tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  54.



<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  54.』は、一部の言葉に、不快に成る
 やも知れない言葉が入って居ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



司は、落ち着きを取り戻した美桜に声を掛けたのだった。


此の時の司は、唯、美桜だけを、じーっと、見詰めて居たのだ。


「美桜…。
 大丈夫か?」



だが、此の時点に於いての美桜にとって、司から、『美桜』と、呼び捨てにされる事に関しては、違和感しか無かったのだ。


だが、此の時の美桜にとって、司から、『美桜』と、呼び捨てにされる事自体…。
何故、違和感を感じて居るのか?
其の事に関しても、美桜の頭の中では、複雑な気持ちを抱いて居たのだ。


否…。
美桜の頭の中では、既に、混乱していたのかも知れない。



そんな時に、司から、声を掛けられたのだ。


なので、美桜は、司に、返答したのだった。
其の美桜の返答も、咄嗟だった事は言うまでも無いのだが…。


「はい。」と…。



また、此の時の司は、美桜をサポートするかの様に…。
美桜が過呼吸を引き起こして居た時点から、ずーっと、美桜の背中を、唯、摩って遣って居たのだった。


なので、美桜から返答を貰った時の司の顔は、にこやかだったのだ。
勿論、背中を摩り乍らだった事は言うまでも無いのだが…。



其処に、自ら、進の腕の中から下りた潤は…。
司の前まで、近寄って居たのだった。


そして、潤は、司に訊き始めるのだった。


「おじさんは、にぃにのおともだち(友達)…?」と…。


実は、潤の此の問いには、美桜も、司に訊きたかった言葉だったのだ。


だから、潤だけでは無く…。
美桜も、司の言葉を、唯、じーっと、待って居たのだった。


其処に、司は、チラッと、進を観てから、潤に返答するのだった。


「否…。
 俺は、『おじさん』でも無ければ…。
 進の友達でもねぇ。
 俺は、潤のパパだ‼」と…。


此の時の潤は、目を大きく見開いて、驚愕顔を、潤の顔に張り付かせて居たのだった。


また、司の此の言葉の意味を理解した美桜も、驚愕顔を張り付かせて居たのだった。



だが、其の後の潤は、次第に、笑顔に成り始め…。
司に、再度、訊くのだった。


「パパなの?
 ほんとう(本当)に、ぼく(僕)のパパなの?」と…。


なので、司も、潤の顔を、ジーっと、観乍ら…。
返答するのだった。


「ああ。」と…。


実は、此の時の潤にとって、司がパパだと言う事を知って、嬉しかったのだ。


美桜が、過呼吸を引き起こした所を初めて観た潤にとって…。
母親で在る 美桜の事を心配し乍らも、実は、そんな美桜の事が、怖くも有ったのだ。


だから、此の時の潤は、進の身体に自身の身体を預けて、美桜を観る事が出来なかったのだ。


だが、そんな美桜を救い出した司は、其の時の潤にとっては、『ヒーロー』其のモノなのだ。


TVドラマでも、『戦隊』もの や 『ライダー』系に、興味を持ち始めた今の潤にとって、潤の母親で在る 美桜を救い出した司が、『ヒーロー』と、感じても、可笑しくない話しだったのだ。


だから、潤は、潤の背丈に合わせて、しゃがんで居た司の首に、潤自身の腕を回して、潤自身の身を、司に預けて持たれて居たのだ。
しかも、潤は、叫び乍ら…。


「パパ~。」と…。


なので、司は、そんな潤を、思いっ切り…。
抱き締めて遣ったのだ。
勿論、司も、そんな潤に、返答の言葉を告げ乍ら…。


「潤~。」と…。


だが、此の時の美桜は、複雑だったのだ。
だから、美桜は、進の顔を観たのだった。


そんな美桜が、何を云わんとして居るのか?
理解出来る進は、そんな美桜に、頷くのだった。


だからだったのだろう。
美桜は、そんな進の仕草で、司が、潤に告げた言葉は、“肯定なのだろう。”と、理解したのだった。


そして、司は、潤を抱き締め乍ら、更に、潤に、伝えるのだった。


「潤…。
 今まで、パパが、潤の傍に居なくて、ごめんな‼
 今までのパパは、NYに居たんだ。
 パパは、ママの事を忘れる病気に掛かって居て、潤が生まれて居た事を知らなかったん
 だ。
 本当に、ごめんな。」


