tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

貴方を忘れる為…<総優>  8.



総二郎から呼び出されたあきらは、何の事だか分からずも、総二郎には了承したので…。
取り敢えず…。
あきらは、フレンチレストランの個室に向かうのだった。



そして、フレンチレストランの個室に到着したあきらは、其の場の雰囲気に、驚愕するのだった。


何とも言えない様な…。
緊張感が、其処には有ったのだった。


だからだったのかも知れない。
あきらは、何気に、総二郎に、確認するのだった。


先ずは、優紀に声を掛けるあきらだったのだ。


「やぁ~。
 優紀ちゃん…。
 久し振りだな。
 さっきは、ジェットで、話しも出来なかったから…な。
 元気そうで、良かったよ。」と…。


そして、あきらは、総二郎の方を向いて、続けて、確認するのだった。


「なぁ~、総二郎…。
 俺が、此の場に居ても、良いのか?
 総二郎と優紀ちゃんの二人で、楽しんで居たんじゃねぇのか?」と…。


なので、総二郎は、優紀の方を向いた状態のまま…。
苦笑いするかの様に、あきらに、言って除けるのだった。


「あぁ~??
 だから…よ。
 あきらを、此処(フレンチレストランの個室)に、呼んだんだろ‼
 俺は、如何も、俺の優紀への気持ちに対して、優紀から、信じて貰えてねぇみてぇだ
 わ‼」と…。


だからだったのだろう。
あきらは、其の場で、大笑いを始めたのだった。


そんなあきらの様子に、総二郎は、不貞腐れ始め…。
優紀は、怪訝な顔付きに成るのだった。


そして、優紀は、思うのだった。


“美作さんは、如何して、こんなに、笑って居るんだろう?”と…。


だが、総二郎には、あきらが、大笑いして居る理由を感じ取って居たのだった。
だからこそ、総二郎は、不貞腐れて居たという訳だったのだ。



其処で、やっと、あきらの大笑いも、落ち着いた処で…。
あきらは、総二郎に対して、話しし始めるのだった。


「そりゃあ…。
 仕方ねぇわな。
 今迄の総二郎は、優紀ちゃんから、信じて貰える様な行動をしてねぇもんな。
 つい最近まで…。
 『女たらし』続行中だったろ。
 其れで、優紀ちゃんに、“信用してくれ‼”と、言った処で…。
 誰も、信用する訳ねぇだろ?
 まぁ~。
 気長に行けや‼
 なぁ~、総二郎君。」と…。


あきらは、総二郎の肩を叩き乍ら、話しするのだった。


だが、総二郎の顔付きは、そんなあきらに対して、一向に、治まる気配が無く…。
あきらは、更に、優紀に、話しし始めるのだった。


「其れに…な。
 優紀ちゃん…。
 総二郎の優紀ちゃんへの想いは、事実だよ。
 ここ最近の総二郎は、飲みに誘っても、来る気配がねぇし…よ。
 何も、ヤル気が無さそうだったんだよな。
 でも、久し振りに、総二郎から、俺に、連絡が在ったと思えば…。
 恋の相談だったんだよ。
 こんな総二郎は、此の俺でも、過去にも、見掛けた事がねぇんだ。
 だから…な。
 優紀ちゃん…。
 総二郎の気持ちを受け取る事が出来ねぇのなら…。
 せめて、信じるだけは、信じて遣ってくれよ。
 其れに、俺は、直接、総二郎から、聞いた訳じゃねぇけど…な。
 多分、総二郎の初恋は、如何も、優紀ちゃんらしいから…よ。」と…。


