tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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懺悔の日々…<総優>  17.




優紀は総二郎を許す事にした。


唯、許すだけなら、今までの辛さは水の泡…。


優紀は総二郎に提案をした。


「西門さん、今回、私を助けてくれた事で、西門さんの気持ちに触れて、西門さんの想い
 を知れました。
 だから、今までの事は水に流そうと思います。
 でも、唯、水に流すだけなら、私の今までの辛さは水の泡…。
 なので、西門さんも辛さを味わってもらえますか?」
「………」


総二郎は怪訝な顔に成った。
まさか、優紀は俺の前で、俺以外の男に身を委ねている所を
 俺に見せ付けるつもりじゃねぇよな?


総二郎は優紀の次の言葉を聞くまで不安で仕方なかった。


「西門さん、1ヶ月間、ペナルティを受けて下さいますか?」
「どんなペナルティだ⤵?」
「1ヶ月間、一切、私に触れて来ないで下さい。
 抱き締める事も、腕を掴む事も、手を繋ぐ事も…。」


総二郎は心の中で、“マジか?”と、叫んでいた。


「キスは…?」
「勿論、ダメです‼」
「隣に座る事は…?」
「勿論、ダメです‼」
「………、マジか??」


総二郎は更に、驚愕していた。
其処まで、俺は優紀を傷付けていたって事だよな…⤵。
この優紀の提案を受けなきゃ、後が無いって事だよな…⤵。
じゃあ、受けるしかねぇよな⤵。


「優紀の提案を受けて1ヶ月間、全うしたその先は、優紀は『俺の女』って事だよ
 な?」
「………、西門さんの気持ちにお応えするって事です。」
「分かった。
 優紀の提案を飲むわ。
 だから、1ヶ月後、覚悟して於けよ‼
 “やっぱり無し”は通用しねぇぞ‼」
「そんな、卑怯な事は言いません‼」
「その言葉、覚えて於けよ‼」



あれから、半月が経った。
1ヶ月何てあっという間だと踏んでいたのに、
此れが意外と辛い
次第に、総二郎の顔が険しく成って来ていた。



そんな時にF3がメープルのラウンジに総二郎を呼び出していた。


「総二郎、良く我慢してんな‼」
「うるせぇ~‼」
「俺は、総二郎が直ぐ、我慢出来なくなると思ってたけどな?」


昔の総二郎ならそうだろうが…。
今の総二郎は優紀をこの手に入れる為に必死なので有る。


「俺は、総二郎が牧野の親友を手に入れる為に、絶えられると思っていたよ。
 そうじゃなきゃあ、牧野の親友と京都で再会した後でも、女遊びは続けてたでしょ?」
「そうだよな。
 優紀ちゃんと再会してから、少なくとも、1年半は遊んでねぇだろ?」


総二郎の顔は怪訝さが増してきた。
俺で遊んでんじゃねぇよ‼』と、言いたい総二郎で有った。


唯、言い返す気力さえ無いのが、今の総二郎で有った。
総二郎は、それ程、優紀不足が顕著に現れ出していた


「で、1ヶ月の門が明けたら、如何すんだ?」
「当り前ぇだろ、優紀に向かって行くだろ‼
 それしか、考えてねぇよ‼」
「総二郎が不憫でしかねぇよ⤵。」
「うるせぇ~‼」


総二郎のアルコール量のピッチは増すばかりだった。

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