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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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あれから【再び】…<総優>  続編㉒




総二郎は、そんな可愛い優紀に、翻弄されっぱなしだった。


また、優紀も、そんな総二郎に、翻弄されっぱなしだった。



総二郎が、嘗て、相手していた女性とは…。
頭の中は、空っぽ…。


所謂、其の日、其の日を生きて居る様な…。
容姿が自慢のそんな女性ばかりを、総二郎は、相手にして居たのだ。


自分自身の見た目を重視して、容姿を磨く事に余念が無く…。
自分自身に相応しいのは、見た目と経済力の在る 男性だと、考え、そんな男性ばかりを求める様な、そんな女性達を相手にしていた総二郎だったのだ。



だから、素直さが売りで、可愛らしい優紀の様な女性を、総二郎は、過去に、求めて来なかったのだ。


其れは、幼馴染で、総二郎にとっては、初恋で在る 『更』とて同じ事だったのだ。


そういう『更』や『優紀』の様な女性に対して、総二郎は、不慣れだったのだ。


だが、総二郎にとって、『更』と『優紀』とでは、見方が違って居たのだ。


何故なら、総二郎にとっての『更』は、初恋でも、『妹』を観る様な癒しの立場だったのだ。


だが、優紀は、唯の恋人では無い。


総二郎が、本気で恋をして、生涯掛けて愛して行くと決めた女性なのだ。


だからこそ、総二郎にとっては、『二度目の恋』でも、そんな優紀は、『本気の恋』だったのだ。


だから、総二郎にとっては、『優紀』と云う女性が新鮮だったのだ。


だから、総二郎は、そんな優紀に飽きる事は無いのだ。


だから、総二郎は、優紀を弄ってしまうのだ。


態と、総二郎は、優紀が困ってしまう様な事を言ってしまうのだ。


「優紀…。
 如何した…。
 何を考えてんだ?
 今から俺が、優紀にしようとして居る事を考えてるのか?」
「………」


優紀は、言葉も出せず…。
顔を真っ赤にしたまま、俯いて居たのだ。


だから、総二郎は、尚も、優紀を揶揄って居たのだった。


「優紀…。
 顔が真っ赤だぞ‼
 kissでもして遣ろうか?」
「………」


もう、優紀は、其の場に居る事が、居た堪れずに居たのだった。
だから、優紀は、総二郎に返答も出来ずに居たのだった。



だが、優紀は、思うのだった。


“総二郎さんは、本当に、酔っ払って居るのだろうか?”と…。



其の時の優紀は、総二郎の考えて居る事が分からず、困ってしまって居たのだ。


だから、優紀の困った顔付きは、眉が下がり眉に成って居たのだ。


所謂、優紀の眉は、『八時二十分眉』の状況と成って居たのだ。


優紀は、総二郎のそんな思惑を知らないので、如何する事も出来ず、唯、困ってしまって居たのだ。



総二郎は、唯、そんな初心な恋人の優紀を揶揄って魅せるのだった。
妖艶なまでに、艶っぽい総二郎の言葉と共に…。


そんな総二郎を、スルー出来る程…。
優紀は、まだまだ、恋愛に慣れて居なかったのだ。


だからこそ、そんな初心(しょしん)な優紀を、愛おしく思う総二郎だったのだ。


此れからの優紀は、思うのだった。


“再会から婚約した現在まで…。
 まだ、そんなに時間は経って居ない。
 其れに、今日は、総二郎さんの初めてを見過ぎて…。
 思考が追い付いて来ない。
 此れからの私は、こんな総二郎さんに翻弄されて行くのかも…。”と…。



また、総二郎も、思うのだった。


“高校のガキの頃の俺は、優紀の何を観て居たのだろうか?
 素直な優紀に…。
 こんなに、初心な優紀に…。
 今の俺は、飽きる事はねぇな‼
 此れからの俺は、そんな優紀に、翻弄されて行くのかも…な。”と…。



そして、此の日の総二郎と優紀は、長い夜を過ごしたのだった。



そして、優紀は、尚も、思うのだった。


“今日の総二郎さんは…。
 本当は、酔っ払って居なかったんじゃあ(無いだろうか)?”と…。
 


そして、其の後…。
1年経って…。
総二郎と優紀は、結婚したのだった。


総二郎と優紀は、優紀の誕生日に、結婚したのだ。



そして、総二郎と優紀が結婚式を執り行った其の同じ年の司の誕生日の1月31日に、司とつくしは、結婚したのだ。


また、あきらと桜子の結婚は、翌年のあきらの誕生日に執り行ったのだ。



F4&T4のそれぞれのCPは、お年頃と成り…。
皆が、それぞれ、適齢期を迎えて居たのだ。


「総二郎は、一生、結婚出来ないのでは無いだろうか?」と、総二郎の将来を危惧して居た総二郎の母親で在る 家元夫人は…。


“総二郎と優紀さんが、再会した事は、運命だったのだろう。”と、認識して居たのだった。



総二郎も思って居たのだった。


“俺と優紀の再会は、運命だった。
 そして、俺と優紀の運命は、『あれから』…始まったのだろう。
 優紀が、まだ、誰の女(もの)にも成って居なくて、本当に、良かった。
 俺は、もう、優紀を俺から、引き剥がす事は出来ねぇよな‼
 『再び』…。
 俺と優紀の運命は、動いたんだな‼”と…。



そして、総二郎と優紀の運命は…。
生涯、続いて行くのだった。


此の先、産まれて来る子供達と共に…。



fin




<此の二次小説『あれから【再び】…<総優>  続編㉒』は、短めに成っております事
 をお詫び申し上げます。>

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