tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

名前の由来【貴方を忘れる為】…<総優>  番外編



優一郎と光紀は、英徳学園 初等部に、通う年齢に成って居たのだ。


優一郎は、初等部3年生…。
光紀は、初等部に、入学したばかりの1年生に成って居たのだった。


そして、光紀は、英徳学園 初等部から西門邸に帰って来て直ぐに…。
優紀を見付けて、訊き始めるのだった。


「ママ…。
 きょう(今日)…ね。
 しゅくだい(宿題)で…。
 先生から、いわれた(言われた)んだけど…。
 “おなまえ(名前)のゆらい(由来)をきいて(訊いて)きなさい(来なさい)。”と…。
 ねぇ~、ママ…。
 『ゆらい(由来)』って、なぁ~に(何)?
 “パパ か(or) ママに、きけば(訊けば)わかる(分かる)。”と、先生は、いってい
  た(言って居た)けど…。」と…。


なので、優紀は、『由来』についてだけ、光紀に、教えるのだった。


「お名前の『由来』と言うのは…ね。
 例えば…。
 “『光紀』と言うお名前は、如何言う意味で、名付けられたのか?”と、言う事よ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の光紀は、興味津々で、訊き始めるのだった。


「じゃあ…。
 『みつき(光紀)』のおなまえ(名前)は、どう(如何)いういみ(言う意味)で、なづ
 け(名付け)られたの?」と…。


だが、優紀は、総二郎に、訊かせる事にしたのだった。


何故なら…。
光紀の名前を名付けたのも、優一郎同様に、総二郎だったのだから…。


「パパに、訊いて視なさい。
 『光紀』のお名前は、パパが、名付けてくれたのよ。
 だから…。
 パパが、教えてくれると思うから…。」と…。


なので、光紀は、総二郎の帰りを、“今か今か…。”と、思い乍ら…。
待って居たのだった。
眠たい目を、擦り乍ら…。


其処に、漸く、総二郎が、帰宅して帰って来たのだった。


そして、今、帰って来たばかりの総二郎に、光紀は、叫ぶのだった。


「パパ…。」と、言い乍ら…。


しかも、光紀は、総二郎に、今にも、抱き着かんばかりに、勢い良く…。
総二郎目掛けて、突進して来たのだった。


此れには、総二郎は、驚愕したのだった。
総二郎は、咄嗟に、自身の娘で在る 光紀を受け止めたのだが…。


で、総二郎は、光紀に、訊き始めるのだった。


「光紀…。
 如何した?」と…。


なので、光紀は、総二郎に、自身の名前で在る 『光紀』の名前の由来について、訊き始めるのだった。


「パパ…。
 『みつき(光紀)』のおなまえ(名前)は、パパが、なづけ(名付け)てくれたんだよ
 ね?
 どう(如何)いういみ(言う意味)で、なづけ(名付け)てくれたの?」と…。


其処で、総二郎は、ピンと来たので、光紀に、再度、訊き始めるのだった。


「光紀の名前を、“パパが、名付けた。”と、誰から、聞いたんだ?」と…。


其処で、光紀は、勿論、悪びれる事無く…。
総二郎に、言って除けるのだった。


「ママからだよ。」と…。


此の時の総二郎は、思うのだった。


“やっぱり…な。”と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、光紀に、話しし始めるのだった。


「優一郎と光紀が、産まれる、ずーっと、ずーっと前の事…。
 パパとママが、まだ、高等部に通って居た頃の話しだ。
 パパとママは、高等部の頃に、知り合ったんだ。
 だが…な。
 パパは、ママの事を好きだったのに…。
 嫌いな振りをしたから…。
 ママは、パパの前から、居なく成ったんだ。
 でも、パパは、ママを探さなかった。」


其処で、光紀は、不思議に思い、首を捻り乍ら…。
総二郎に、再び、訊き始めるのだった。


「パパは、ママのこと(事)が、すき(好き)だったんでしょ⁉
 どう(如何)して、きらい(嫌い)なふり(振り)をしたり…。
 さがそう(探そう)としなかった(無かった)の?」と…。