だが、潤は、司に言って除けるのだった。


「いい(良い)よ。
 パパは、ごびょうき(病気)だったんでしょ‼
 でも、もう、なおった(治った)の?」


なので、司は、潤を抱き締め乍らも、美桜の顔を、ジーっと、見詰め乍ら、潤に、伝えるのだった。


「ああ。
 今のパパは、ママの事の全てを、思い出した。
 だから、パパは、ママと潤に会いに来た。」


そんな風に、司から聞いた潤は、安心したかの様に…。
司の腕の中で、うとうとと、眠り始めたのだ。


「いい(良い)よ…。」と、言い乍ら…。


なので、司は、潤の身体の重みを感じて、潤の身体を起こして、潤が眠って居る事を確認したのだ。


そして、進に、声を掛けた司だったのだ。


「進…。
 潤が、眠っちまった様だ。
 潤のベッドルームは、何処だ?」


なので、進は、司から、潤を預かり…。
実は、進が、潤をベッドルームに連れて行くつもりだったのだ。


なので、進は、司に言えた言葉だったのだ。


「じゃあ、俺が、潤を連れて行きます。」


此の時の進は、司と美桜を、二人っ切りして、話し合いをさせ様と思って居たのだ。


だが、司は、潤を抱えたまま、立ち上がり…。
進に言って除けるのだった。


「否…。
 俺が、潤を、此のまま、ベッドルームに連れて行く。
 進が案内してくれるか?」


なので、進は、司に了承の意を告げるのだった。


「分かりました。」と…。


なので、司は、美桜に、伝えるのだった。


「美桜…。
 後で、話しがしてぇ‼
 潤を寝かせて来るから…。
 ソファに座って待ってろ‼」と…。


なので、美桜は、そんな司に、頷いたのだった。



そして、司と進は、美桜と潤のベッドルームに入って行くのだった。


そして、ベッドに、潤を寝かせた司は…。
進に、詫びを入れるのだった。


「進…。
 了承も無く、勝手に、潤に告白しちまって…。
 申し訳ねぇ‼」と…。


だが、進は、苦笑いの顔付きのまま…。
司に告げるのだった。


「道明寺さんにして視れば…。
 潤が、俺に、抱き着いて来た時点で、潤に告白するつもりだったんですよね?」


司は、進にバレ居た事に、苦笑いだったのだ。


「すまん…。
 “俺が、潤の父親なのに…。”と、思えば、思う程…。
 悔しく成ってなぁ…。」


なので、進も、更に、言って除けるのだった。


「道明寺さんが、俺をチラッと、観て居た時点で、何と無く、分かって居ました。
 俺は、良いとしても…。
 父さんにバレた時は、俺は、助けられないかも知れません。
 まあ、明日の朝には、潤に寄って…。
 父さん と 母さんには、バレて居ると思いますけど…。」


なので、司は、苦笑いの顔付きのまま…。
更に、進に伝えるのだった。


「俺が、潤に公言した時点で…。
 そう成るだろう事は、理解している。
 だから、仕方ねぇだろうな。
 古菱社長からは、怒られるしかねぇだろう…な。」


だが、進は、言って除けるのだった。


「まあ、父さんは、“公言するな‼”と、言った訳じゃ無いから…。
 “致し方ない。”と、思うかも知れませんけど…。
 母さんが、如何思うかですね。
 其れよりも、姉さんのケアをお願い出来ますか?
 今の姉さんには、勿論、『姉ちゃん』の記憶は無いんです。
 今の姉さんにとっては、今日、突然、姉さんの目の前に、行き成り現れた道明寺さん
 が、『潤の父親』だと、告白されたんです。
 動揺していない筈等無いんです。
 きっと、姉さんの頭の中では、混乱して居ると思います。
 道明寺さんから、姉さんには、ちゃんと、説明して下さいね。
 宜しくお願いします。」


なので、此の時の司は、申し訳無さそうにするも、自身の行いに関しては、間違って居ないと、認識して居たのだ。
だから、進に、詫び乍らも、了承の意を告げるのだった。


「ああ。
 分かってる。
 進…。
 本当に、申し訳ねぇ‼」と…。


そして、司と進は、美桜の待つリビングルームに、場所を移したのだった。

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