だが、総二郎の初恋の相手が、誰なのか?
知って居る優紀は、怪訝な顔付きのまま…。
あきらに伝えるのだった。


「美作さん…。
 其れは、違います。
 西門さんの初恋のお相手は、私の高校の茶道部の1歳年上の先輩です。」と…。


本当の処…。
総二郎は、優紀の話しを止め様として居たのだった。
だが、間に合わなかったのだ。


だが、怪訝な顔付きに成ったあきらは、其処で、総二郎に、そんなあきらの気持ちのまま…。
あきらは、総二郎に、言って除けるのだった。


「総二郎君…よ。
 俺に隠し事が多くねぇか?
 其の総二郎の初恋とは、何時の話しだよ。
 其れに、優紀ちゃんとの事もそうだろ?
 過去に、何が有ったとかじゃ無くて…よ。
 司や類には、言えねぇとは思うけど…な。
 せめて、俺には、言っとけよ‼」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、仕方なく、あきらに言って除けるのだった。


「あぁ~。
 ガキの頃の話だよ。
 其の子の母親が、うち(西門流)の内弟子で…。
 近所に住んで居たんだよ。
 所謂、俺と其の子は、幼馴染だよ。」と…。


其処で、優紀は、あきらの話しを聞いて居て…。
“聞捨て成らない言葉が有る。”と、思うのだった。


だからだったのかも知れない。
優紀は、あきらに、訊き始めるのだった。


「あの~。
 美作さん…。
 お尋ねして、宜しかったでしょうか?」と…。


其処で、あきらは、考え込むのだった。


“俺…。
 何か?
 変な事…言ったのか?”と…。


だが、優紀の問いに、返答するのだった。
あきら自身…。
自身の動揺を隠すかの様に…。


「ああ。」と…。


なので、優紀は、あきらに訊き始めるのだった。


「今…。
 西門さんに、仰って居た中で…。
 “優紀ちゃんとの事もそうだろ?”と、仰って居ましたが…。
 『私との事』とは、如何言った事なのでしょうか?」と…。


そう優紀から聞かれたあきらは、総二郎の方を向き乍ら…。
思って居たのだった。


“すまん…。
 総二郎…。
 しくじったらしい。”と…。


そして、あきらは、そう思い乍らも、言い辛そうに、優紀に話しし始めるのだった。


「否…な。
 俺も、ジェットの中で、総二郎から聞いたばかり何だけど…な。
 其の~。
 優紀ちゃんの『初めての男』は、高等部の頃の総二郎だったらしいな。」と…。


そんな言葉をあきらから聞いた優紀は、言葉無く、総二郎を、睨み付けるのだった。


だが…。
あきらは、言い訳するかの様に、優紀に提案するのだった。


「優紀ちゃん…。
 まぁ~。
 此処で、提案…何だけど…な。
 総二郎と優紀ちゃんが、既に、そう言う仲だと言うのなら…。
 お試し期間を設けたら、如何かと思ってんだけど…な。
 優紀ちゃん…。
 受け入れて遣って貰えねぇか?」と…。


なので、優紀は、あきらからの提案の言葉に、連呼するのだった。


「『お試し期間』ですか?」と…。


なので、あきらは、優紀に、説明し始めるのだった。


「ああ。
 お試し期間…。
 俺等が、まだ、高等部に通って居る頃に…な。
 司と牧野が、まだ、付き合い始める前の段階で…。
 牧野が、“司から如何するのか?”と、責められている時に…。
 牧野としては、咄嗟だったのかも知れねぇんだけど…な。
 “お試し期間を設け様…。”と、言い始めたんだわ。
 まぁ~。
 案の定…。
 司と牧野の場合は、其の期間も、長くは持たなかったみてぇだけど…な。
 だから…な。
 優紀ちゃんも、先ずは、総二郎と、お試し期間から初めて視ねぇか?」と…。


だが、此の時の優紀は、思って居たのだった。


“其れで、お互い、満足の行くものじゃ無かったら…。
 如何するのだろうか?
 だったら、最初から、始めなければ良いのに…。”と…。


なので、優紀の顔付きは、不安顔に成って居たのだった。


其の優紀の様子に、総二郎は、更に、不貞腐れるのだった。

×

非ログインユーザーとして返信する