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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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あれから【再び】…<総優>  続編⑳




実は、総二郎の中で、気にして居た事が有ったのだ。


其れは、F4&T4の集まりの時に、桜子が言って居た話しの内容の事だったのだ。



<其の時のつくしと桜子の会話より…。>


【桜子も、言い始めて居た。


 「そうですわね。
  先輩は、私の虐めにも耐えた方ですから…。
  先輩は、どんな虐めにも、立ち向かわれただけじゃ無く、跳ね除けられる精神力の持
  ち主ですから…。
  誰でも、出来る事では在りませんわ。
  優紀さんがお辛く成る前に、会社は、お辞めに成った方が身の為ですわ。
  F4とお付き合いする女性に向けられる嫉妬は、普通の精神力の持ち主の女性では、
  とても耐えられませんわ。」


 其処に、牧野は、言い切って来た。


 「って事は、私の知らない所で…。
  桜子も其れ成りに、何か、有ったって事だよね?」
 「ええ。
  其れ成りに…ですけど。
  大学時代に、経験致しましたわ。」


 桜子の話し振りに、あきらは、驚愕していた。


 「桜子…?」


 唯、桜子は、あきらに、ニコッと、笑って居るだけだったが…。
 あきらは、後で、桜子に追及するだろうから、俺等 F3&T3の出る幕じゃねぇよ
 な。】



だから、総二郎は、あきらを呼び出して、飲む事にしたのだった。


「あきら、今日…。
 会わねぇか?」
“ああ。”


あきらからも、了承の言葉が聞けたのだった。



で、総二郎は、あきらに訊き出して居たのだった。


「なぁ~、あきら…。
 あのF4&T4の集まりの時に、桜子が言って居た話しの件…。
 あきらは、桜子に確認したのかよ?」


あきらは、きょっとんとして居たのだった。


何故なら、あきらは、本気で、総二郎からの問いには、分からない様子だったのだ。


だから、あきらにして視れば…。
言えた言葉だったのだろう。


「何の事だ⁉」


だから、総二郎は、あの日に桜子が、つくしと話ししていた内容の件を、話しして居たのだった。


其の時の話しを思い出したあきらは…。
其の後に、桜子から、訊き出していた話しの内容を、総二郎に伝えるのだった。


「ああ、其の事か?
 まあ、一応、俺は、桜子から、訊き出した。
 最初は、桜子も、“もう、終わった事ですから…。”と、言って居たが…。
 俺が、無理矢理、訊き出したんだよな。
 其れに寄ると…。
 前にも言ってたと思うけど…よ。
 俺と桜子が、付き合う様に成ったのは、俺が、英徳(大学)を卒業してからだったんだ。
 だが、桜子は、高校の頃から、牧野の次に、F4に近い存在として、英徳(学園)の女
 共の間で、疎まれて居たらしい。
 牧野は、司が、NYへ修行に向かう際に…。
 『4年後、迎えに行きます。』の報道が有った事で、牧野が、高校3年の頃から、司の
 婚約者という位置付けに成ってただろ。
 だから、其の頃から、牧野には、誰も、手出しする様な奴等が現れなかったんだ。
 其れなのに…。
 桜子は、牧野を通して、俺等 F3の傍に居るし…よ。
 F4ラウンジにも、牧野以外で、桜子だけが、唯一、出入りする事が出来ただろ。
 だから、英徳(学園)の女共にとっては、桜子が、嫉妬の対象に成るのは、当たり前だ
 ったらしい。
 で、牧野が、大学4年に成って直ぐに、司が、日本に帰国して帰って来た事で…。
 司の母ちゃんに認められた牧野は、バイトを辞めて、(道明寺)邸で、レッスン や 
 英才教育を受けたり…。
 其の内、司に寄って、(道明寺)邸に、連れ込まれた牧野は、(道明寺)邸で暮らし始
 めたり…。
 司の母ちゃんが、日本での仕事の時に、牧野は、司の母ちゃんに同行したり…して居た
 だろ。
 だから、桜子は、英徳(学園)の中で、浮いた存在に成ってしまったらしい。
 英徳(学園)の中で、桜子が、一人で居る事も、常に…って、感じだったらしい。
 また、F3も英徳(大学)を卒業して、F4自体、英徳(学園)に居ねぇし…よ‼
 牧野も、殆ど、英徳(学園)の中に居ねぇ事で、大きな顔をし始めた奴等が、桜子の前
 に現れた。
 其れが、あの牧野の同級生の女共だ‼」


