其の後【司とつくしは兄妹?…<つかつく>】 20.
<此の二次小説『其の後【司とつくしは兄妹?…<つかつく>】 20.』は、一部の言葉
から、不快に感じるやも知れない表現が有ります。
了承の程、宜しくお願い致します。>
【18.のエピローグ<総優>の続き】
総二郎が、優紀の唇に軽くkissをした事で、優紀が戸惑って居るだろう事は、此の時の総二郎には、分かって居たのだった。
だからだったのだろう。
総二郎は、優紀の顔を観て居て、笑い始めたのだった。
そんな総二郎の笑った顔を観た優紀は、拗ねた顔付きに成って居たのだった。
なので、そんな拗ねた優紀の顔付きを観て、総二郎は、笑い乍ら…。
そして、更に、総二郎は、優紀の顔を覗き込む様に、優紀の顔を観乍ら、言い始めたのだった。
「如何した(笑)?
優紀…。」と…。
此の時の総二郎は、優紀が、そんな風に成る事を分かって居て、言って除けて居たのだった。
だからだったのだろう。
優紀は、更に、拗ねた顔付きに成るのだった。
なので、総二郎は、どんどん、そんな優紀に、引き込まれるのだった。
総二郎にして視れば…。
優紀の様な女性のタイプは、初めてだったのだ。
今迄、総二郎が、相手して来た女性は、綺麗な顔立ちに、モデルタイプの女性…。
所謂、7頭身…。
否…。
8頭身のモデルタイプ…。
云わば…。
スタイル抜群の容姿重視の女性だったのだ。
此れまでの総二郎は、遊び慣れた女性しか相手にして来なかったのだ。
後腐れなく、其の後も何事も無かったかの様に…。
別れられる様な女性しか相手にして来なかったのだ。
言う成れば…。
優紀の様に、男性慣れして居らず…。
今迄の優紀の様に、男性経験が、全く無い様な女性を、此れまでの総二郎は、全く、相手にして来なかったのだ。
其れが、変われば変わる物で在る。
今迄の総二郎が、全く、相手にして来なかった様なタイプの女性を好きに成ってしまった総二郎…。
此れまでの総二郎の遣り方を、全く、変えなければいけないのだ。
所謂、総二郎は、優紀を傷付けたくは無かったのだ。
今迄の総二郎の女性に対する対応の仕方は…。
女性重視では、無かったのだ。
云わば…。
総二郎自身の気持ちが、先に在り、自身の思いを、重視して居たのだ。
言う成れば…。
女性の思い等…。
総二郎は、全く、無視だったのだ。
という寄りも、女性の思い等…。
今迄の総二郎の中では、考えた事が無かったのだ。
総二郎自身が、求める快楽さえ、其処に在れば…。
総二郎は、其れで、良かったのだ。
今迄は、そんな風に考えて居た筈の総二郎が、優紀には、180度…。
考え方が、変わったのだった。
其れは、総二郎にとって、革命的な事だったのだ。
何故なら…。
今迄、総二郎は、女性(ひと)の事等、考えて来なかったのだ。
其れが、今の総二郎は、優紀の想いを大切にし様として居るのだ。
此れが、革命的では無ければ…。
“何と言うのだろうか?”と、言う事に成る。
だが、今の総二郎は、そんな自分自身が、嫌では無かったのだ。
寧ろ、幸せを実感して居たのだ。
そして、総二郎は、更に、優紀の顔を観乍ら…。
訊き始めるのだった。
「なぁ~、優紀…。
俺と付き合ってくれるよな?」と…。
だが、優紀は、下を向き始めたのだ。
此の時の優紀は、総二郎に、如何返答すれば良いのか?
唯、迷って居たのだった。
実は、優紀にとって、総二郎は、憧れの存在だったのだ。
実は、総二郎と優紀が、初めて、知り合ったのは、西門邸では無かったのだ。
優紀の高校の頃の茶道部の先輩…。
そうなのだ。
『更』が、切っ掛けで、総二郎と優紀は、知り合って居たのだった。
更が、更と優紀が通って居た高校の茶道部に、総二郎を連れて来た事が切っ掛けで、総二郎と優紀は、知り合って居たのだ。
勿論、更と優紀が通って居た高校の茶道部に、更が、総二郎を連れて来た理由は、お茶のお稽古を付けて貰う為だったのだ。
だからこそ…。
更は、幼馴染の総二郎に頼んで、更と優紀が通って居た高校の茶道部に来て貰って居たのだった。
なので、総二郎と優紀が、西門邸で会った時は、『再会』だった筈なのだ。
だが、総二郎は、更と優紀が通って居た高校の茶道部の頃の優紀を覚えて居なかったのだ。
更の横に、優紀は、常に、居たのに…だ。
其れに、其の時に、優紀は、総二郎から、言われていた言葉が有ったのだ。
実は、其の当時の優紀と云う女性は、【何事に対しても、自信が無い女性】だったのだ。
だからだったのだろう。
総二郎は、そんな優紀を観兼ねて、其の当時の総二郎は、優紀に、話ししたのかも知れない。
「自信が無い様な言葉を使うのは、止めた方が良い。
“こんな私…。”じゃ無くて…。
“私だって…。”と、言った方が、ヤル気が出るだろ?」と…。
其の時に、優紀は、総二郎から勇気付けられた事で、総二郎に、『憧れ』を感じて居たのだった。
否…。
其の当時の優紀は、そんな総二郎を、尊敬し始めるのだった。
其れなのに…。
総二郎は、其の当時の頃の事を、全く、覚えて居ない様子だったのだ。
実は、優紀が呟いた言葉を、総二郎が聞き取ってしまった時に、優紀は、思って居たのだった。
“しまった…。”と…。
【優紀が、呟いた言葉とは…。
“嘘…?
あの西門さんが、こんな私に、『本気』…?”と…。】
勿論、総二郎が、“こんな私…。”と、言った優紀の呟きを聞き取って居たかは、不明だ。
だが…。
総二郎は、其の事に関して、何も、言って来なかったのだ。
だからだったのだろう。
優紀は、少し、がっかりだったのだ。
だが…。
総二郎は、観て居たのだ。
優紀の複雑そうなそんな顔付きを…。
だからこそ…。
総二郎は、優紀のそんな顔付きが気に成り、訊き始めるのだった。
「なぁ~、優紀…。
何を、考えてんだ⁉
俺に言って視ろ?」と…。
だからだったのかも知れない。
優紀は、意を決するかの様に、総二郎に、言い始めるのだった。
「西門さんは、私の事を、覚えて居ませんか?」と…。
此の時の総二郎は、思うのだった。
“優紀は、何の事を言ってんだ?”と…。
此の時の総二郎は、本気で、分からなかったのだ。
優紀が、“何を言いたいのか?”を…。