tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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ワーカホリック~仕事中毒~…<つかつく>  10.




NYに到着した司は、其のまま、道明寺HD 本社に向かうのだった。


そして、司は、道明寺HD 本社に到着して直ぐ…。
道明寺HD 社長で在る 楓から、呼び出されたのだ。


という訳で、楓の執務室に居た司だったのだ。


其処で、司は、楓から、つくしの事を訊かれて居たのだった。


「司…。
 其の後…。
 つくしさんとは、上手く行ってらっしゃるのかしら?」


司は、仕事の話しかと思いきや、プライベートの話しだったので、態々、横柄な座り方に座り直しして、楓に向かうのだった。


「否、まだ、付き合うという話しには成ってねぇ。
 けど…。
 俺の中では、もう既に、あいつしか居ねぇ‼
 だから、あいつには、俺が、日本に帰国したら、あいつの俺への想いを訊く事に成って
 んだ。
 其の時に、決断が下ると思う。
 其れでも、俺は、諦めねぇから…な。
 まあ、時間の問題だと思うぞ‼」


そんな楽観的な司の言葉に、楓は、呆れていた。


だが、司の顔色・顔の艶…。
そして、何よりも、健康そうな司の顔付きを観た時…。
楓は、安心して居たのだ。


此の事が、今の楓にとって、一番、知りたかった事なのだ。


楓は、つくしに感謝して居たのだった。


“つくしさんのお陰ね。
 こんな楽しそうな司を観たのは、私(わたくし)にとっては、初めての事だわ。
 司にも、目を輝かせて、人と、喋れる事が出来る様に成ったのね。
 つくしさんに感謝しなくては…ね。”と…。


そして、其の後の司は、NY出張の間…。
日本時間を気にし乍らも、司は、つくしにTELを掛けるのだった。


「牧野…。
 今、大丈夫か?」


つくしは、眠たい目を擦り乍らも、司に対応するのだった。


“大丈夫だけど…。
 こっちの時間を、少しでも、気にしてくれた事…有る?
 無かったよね?”


一応、司は、司で、日本時間を気にして、TELを掛けて居るつもりだったのだ。


だから、“余り遅い時間に成らない様に…。”と、思い…。
日本時間の0:00頃を目安に、TELを掛けて居たのだった。


だが、つくしは、つくしで、司が、毎日、つくしの部屋に現れない事で、早目に、就寝するつもりだったのだ。


だが、つくしのそんな僅かな願いも、脆くも崩れるのだった。


だから、悪態の一つも言いたく成るつくしだったのだ。


だが、司は、気弱に成って居たのだ。


つくしから、そう言われれば…。
謝るしか無いし…。
また、つくしにとってのTELを掛けても良い目安時間を訊きたく成る司だったのだ。


「悪ぃ‼
 けど…よ。
 何時なら、TELして良いんだよ?」


司は、縋る様な声で、つくしに訊くのだった。


だから、つくしは、“其れでも、TELを掛けて来ないという選択肢は無いんだ‼”と、いう思いしかなかったのだ。


だから、つくしは、司に悪態を突く様に、伝えるのだった。


唯、司が、縋る様な声で言って来るので、強くは言えないつくしだったのだ。


“別に、何時でも良いかも…だけど。
 出来たら、夜は、11:00までには、連絡、欲しいかな?”


そんなつくしの返答に、嬉しさを爆発させたまま、つくしに了承の意を伝える司だったのだ。


「分かった。
 其の時間までには、TELする。
 だから、何時も、俺からのTELは、取ってくれよ‼」


なので、つくしは、仕方なく、司に、了承するのだった。


“分かった。”と…。



実は、司は、リムジンの中で、つくしにTELして居たのだ。


だから、司は、時間を考えて、つくしにTELする事ばかり、考えて居たのだった。


そんな司の姿に、呆れる西田だったのだ。
否、悪態の一言、二言、言いたく成る西田だったのだ。


そして、其の日からの司は、つくしにTELする度に、癒されていたのだった。



そして、司は、NY出張を終えて、日本に帰国する日と成ったのだ。



日本に帰国した司は、其の足で、つくしに会う為…。
マンションに向かって居たのだった。



だが、つくしは、司を受け入れられるまで、まだ、気持ちは高ぶって居ないと判断して居たのだ。


そんな事とは思って居ない司は、つくし自身は、もう既に、司自身を受け入れて居ると、勝手に、認識して居たのだった。


所謂、司とつくしの温度差を解消するには、つくし自身が、司への気持ちに、一日でも早く、気が付く必要性が有ったのだ。


または、司が、押しの一手で、つくしに向かうしかなかったのだ。


否、司が、つくしに、(つくし)自身の気持ちを、気が付かせるしかなかったのだ。
其の方が、近道なのかも知れない。


だが、其処は、頑ななつくしの事…。
司の言い分を、素直に、聞くとは、とても、思えなかったのだ。


だから、司は、つくしに、縋る様に、話しし始めるのだった。


「牧野…。
 そろそろ、お前の気持ちを聞かせてくれ‼」


だから、つくしも、司への気持ちを、素直に、伝えるのだった。


「私にとって、恋というモノは…。
 今までの私には、其れ程、重要じゃ無かったの。
 恋をする事で、何もかも、其の人一色に成る生活をして居る人を、何人も観て来たわ。
 そして、其の恋が、終わった後の落胆から、何も、手に付かない人も、沢山居たわ。
 だから、私も、そう成りたくないの。
 今の仕事に、誇りを感じて居るし…。
 辞めたくないの。
 だから、貴方一色に成りたくないの。」


司は、ショックだった。
何故なら、(司)自身を拒否られたと認識したからだった。


だが、つくしを諦め切れない司にとって…。
つくしを、(司)自身に繋ぎ留めて置く必要性が有ったのだ。


だから、言えた言葉だったのかも知れない。


「分かった。
 其れなら、俺との恋は、終わらなきゃ良いんだよな?
 俺は、ぜってぇ、お前との恋を終わらせねぇ‼
 だから、俺を信じて、俺の傍に居てくれ‼」


司は、真剣に、訴える様に、つくしに、言葉を伝えて居たのだった。


其の時の司は、此の世が終わるんじゃ無いかと言う程の落胆振りに、辛そうな顔付きをして居たのだった。


だから、つくしは、そんな司が、可哀想に成って居たのだ。
だから、言ってしまったのかも知れない。


「じゃあ、『お試し期間』と言うのは如何?
 私が、貴方と上手く遣って行けるのか?
 試してから、決める。
 そして、大丈夫だと思えば…。
 お付き合いを続ける。
 其れで、如何?」


司は、つくしの其の言葉に、了承の意を告げるのだった。


「ああ。
 分かった。
 其れで、良い‼」と…。


其の時の司の顔は、満面の笑みだったのだ。


つくしは、そんな司の気持ちの振れ幅に、驚愕するという寄り、呆れて居たのだった。


だが、つくしは、『お試し期間』を設けた事に、後には、後悔する事に成るのだった。

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