tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  141.



楓は、自身の娘と息子で在る 椿・司姉弟の警戒すべき雰囲気に、思うのだった。


“此の場の椿と司の雰囲気を打破し無ければ…。”と…。


何故なら…。
此の椿と司の道明寺姉弟の警戒すべき雰囲気に、古菱夫妻は、全く、気が付いて居なかったのだ。


勿論、自身の夫で在る 保でさえも、気が付いて居ない様子なので、当然と云えば当然だったのだろう。


唯一、気が付いて居たのは、椿と司の道明寺姉弟の母親で在る 楓だけだったのだ。


流石は、二人を良く知る母親の成せる態と言うべきなのだろう。



だからだったのかも知れない。
楓は、機転を利かして、話題を替え様としたのだった。


そして、楓が、美桜と進姉弟の母親で在る 古菱夫人に、声を掛けるのだった。


「古菱夫人…。
 先程…。
 勝手致しまして…。
 潤の様子を観たくて、其方(司の自室)のベッドルームに入りました時…。
 ベッドで、眠って居る潤の寝顔を見ましたの。
 本当に、潤は、司の幼少の頃の寝顔と、そっくりで…。
 当時を思い出してしまいましたわ。
 まだ、司が、私(わたくし)に懐いて居りました当時の事を…。
 まだ、可愛かった幼少の頃の司を…。」と…。


楓の突拍子も無い此の会話は、当の本人で在る 司にとって、居心地の良い物では無かったのだ。
何か、寒気がするというのか?


だが、自身と、息子で在る 潤とが、「そっくりだ。」と、言われて、司としても、嫌な気はし無かったのだ。


云わば…。
司にとっては、少し、照れも入って居たのだった。


司にとっては、「潤の父親は、司だ‼」と、言われた様で、実は、嬉しかったのだ。



其処で、古菱夫人が、楓に向かって、話しし始めたのだった。


「楓さんは、まだ、宜しくて…よ。
 私(わたくし)は、身体が弱かったと言う事も有って…。
 美桜を産む事は出来たけれど…。
 育てる事が出来なかった。
 美桜を、他人(ひと)に預け無ければ成らなかったの。
 母親として、こんな悲しい事は無いわ。
 だからこそ…。
 私(わたくし)は、感謝して居るのよ。
 潤が、産まれた時から、一緒に居られた事を…。」と…。


其処で、美桜は、複雑な思いに成るのだった。


だからだったのかも知れない。
美桜は、今にも、泣きそうな顔付きで、自身の母親で在る 古菱夫人に、声を掛けるのだった。


「ママ…?」


なので、古菱夫人は、願望というのか?
要望というのか?
“此の際だから…。”と、司と美桜に、伝えるのだった。


「美桜…。
 そんな悲しそうな顔をしないで、聞いて欲しいの。
 後悔してるとか…。
 悲しんで居るとか…。
 そう言う意味じゃ無いのよ。
 寧ろ、逆なのよ。
 だって…。
 また、美桜が、私(わたくし)の所に、戻って来てくれたんですもの。
 其れに、潤という『天使』も一緒に、連れて来てくれた。
 でも…ね。
 ママは、女の子が良いの。
 男の子は、潤が居るから…。
 もう、十分よ。
 其れに、潤は、道明寺財閥の御曹司でしょ。
 だから…。
 此れからは、潤には、ママが、関与し難いわ。
 其れに、進が、将来、結婚と成れば…。
 如何しても、古菱家にとっては、『跡継ぎ』と言う事に成るでしょ?
 そうしたら…。
 また、『男の子』って、事に成るじゃない?
 だから…。
 次は、美桜にそっくりな女の子が良いわ。
 美桜の小さかった頃が、どんな女の子だったのか?
 孫で、知る事が出来る何て…。
 素敵じゃ無い。
 其れに、ママは、若い頃より、今の方が元気よ。
 だから…。
 ママには、遠慮なく…。
 一日でも早く、美桜にそっくりな女の子を授かって頂戴‼」と…。


此れには、楓以外の古菱家・道明寺家の面々は、驚愕で、開いた口が塞がらない状態と成って居たのだった。


だが、司は、其の後直ぐ…。
下を向いて、ニヤ付いて居たのだった。
司の隣に座っていた美桜には、観られて居ない様子だったのだが…。


そして、楓も、“此の際だから…。”と、話しし始めたのだった。


「実は、私(わたくし)も、後悔して居る事が御座いますの。
 司が、記憶を失くして居たとは言え…。
 潤が、授かって居た事も知らず…。
 潤が、産まれた当時の事は、一切、私(わたくし)は、存じ上げて居りませんわ。
 ですから…。
 私(わたくし)は、潤にそっくりな男の子の孫が、宜しいの。
 宜しくて…。
 司…。」と…。


そんな話しを、両家の母親で在る 古菱夫人と楓とで話しして居た時に…。
古菱夫人の夫で在る 古菱社長が、楓の夫で在る 保に向けて、言って除けるのだった。


「では、私達は、3人の男女の孫を持つ事に成るのか?
 将来的には、賑やかに成るだろうな。」と…。


なので、保も、古菱社長に、返答するのだった。


「そうですね。
 此の先が、本当に、楽しみに成って来ましたね。」と…。



此れには、司も、ニヤ気っ振りが、治まらず、下を向いたままだったのだ。



此の場の雰囲気を変えるには、成功した感は有るのだが…。
此れでは、美桜の身体が、心配に成るのは、当然な事だったのだ。


だからだったのかも知れない。
司の向かい側に座っていた此の時の椿は、思って居たのだった。


“何…⁉
 司のあのニヤ付きは…。
 今後の美桜ちゃんが、危険な様な気がするのは、私だけかしら?”と…。



そして、案の定では在ったのだが…。
司は、自身の隣に座っている美桜の肩を引き寄せて、耳打ちするかの様に、美桜に、言って除けるのだった。


「美桜…。
 折角の両家の母親達の希望…何だ。
 早速、今日…。
 頑張りますか?」と…。


そんな司からの耳打ちに、当の美桜の顔は、デコルテ迄、真っ赤に成り…。
美桜は、下を向き始めたのだった。


だからだったのだろう。
司は、更に、美桜の耳に耳打ちするかの様に、美桜に、言って除けるのだった。


「如何した美桜…?
 顔が真っ赤だぞ‼」と…。


此れには、美桜は、堪らず…。
自身の両手の掌を、自身の顔を覆う様に隠し乍ら、下を向き始めたのだった。



だからだったのかも知れない。
そんな美桜を観て居て、司は、思うのだった。


“ほんと、美桜は、何時迄経っても、変わんねぇな。
 ほんと、飽きねぇわ。”と…。



そして、此の時の進も、そんな司と自身の姉で在る 美桜を観て居て、思って居たのだった。


“何時迄経っても、姉さんは、やっぱり、姉ちゃんだったね。
 何か、安心したよ。”と…。



そして、此の日の司と美桜は、司の自室のベッドルームに在る 潤専用ベッドの上で、もう、潤も、眠って居る事から…。
東京メープルの司の自室に泊まる事にしたのだった。


そして、古菱家の面々は、古菱邸に、戻る事に成り…。
そして、道明寺家の面々は、東京メープルのそれぞれの自室に泊まる事にしたのだった。



そして、案の定とでも言うべきか?
結局…。
此の日の美桜は、司に寄って…。
食されたのだった。



<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  141.』は、切りが良い為に、非常に、短
 めと成っております事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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