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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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あれから【再び】…<総優>  続編②




<総二郎side>


俺は、家元夫人の有り得ねぇ程の笑みに、狼狽えたと同時に…。
違和感を感じて居たのだ。


なので、俺は、家元夫人に、訊き返して居たのだった。


「何が、言いてぇんだよ?」


なので、家元夫人は、俺に向かって、嫌味な程の笑みを浮かべて、言って除けて来たのだった。


「其のお嬢さんのお名前は、『松岡優紀』さん…でしょ(微笑)?」


俺は、思わず、失神しそうに成って居たのだ。


俺にして視れば…。
家元夫人が、優紀の事をして居ると言う事は、有り得ねぇ訳で…。
何故、家元夫人が、優紀の事を知って居るのか?
不思議で仕方なかったのだ。


だから、俺は、家元夫人に言えた言葉だったのだろう。


「何で、家元夫人が、優紀の事を知ってんだよ?」


家元夫人は、クスッと、笑い乍ら、俺に言って来やがった。


「あら、私(わたくし)が、優紀さんを存じ上げて居る事は、そんな不思議な事かし
 ら…?」
「………」


俺は、心の中で、叫んでいた。


“有り得ねぇ‼”と…。


だから、俺が、言葉に出来ずに居ると…。
家元夫人は、優紀と知り合いな訳を教えてくれた。


「実は…ね。
 優紀さんとお知り合いに慣れたのは、牧野さんのご紹介なのよ。」


俺は、思いっ切り、叫んでしまった。


「はぁ~??
 そんな話し、俺は、聞いてねぇぞ⁉」と…。


だからだったのだろう。
家元夫人は、更に、俺に伝えて来た。


「其れは…ね。
 牧野さんとのお約束だったのよ。
 総二郎には、伝えないというお約束を…ね。」


俺は、牧野から、恨まれる様な事をした覚えはねぇ‼


なのに…。
“何故、俺は、牧野から、そんな仕打ちを受けてんだ⁉”と、叫びたかったのだ。


だが、俺は、家元夫人から、其の理由を教えられた。


「貴方は、高校生の頃に、優紀さんを虐めて居たそうね?
 其れに、あんなに心の綺麗な優紀さんを振ったそうじゃないの?
 だから、牧野さんからは、“二度と、『西門総二郎』という人には、優紀を会わせたく
 無いんです。”と、言われて居たの。
 だから、口が裂けても、約束を無にする事は、私(わたくし)には、出来なかったの。
 だって…。
 私(わたくし)は、牧野さんと優紀さんとの女子会が楽しみ何ですから…。」
「………」


俺は、“何も言えねぇ。” 状態だった事は言うまでもねぇ。


其の時の俺は…。
“此の理由を、優紀から聞かせてもらおう。”と、思う俺だった事は言うまでもねぇ‼


なので、俺は、急いで、俺の愛車に飛び乗って、慌てて、メープルに戻って居た。
本来なら、リムジンで、メープルに向かうつもりで居たのだが…。



で、俺が、部屋の前に着いた時に、女SPから、“異常は有りません。”との報告を受けて居た。


だから、俺は、思って居た。


“って事は、優紀は、此の部屋の中に居るんだな。”と…。


なのに…。
優紀は、ベッドの上にも居ねぇ…。
しかも、どの部屋にも居ねぇ…。


俺は、“有り得ねぇ‼”と、思って居た処…。
バスルームから、シャワーの流れる音が聞こえて来た。


だから、“バスルームか?”と、思った俺は…。
優紀に、訊かねぇといけねぇ事が、山程有る事に気が付き、俺も、バスルームに入る事にしたのだ。


そして、俺が、バスルームに入ると…。
優紀は、驚愕顔を、顔に張り付かせていた。


だから、俺は、優紀に、声を掛けて遣った。


「優紀…。
 ただいま…。」


だからだったのだろうか?
優紀は、俺の言葉に釣られる様に…。
言葉を発して来た。


「お帰りなさい。」


で、俺は、優紀に、本題の言葉を投げ掛けていた。


「優紀…。
 俺は、優紀に、訊かねぇといけねぇ事が山程有るんだが…。
 バスに浸かり乍ら、其の話しを訊こうか?」


優紀は、更に、驚愕し始めて居た。


だから、優紀の声は、上擦って居た。


「へっ??
 何の事ですか?」


だから、俺は、間髪入れずに、優紀に訊き出していた。


「優紀は、何時(いつ)頃から、家元夫人と、知り合った?」


優紀は、何故、俺が、知って居るのか?
不思議そうにして居たのだ。


だから、俺に訊き返して来たのだろう。


「如何して、其の事を…。」


だから、俺は、更に、言って除けて遣った。


「今日の仕事は、西門邸で…だったんだ。
 で、家元夫人に呼び出されて、家元夫人から聞いたんだ。」


優紀は、納得した様に、俺に話しし始めて居た。


「そう言う事だったんですね。
 実は…。
 私が、高校生の頃に、クラブで、茶道部だった事はご存知ですよね?」
「ああ。」


優紀は、俺の冷静な声に、促される様に、一息付いてから、また、話しし始めていた。


「実は、私が、大学に通う様に成って、半年が経った頃…。
 “此のまま、茶道を、完全に、辞めてしまうのは、何か寂しいな。”と、思って居たの
 で、何気に、つくしとそんな話しに成って…。
 で、つくしが、其の事を覚えてくれて居たらしくて、家元夫人に、相談してくれたんで
 す。
 “何方か、先生をご紹介してもらえないでしょうか?。”と…。
 そしたら、家元夫人から、“私(わたくし)が、教授しても宜しくてよ。”と、つくし
 に、仰って下さったらしくて…。
 其れ以来…。
 家元夫人のお時間が空いて居る日に、お稽古を付けて下さる様に成ったんです。
 つくしも一緒に…。」


俺は、優紀のそんな話しを聞いて、訊かなくてはいけねぇ事に気が付き、更に、優紀に訊き出して居たのだった。


「其れは、何時(いつ)頃の話しだ?」


優紀は、申し訳無さそうに、俺に言って来た。


「私が、大学2年に進級する少し前の頃からだと思います。」
「って事は、6年程前の事か?」


優紀は、頭で、計算しているのか?
考えてから、俺に言って来た。


「そんな感じだと思います。」


実は、俺の頭の中では、俺自身、“ふざけんな‼”と、家元夫人に切れそうに成って居た。



<此の二次小説『あれから【再び】…<総優>  続編②』は、少し、短めに成っており
 ます事をお詫び申し上げます。>

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