だが、過去に、司が、あの港で、暴漢に遭った時の犯人の息子だった様で…。


其の後…。
此の犯人の息子は、“何を遣っても、あの時の犯人の息子…。”と、言われるだけで、何もかも上手くいかない事を、『道明寺HD=道明寺司の責任』と、責任転嫁して居たのだ。


そして、今回の事故を起こしたという訳だったのだ。


だが、結局…。
犯人のみ成らず…。


司も、運転手も…。
『帰らぬ人』と、成ってしまったのだ。



つくしは、司を失った事で、初めて、気付く彼の大きさに、打ち拉がれるのだった。


其れからのつくしは、独り言を、常に、言って居る状況だった。


「折角、司が、用意してくれた『party dress』を着れなくて、ごめんなさい。」


「ずーっと、一緒に居るって、約束したよね。」


「何で、一人で行ってしまったの?」


司を失った事で、其の時のつくし自身の行動を後悔するのだった。



つくしは、其の後…。
F3から、聞かされた司の本当の想いを知る事に成るのだった。


「司は、あの『party』の時に、牧野にプロポーズするつもりだったらしい。」と…。



つくしは、思い出して居たのだ。
司とつくしが、喧嘩を始める事に成った本当の理由を…。


実は、其の時のつくしは、司が、用意してくれた『party dress』を観て、呆気に取られていたのだ。


「此の『party dress』を着て、『party』に出席したら、“まるで、結婚式じゃない
 か?”と、馬鹿にされるのがオチでしょ⁉
 其れに、お義父様にも、お義母様にも、了承を得れて居ないでしょ?
 此の『party dress』を着て、出席しないから…ね。」


そうなので在る。


此の時のつくしには、司がプロポーズをするつもりで居てくれて居る等と、一切、気が付いて居なかったのだ。


だからこそ、後で、聞かされた事で、“まさか?”と、いう想いしか浮かばないつくしだったのだ。


だからこそ、司に素直に成れなかった事を、後悔するつくしだったのだ。


つくしは、司の事を嫌いに成った訳じゃ無かった。
つくしとしては、筋を通したかっただけなのだ。


今でも、司を『好き』と言う気持ちは、変わって居ない。


唯、つくしの後悔は、司を悲しませたまま、一人で、逝かせてしまった事だった。



つくしは、悟ってしまった。
司が、あの日、泣きそうな顔付きで、つくしを観て居た事を…。


「もし、あの日…。
 司の心に、涙を流して居たのなら…。
 其れ位…。
 司の中では、ショックだったよね。」


つくしは、一人、司の想いを受け取れなかった自分自身を、自分自身で、罵って居た。


「最低な女…。」と…。


つくしは、司に、もう、逢えないと思えば、思う程…。
司に、逢いたい気持ちが、溢れて来て、夜も寝付けない程、意気消沈して居たのだ。


つくしは、毎夜毎夜、一人、ゴチていた。


「逢いたい気持ちは、どんなに伝えても、伝えきれない。
 今も、司を愛してる…。」と…。



つくしは、司に、其の気持ちを伝える事が出来ず、どんどん、司の事で、頭の中は、一杯に成って居た。
仕事も手に付かなく成る程に…。


「何故、あの時…。
 素直に、司の想いに気付けなかったのだろう。」


司に、もう、届かない想いを、一人、後悔と共に、想う事しか出来ないつくしだったのだ。



つくしは、司の優しさに、甘えて居た事に気が付いたのだ。


つくしは、世間体を気にするが余り…。
司にも、つくしと同じ思いで居て欲しかったのだ。


だから、世間体を気にせずに行動しようとする司に、言い過ぎてしまう事も有ったのだ。


其れを優しく笑って、つくしを許してくれて居た司…。
つくしには、言いたい事を言わせていた司だったのだ。


司は、大人の男に成長して居たのだった。
其れが、つくし限定だとしても…。


男性の大人の男としての女性への優しさって、一緒に居る時には、中々、気付く事が出来ないモノ…。
つくしも、そうだったのだろう。


司が、悲しそうな思いに成って居る事を、つくし自身…。


「気付く事が出来たのなら…。」


「そっと、司に、私の手を差し伸べる事が出来たのなら…。」


司との温もりも、今まで通りの二人だった筈…。



そして、あの日以来…。
つくしは、動く事が出来ずに居た。


F3&T3&椿&タマは、つくしに言って居た。


「此れは、牧野(つくし;つくしちゃん;先輩)の責任ではない。
 事故だったんだ(んですよ)。」と…。


其れは、司の両親で在る 道明寺HD 会長の保も、社長の楓も、同じ思いだったのだ。


だが、つくしは、司を怒らせて居なかったのなら…。


“司は、あの時…。
『party』会場を意気消沈のまま、出て行く事は無かった筈だ。”と、つくしは、思って居たのだ。



つくしは、一人、また、ゴチるのだった。


あの時、もっと素直に成って居れば良かった。』



「『後悔先に立たず』だよね。」



“あの喧嘩をする前に戻れるのなら…。
 此れ以上、何も要らない。”と、つくしは、叫びたかったのだ。


「あの日に戻りたい。
 其れだけで良い。
 そして、今も、変わらず、司を愛して居る。」と…。



fin



<此の二次小説『あの時、もっと素直に成って居れば良かった…<つかつく>』は、倖田
 來未さんの ♪ Moon Crying ♪ を、基に、綴らせて頂いております。
 一部の文面に、倖田來未さんの ♪ Moon Crying ♪ の歌詞を勝手に、拝借致してお
 ります事をお詫び申し上げます。
 関係者各位 様、勝手致しております事をお詫び申し上げます。
 また、倖田來未さんの ♪ Moon Crying ♪ の歌詞の意味を綴っていらっしゃるサイ
 トを拝見して、勝手に、参考にさせて頂いております。
 また、勝手に、文面も拝借させて頂いております。
 勝手に、拝借致しております事をお詫び申し上げます。
 関係者各位 様、勝手致しております事をお詫び申し上げます。
                     お詫び掲載日…2020.3.3 1:43>

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