だからだったのかも知れない。
総二郎は、其の当時の自分自身の行いを、反省するかの様に、光紀に、話しし始めるのだった。


「パパが、馬鹿だったんだろうな。
 だから…。
 反省したパパは、ママに逢いに行ったんだ。
 其の時のママは、急に、ママの前に現れたパパを嫌がって居たんだが…な。
 パパは、ママに、必死で、許して貰ったんだ。」と…。


なので…。
光紀は、総二郎の頭を、撫で撫でするかの様な行動を取るのだった。
其れは、まるで、大人が、子供に、『よしよし』するかの様な行動だったのだ。


そして、光紀は、自身の父親で在る 総二郎に、褒める言葉を、言って除けるのだった。


「えらいえらい(偉い偉い)…。」と…。



だからだったのかも知れない。
総二郎は、そんな自身の娘で在る 光紀に対して、照れ乍らも、本題に、移るのだった。


「其の時のママは、空の仕事をして居たんだ。」と…。


なので、光紀は、総二郎の言葉を、不思議に思い乍らも、リピートしたのだった。


「お空のしごと(仕事)…?」と…。


なので、総二郎は、光紀に、説明し始めるのだった。


「飛行機に乗ると…。
 お姉さんが、光紀の世話をしてくれるだろ?
 其の仕事の事を、『CA(キャビンアテンダント)』と、言うんだけど…な。
 ママは、パパと結婚する前は、『CA(キャビンアテンダント)』の仕事をして居たん
 だ。
 ママは、其の仕事に、誇りを持って居たし…。
 イキイキして居たんだ。
 其の当時のママは、『CA(キャビンアテンダント)』の仕事が、一生の仕事だと思って
 居た様だ。
 そんなママが、パパにとっては、輝いて見えた。
 だからこそ…。
 “其の時に、光って見えたママの様に、何時までも、光紀も、輝く人生を送って欲し
  い。”と、思ったからこそ…。
 『光紀』と、名付けた。
 『光紀』の『紀』という漢字は、ママの名前の『優紀』の『紀』から取った。」と…。


此の時の光紀の顔には、名前の如く…。
『光』がさして居るかの様だったのだ。


そして、其の顔付きのまま…。
光紀は、嬉しそうに、総二郎に、お礼の言葉を伝えるのだった。


「そうだったんだぁ~。
 パパ…。
 嬉しいよ。
 みつき(光紀)に、いい(良い)おなまえ(名前)をなづけ(名付け)てくれて、ありが
 とう(有難う)!」と…。


そして、光紀は、自身の兄で在る 優一郎に、総二郎から聞いた話を、聞かせて居たのだった。


そして、光紀も、また、自身の兄で在る 優一郎の名前の由来を、聞かされて居たのだった。



結局の処…。
総二郎は、優一郎にも、光紀にも…。
『優紀』の名前に因んだ名前を名付けたと、いう訳だったのだ。


其の事自体…。
実は、優紀にとっては、気恥ずかしいという訳だったのだ。



実は、其の話しを、一度、優紀は、T3にした事が有ったのだ。


其の時に、T3から言われた言葉が、今も、優紀の頭には、存在して居たのだった。


「エロ門は、反省の意味を込めて…。
 優紀の名前に因んだ名前を、子供達に名付けたんじゃ無いの?」
「其れも有るでしょうが…。
 実際の処は、優紀さんの事を愛して居らっしゃるからこそ…。
 優紀さんの名前に因んだ名前を、子供達に名付けられたという事でしょうね。」
「きゃあ~。
 意外と、ニッシーって…。
 ロマンチスト…?」と…。


此の時の優紀は、T3には、返答する言葉を失って居たのだが…。



そして、此の日の総二郎にも、返答する言葉を失う様な言葉を、投げ掛けられて居たのだった。


「俺に、訊かせねぇで…。
 優紀が、光紀に教えて遣れば、良かっただろ?
 どうせ、優紀は、照れて、遠回しにしか、言えなかっただろうけど…な。」と…。


此の時の優紀は、思うのだった。


“分かって居るなら…。
 聞かないで…。”と…。


此の時の優紀は、そう言って来た総二郎に、抱き締められたままだった事は言うまでも無かったのだが…。




fin

×

非ログインユーザーとして返信する