tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  54.



【33. と 53. のエピローグ<ウサギのぬいぐるみ>】


司は、あの司とつくしとの思い出の部屋で在る 道明寺邸の東の角部屋にて…。
あの『土星のネックレス』を見付けた時…。
実は、自身が、幼少の頃に持って居た『ウサギのぬいぐるみ』も、一緒に置いて在る事に気が付いたのだった。


其処で、其の時の司は、首を傾げる程…。
不思議がって居たのだった。


“何で、俺が、ガキの頃に持って居たやつ(ウサギのぬいぐるみ)が、此処(司とつくしと
 の思い出の部屋で在る 道明寺邸の東の角部屋)に有るんだ⁉”と…。



だからだったのだろう。
其の後の司は、今や、司の自室と成って居たあの司とつくしとの思い出の部屋で在る 道明寺邸の東の角部屋に、タマを呼び出した時に、『ウサギのぬいぐるみ』の件を、タマに訊き始めるのだった。


「タマ…。
 如何して、此の『ウサギのぬいぐるみ』が、此処(司とつくしとの思い出の部屋で在る 
 道明寺邸の東の角部屋)に有るんだ⁉」と…。


だからだったのかも知れない。
タマは、司が、入院して居た時の事を、司に、話しし始めるのだった。


「坊っちゃんは、暴漢に襲われて、つくしの記憶を失くして居た時に、入院中だったの
 で…。
 ご存知無かったかと思いますが…。
 実は、此の『ウサギのぬいぐるみ』は、奥様が、お持ちだったんですよ。
 タマも、奥様が、お持ちだった事は、存じ上げておりませんでした。
 そして、奥様は、坊っちゃんに会わずして…。
 病院を出ようとして居た時に、此の『ウサギのぬいぐるみ』を、奥様は、ゴミ箱に捨てら
 れたんです。
 其の時に、タマが、見付けました。
 そして、其の後…。
 つくしが、此の『ウサギのぬいぐるみ』を持って、NYに戻ろうとして居た奥様を追い掛
 けた筈です。
 なので…。
 其の後は、つくしが、持って居た様ですね。」と…。


だからだったのかも知れない。
司とつくしとの思い出の部屋で在る 道明寺邸の東の角部屋に置いて在った あの『土星のネックレス』を見付けた時…。
其処に、同じ様に置いて在った 『ウサギのぬいぐるみ』の存在を確認した此の時の司は、其の後、タマから、全ての話しを聞いた事で、項垂れて居たのだった。


否…。
此の時の司は、実は、頭を抱えて居たのだった。


実は、此の時の司は、思い出して居たのだ。
所謂、つくしの記憶を失くして居た当時の司が、其の時に、つくしに言った言葉を、思い出して居たという訳だったのだ。


勿論、つくしの記憶を失くして居た当時の司は、其の当時に、何が起こって居たのかは、知らなかった事とは云え…。
つくしを傷付ける様な言葉を、此の当時の司が、言った事は、事実だったのだ。


司が、幼少の頃に持って居た『ウサギのぬいぐるみ』は、兎も角…。
司とつくしにとっては、大切な思い出で在る あの『土星のネックレス』 と 『ホームランボール』に関して…。
此の当時の司は、そんなつくしに言ってしまったのだ。


「………。
 『ネックレス』 と 『ボール』?
 俺んじゃねぇ~よ。
 知らね。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、つくしに、また、謝らなければ成らない事を、思い出したという訳だったのだ。


だが、此の時点での司は、中々、つくしに、謝る事が出来なかったのだ。



だが、或る日の事だったのだ。


つくしの祖父で在る 桃乃園総帥から、つくしとの付き合いを、許して貰えた事で、漸く、つくしに、謝る事を、決心したという訳だったのだ。


だからこそ…。
司は、つくしに、あの『ウサギのぬいぐるみ』を見せた事で、謝るのだった。


「つくし…。
 ごめんな。」と…。


だが、つくしは、つくしで、此の時に、思い出して居たのだった。


“あぁ~、そうだったんだぁ~。
 私…。
 あの『土星のネックレス』だけじゃ無く…。
 『ウサギのぬいぐるみ』迄…。
 あの時に、道明寺邸の庭から、拾って帰って来る事を、忘れて居たんだぁ~。
 でも、其の後…。
 タマ先輩が、拾ってくれて居たんだ。
 良かったぁ~。”と…。



其処で、つくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から言われた言葉を、司に、話しし始めるのだった。


「あの頃は、其れで、仕方無かったんでしょ‼
 だから…。
 其の事は、もう良いよ。
 でも…。
 此れだけは、覚えて置いて…。
 実は、私…ね。
 道明寺のお母さんから、あの頃に、言われて居た事が有ったの。
 “其の汚い人形(ウサギのぬいぐるみ)…。
  貴女みたいね。
  勘違いしないで…。
  許す訳じゃ無いけれど…。
  (司を)一年だけ…。
  死んだ事にして上げるわ。”と…。
 だから、私が、道明寺のお母さんに、言ったの。
 “此れ(ウサギのぬいぐるみ)…。
  お持ちに成って下さい。”って…。
 道明寺のお母さんに、『ウサギのぬいぐるみ』を差し出し乍ら…ね。
 でも、道明寺のお母さんは、私に、言って来たの。
 “要らないわ。
  そんな汚い物…。
  捨てて…。”と…。
 だから、私は、其の時に思ったの。
 “何も、分かっちゃ居ない。
  外側だけしか見えて無かった。”って…。
 きっと…。
 道明寺のお母さんのポーカーフェイスの裏側には、母親の愛が有ったんだよ。」と…。


だが、そんな風に、つくしから言われた司は、苦笑いだったのだ。
そして、此の時の司は、思うのだった。


“有り得ねぇ‼”と…。


そして、此の時の司は、そう思い乍らも…。
つくしに、頼むのだった。


「つくし…。
 此の『ウサギのぬいぐるみ』…。
 やっぱ、お前が持っててくれ‼
 其の方が、ババアが、喜ぶ様な気がするから…よ。」と…。


だからだったのかも知れない。
実は、そんな司の顔色を観て居たつくしは、密かに、ニヤニヤして居た事は言うまでも無かったのだ。


何故なら…。
此の時のつくしは、思って居たのだ。


“道明寺には、道明寺のお母さんの道明寺への母親としての『愛』が、通じたら良いの
 に…。”と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そんな司に、了承の意を伝えたという訳だったのだ。


「うん。
 分かった。」と…。



と言う訳で…。
其の後のつくしは、司から、また、『ウサギのぬいぐるみ』を預かったのだった。




<此の二次小説『I’m crazy about you. ~お前に夢中~  54.』は、神尾葉子先生の漫画
 『花より男子』の一部のセリフを、勝手に、拝借して、使用させて頂いております。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手致しております事を、お詫び申し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手致しております事を、重ねて、お詫び申し
 上げます。>


<また、此の二次小説『I’m crazy about you. ~お前に夢中~  54.』は、大変、短く成
 っております事を、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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