総二郎は、あきらの話しを聞いて、何と無く、理解して居たのだった。


だから、総二郎にも言えた言葉だったのだろう。


「そう言えば…。
 俺等 F4みてぇに、何か、名乗ってたよな?
 あぁ~、思い出した‼
 『リリーズ』とか、言って無かったか?」


あきらも、納得していた。


「桜子も、そんな事、言ってたわ。
 で、そいつ等は、牧野に、何も言えねぇらしくてよ。
 牧野の姿が見えねぇと…。
 何時も、桜子を脅して来てたらしい。
 “牧野さんが、貴女のお傍に居ないのに…。
  貴女だけ…、如何して、F4ラウンジに、今でも、入る事が出来るのよ‼
  可笑しいでしょ?”と…。
 だから、牧野が、英徳(大学)に現れた時に、其の女共に、言ってくれたらしい。
 “桜子は、私以外で、唯一、F4ラウンジの入室を許可されてるのよ‼
  あんた達には、入室許可が出て無いんだから…。
  入らないでよね。
  其れと、此の事に、文句が有るんなら、F4に言ってくれる?”と…。
 だが、其れからも、高校の頃と相も変わらず、桜子は、陰口を叩かれて居たらしい。」


だが、総二郎は…思って居たのだった。


“あきらが、英徳(大学)を卒業してから、桜子と付き合ったって事は…?
 桜子が、大学3年の頃から、あきらと付き合って居た事に成るよな。
 って事は…。
 あきらが、其の事を知らねぇのも、気に成るが…。
 如何して、桜子は、あきらに言って無かったんだ?”と…。


だから、其の事をあきらに訊いて居た総二郎だったのだ。


「なぁ~、あきら…。
 あきらは、如何して、そんな桜子の状況を知らなかったんだ?
 其の頃には、あきらは、既に、桜子と付き合って居たんだろ?」


だが、あきらは、其の事に関して、言い難そうにしていた。


「ああ。
 其の頃は、まだ、桜子との付き合いは、其処まで、盛り上がって無かったのかも知れね
 ぇな。
 其の当時の俺と桜子は、お互い、まだ、遠慮し合って居た頃だったと思う。
 だから、桜子も、俺に、言えなかったんだろ。」


だが、総二郎には、もう一つ、疑問な所が有ったのだ。


だから、あきらに訊き出して居たのかも知れない。


「けど…。
 桜子は、あの時…言って居たよな?
 『F4とお付き合いする女性に向けられる嫉妬は、普通の精神力の持ち主の女性では、
  とても耐えられませんわ。』って…。
 って事は…。
 英徳(学園)の女共は、あきらと桜子との付き合いを、知ってたって事だろ?」


だからだったのだろうか?
あきらは、苦笑いだった。


「牧野が、英徳(大学)を卒業する頃に成って…。
 牧野と桜子が、話しして居る所を、例の牧野の同級生の女共に聞かれたらしい。
 けど…。
 其処は、牧野…。
 例の牧野の同級生の女共が、言い降らさねぇ様に、圧を掛けて居たらしい。
 其れでも、例の牧野の同級生の女共は、桜子には、相当、辛く当たって居たらしいな。
 まあ、其れは、桜子が、英徳(大学)を卒業しても、『party』に出席する時は、かな
 り、嫌がらせを受け居たらしい。
 ここ最近は、無く成って来たらしいが…。」


と言う事で…。
総二郎は、あきらに、悪態を突く事だけは、忘れて居なかったのだ。


「って事は…よ。
 あきらと桜子が、付き合ってる事を知らされて居なかったのは、俺だけって事か?」


だが、あきらは、更に、言い難そうにして居たのだった。


「否…。
 総二郎だけじゃ無く、お前等 F3だけ知らなかったって事だ‼」と…。
「………」


だから、其の時の総二郎は、あきらには、何も、言い返せなかったのだ。




<此の二次小説『あれから【再び】…<総優>  続編⑳』に出て来るつくしと桜子の会
 話の所は…。
 『あれから【再び】…<総優>  続編⑥』の中に出て居ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>


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