其の後【司とつくしは兄妹?…<つかつく>】 34.
其の後の類は、フランスで、静と再会し…。
一緒に、暮らす様に成って居たのだった。
所謂、同棲で在る。
そして、其の後の類は、フランスの大学を卒業後も、フランスに留まり…。
静と共に、暮らし続けて居たのだった。
【25.のエピローグ】
道明寺家の1月1日の元旦の新春パーティーの時以来…。
あきらと桜子は、急速に、距離が縮まって居たのだった。
桜子は、NYの大学に、留学中だった事も有り…。
あきらとは、TELでの遣り取りが、中心に成って居たのだった。
そんな時だったのだ。
桜子から話しを聞いて居て…。
つくしが、何気に、話しした言葉が、桜子の心を突いた様子だったのだ。
つくしが、其の時に、言った話しとは…。
「美作さんと一緒に…。
英徳(学園)に、通えば、良いんじゃ無いの?」と…。
実は、つくしの言った言葉は、何処でも話しされて居る様な内容の話しだったのだ。
だが、桜子自身…。
ドイツからNYに留学して来て居た手前…。
日本への帰国が叶うとは、思って居ない様子だったのだ。
実は、其処が、盲点だったのだ。
“日本での手続きは、美作さんに任せれば良いだけの事…。”と、思って居たつくしにとっては、桜子が、何に悩んで居るのか?
全く、意図が、読めなかったのだ。
だからだったのだろう。
つくしは、桜子の背中を、そーっと、押して上げた様なモノだったのだ。
実は、桜子が、あきらを、気に成り始めて居る事を、つくしが悟って居た為に…。
桜子は、つくしに、ポロっと、話しして居たのだった。
「私の中では、F4の中で、美作さんが、一番、話しし易いんですよね。
美作さんは、聞き上手と云うのか?
常識人だから…か?
私が、お話しした事で、間違って居ると思う事は、正して下さいますし…。
其れに、私は、海外生活が長いので、日本の常識というモノに疎いんですよね。
当然ですが…。
其の事も、考慮した上で、お話し下さるので…。
何が間違っているのか?
お教え下さるんです。
こういう風に、私に、接して下さる方は、初めてで…。
最初は、私自身も、戸惑ったりしたんですが…。
今では、そんな風に、接して下さる美作さんに、感謝して居るんです。」と…。
だからこそ…。
つくしは、桜子の背中を、そーっと、押して上げて居たのだった。
そして、其の後の桜子は、日本に帰国して、英徳大学に編入し…。
あきらとの学生ライフを楽しんで居たのだった。
実は、此の時のあきらと桜子は、まだ、付き合って居る状態では無かったのだ。
あきらと桜子のお互いの中では、お互いへの気持ちは、有ったのだが…。
中々、お互いの気持ちを言えずに居たのだった。
だからだったのだろう。
総二郎は、そんなあきらと桜子の二人を観て居て、イライラするばかりだったのだ。
なので、或る日…。
総二郎は、あきらの気持ちを訊く為に、態々、あきらを呼び出すのだった。
「なぁ~、あきら…。
お前…さぁ~。
桜子の事…。
如何思って居る訳…?
お前等を観てると…。
イライラして来るんだよな?
はっきりしろよ‼」と…。
なので、あきらは、総二郎の言って居る意味が分かるので、素直に、総二郎に、話しし始めるのだった。
「“はっきりしろよ‼”と、言われても、はっきり出来ねぇのが、辛ぇ処、何だろうけど…な。
唯、自分自身でも、分かって居る所は、桜子と話しして居ても、自然体で居られる所
か…。
俺は、桜子と一緒に居ても、楽…何だと思う。
“自分自身を作らなくて良い。”と、言うのか?
素で居られるというのか?
兎に角…。
楽…何だよ。
だからって…よ。
“其れが、好きと言う事なのか?”と、訊かれても…。
如何答えて良いのか?
全く、分かんねぇけど…な。」と…。
其の時だったのだ。
総二郎は、あきらに、はっきりと、言って除けるのだった。
「なぁ~、あきら…。
お前って…さ。
周りの事は、良く分かってるのに…。
自分自身の事は、疎いよな?
だから…よ。
俺が、此処で、はっきりと、言って遣るよ。」と…。
だからだったのだろう。
あきらは、そんな総二郎に、驚愕するのだった。
だからこそ、あきらは、そう言って来た総二郎に、言えた言葉だったのだ。
「はぁ~??
総二郎は、俺に、何が良いえてぇんだよ?」と…。
だが、此の時のあきらは、総二郎のそんな気迫有るそんな物言いを、“初めて、聞いたかも知れねぇ‼”と、此の時のあきらが、そう思う程、総二郎は、興奮状態だったのだ。
だからこそ、そう思って居たあきらに、此の時の総二郎は、興奮状態で、更に、言って除けるのだった。
「其れが、もう、好きだと言うという話しだろ?
自分自身の気持ちに気が付いて居ねぇって…。
あきららしくねぇな?」と…。
だからだったのだろう。
あきらは、そんな総二郎に、言い返すのだった。
「俺らしくねぇって…。
総二郎がいう所の俺らしいとは、如何言う状況だよ?」と…。
だからだったのだろう。
総二郎とあきらは、言い合いの様な感じに成って居たのだった。
だが、総二郎が、あきらに言いたい事は、要は、「自分自身に、素直に成れ‼」と、言う事だけだったのだ。
だが、此の日を境に、あきらは、自分自身を見詰め直す様に成って居たのだった。
だからだったのだろう。
あきらは、総二郎から言われた訳じゃ無いのだが…。
自然と、桜子を受け入れる様に、成って来たのだった。
所謂、あきらは、思うのだった。
“俺は、桜子の事が、何時の間にか?
好きに成って居たんだ。”と…。
なので、あきらは、桜子に告白したのだった。
「俺と付き合ってくれるか?」と…。
だからだったのだろう。
桜子も、そう言って来たあきらを受け入れるのだった。
勿論、桜子には、其の準備は、既に、出来上がって居たのだが…。
なので、桜子は、あきらに、返答の言葉を告げるのだった。
「はい。」と…。
という訳で…。
あきらと桜子は、此の事が切っ掛けと成り…。
付き合い始めたのだった。
<此の二次小説『其の後【司とつくしは兄妹?…<つかつく>】 34.』は、短めと成っ
ております事をお詫び申し上げます。
了承の程、宜しくお願い致します。>