tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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ワーカホリック~仕事中毒~…<つかつく>  8.




其の日の司とつくしは、他愛の無い話しをするだけで…。
司は、自身の部屋に戻る事にしたのだった。


何故なら、司は、つくしの心を手に入れた訳じゃ無かった。


寧ろ、つくしは、未だ、司の出方を警戒したままだったのだ。


つくしは、司を部屋に招き入れてからも、警戒態勢のままで居たのだ。


そんなつくしを観て居た司は、無理矢理、つくしを手に入れても、何の価値も無い事を悟って居たのだった。


つくしは、司をソファに座らせた後も、コーヒーを出しただけで…。
司とは向かい側のソファに、つくしは、座ったのだった。


そして、司とつくしの話しは、淡々と、進み…。
シーンと、静まり返る状況も有ったのだ。


だから、司は、つくしの部屋を後にする事にしたのだった。



だが、司は、玄関まで見送りに出て来たつくしに対して、悪態を突いたのだった。


「なぁ~。
 今日の処は、帰るが…。
 今度、俺が来る時は、覚悟しとけよ‼
 ぜってぇ、俺は、お前を俺に振り向かせて魅せるから…な‼」


司は、そんな捨て台詞を言って除けたまま、つくしの部屋を後にしたのだった。


だが、つくしは、何故、其処まで、司が、つくし自身に、執着して来るのか?
理解出来ずに居たのだった。



また、其の後の司は…。
“『品行方正』に成ったのか?”と、F3が疑う程…。
F3の目からすれば、司は、変わったのだった。


司にして視れば…。
つくしに嫌われたくないから、必至に、真面目に、仕事に取り組んでいるだけの事だったのだ。



だが、そんな司の姿勢が、F3にとっては、不思議だったのだ。


其れに、其の頃の司は、変な噂も出なく成って居たのだ。


勿論、変な噂という寄り…。
司の有り得ないゴシップ記事に関しては、事前に、楓が止めに入って居たのだった。


だからだったのだろうか?
“疑わしくは、『司』成り…。”と、云わんばかりに…。
F3は、司の執務室に、集結するのだった。


其処で、あきらは、F3代表で、司に、訊き出そうとして居たのだった。


「“司の働き振りが変わった。”って、世間で、噂に成ってんぞ‼
 司の周りに、何が、有ったよ⁉」


総二郎も、あきらに加担するかの様に、話しし始めて居た。


「俺等 F3は…。
 “司は、何時(いつ)…か?
 『ワーカホリック(=仕事中毒)』に成るんじゃねぇか?”って、危惧して
 居たんだぞ‼」


其処に、類は、確信を突く言葉を、司に、投げ掛けて居たのだった。


「今の司だったら、もう、そんな事は無いんじゃ無いの?
 ねぇ~、司?
 もしかして、司は、好きな娘(こ)でも、出来たんじゃ無いの?」


司は、類の其の言葉に、飲み込もうとしていたコーヒーを噴き出したのだ。


目の前に座って居たのは、あきらだったのだ。


あきらには、直接、掛からなかったものの…。
あきらは、そんな司に向かって、叫ぶのだった。


「司…。
 汚ねぇだろ‼」と…。


司は、慌て乍ら、あきらに謝って居たのだった。


「あっ、悪ぃ‼」


何時もの司なら、こんな時でも、悪態の一言、二言…飛んで来る筈なのだ。


其の司が、あきらに、謝って来たのだ。


F3は、顔を見合わせて、言って除けて居たのだった。


「「「レアな司を観た(よ)‼」」」と…。



其処で、類は、司に、さり気無く、言葉を紡いで居たのだった。


「やっぱり、司に、好きな娘(こ)が、出来たみたいだね。
 司の顔が、柔らかく成ってるよ‼」と…。
「………」


司は、司で、類にバレて居る事に、何も言い出せなかったのだ。


否、言えなかったのだ。
何故なら、類の推理は、当たって居るのだから…。


なので、司が、好きに成ったという女性が、如何いう女性なのか?
F4のお祭り男で在る 総二郎とあきらは、司に、訊き出そうとして居たのだった。


先ずは、あきらが、口火を切って来たのだった。


「司…マジか?
 其の女…。
 どんな女だよ?
 否、何処のお嬢だよ?」
「………」


そして、返答の無い司に対して、総二郎も、言って除けて居たのだった。


「司君…。
 言って視?」
「………」


だが、其れでも、司は、一切、口を割らなかったのだ。


何故なら、つくしをF3に会わす気等、毛頭無い司だったのだ。


だから、じーっと、凝視して来るF3に対して、其れでも、司は、白を切る事にして居たのだった。


「そんな女は、居ねぇよ‼」


だが、類は、勝ち誇ったかの様に、クスクスと、笑みを浮かべ乍ら、司に、言って除けるのだった。


「総二郎も、あきらも…。
 無理矢理、司に、訊き出そうとしても、無理じゃ無いの?
 如何も、司は、白を切るつもりらしいから…。
 だけど…。
 俺の目には、誤魔化せないけど…ね。
 だから、今日の処は…。
 司から、訊き出す事は、諦めた方が良いんじゃ無い?」


類から、そんな風に言われた総二郎とあきらは、司から訊き出す事を、其の日は、諦める事にしたのだった。



だが、F3は、司の外堀から埋める事にして居たのだった。


なので、F3は、司に、SPを就ける様に手配したのだった。


勿論、西田に了承を得たF3だったのだ。


F3は、西田という援軍を得たのだった。


其れは、楓の指示だった事は言うまでも無いのだ。


司が、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保 と、同じ様な仕事の仕方に成らない様にする為に…。
楓にとっては、F3で在ったとしても、つくしで在ったとしても、司の支えに成ってもらえるなら、相手の意図を汲む事にして居たのだった。


だが、其の事に気が付かない司は、つくしとのプライベートを優先しようとするのだった。


其の結果、司の行動は、F3に、バレバレだったのだ。


と言う事は、司の想い人在る つくしの事も、F3にバレて居ると言う訳だったのだ。


其の事にも、司は、気が付いて居ない程…。
司は、既に、つくしにご執心だったのだ。




<此の二次小説『ワーカホリック~仕事中毒~…<つかつく>  8.』は、少し、短め
 に成っております。
 お詫び申し上げます。>

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