tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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花火大会~打ち上げ花火~【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編⑥



其の後の航は、類と一緒に、F3の居る所に向かって居たのだ。


そして、自身の父親で在る 司の横の空いて居る席に就いた航は、自身の父親(司)に謝る為に、自身の思いを含めて、自身の父親(司)に話しし始めるのだった。


「父さん…。
 今迄、ごめんなさい。
 実は、(英徳学園の)中等部に進級した頃から…。
 俺を見て来る周りの目が気に成り始めた事と…。
 俺に対する父さんからの過保護振りに、ちょっと、嫌気が差して居たんだよ。
 “限度を考えて欲しい。
  もしかしたら、此れって、『過干渉』…何じゃ無いの?”と、思う程に…ね。
 だけど…。
 今さっき、類おじさんから話しを聞いて分かったよ。
 父さんは、幼少期から青年期迄、祖父さんと祖母さんから、一切、愛情を受けて来なかっ
 たんでしょ?
 だから、“俺に対する愛情の掛け方が、父さんには、分からなかったのかな?”って、思え
 たんだよ‼」と…。


其処で、司は、自身の息子で在る 航からのそんな話し振りに、ムッとした顔付きで、自身の息子で在る 航に、言って除けるのだった。


「航…。
 親に対して、生意気な事を言うじゃねぇよ‼
 其れに、航が、思う程、俺は、道明寺邸で、孤独でも無かった。
 俺が、幼少期の頃には、俺の傍に、姉ちゃんとタマが居たから…な。
 其れは、其れで、良かったんだよ。
 けど…な。
 確かに、俺は、航に対して、過保護だったかも…な。
 航の幼少期の頃に、俺は、航の傍に居て遣れなかった。
 タマ以外、誰も、航の傍に居なかった。
 だから…な。
 航には、ずーっと、“申し訳ねぇ事をした。”と、後悔し続けて来た。
 だから…な。
 今の俺は、航の事が、如何しても、心配に成ってしまう。
 だからだったのかも知れねぇな。
 如何しても、航に目を向けてしまう。
 其れが、まさか、航の負担に成ってるとは、思っても視なかった。
 航にも、そろそろ、親からの自立の時が来たのかも…な。」と…。


其処で、類が、司に、言って除けるのだった。


「そうだよ、司…。
 航も、(英徳学園の)中等部に進級したんだから…さ。
 息子の航の親からの自立を喜んで遣りな‼」と…。


だが、此の時の司にとって、自身の息子で在る 航の気持ちを、真っ先に、理解して居たのが、『類』と言う事が、許せなかったのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、類に、忠告するかの様に、言って除けるのだった。


「類…。
 此れからは、航の事は、構わねぇでくれ‼
 航は、俺とつくしの息子だ‼
 此れからの航の事は、航の親で在る 俺とつくしとで、ちゃんと、面倒看る。」と…。


だからだったのだ。
此の時の類は、自身に、そう言って来た司に対して、呆れた様に、返答するのだった。


「ハイハイ。」と…。


だが、此の時の類は、目の前に座る司には、気が付かれない様に、航に、ウインクするのだった。



だが、まさか、類が、自身の息子で在る 航に、そんな事をして居る等と、思っても視なかった司は、また、自身の息子で在る 航に、話しし始めるのだった。


「其れと、航…。
 周りの目は、あんま、気に済んな‼
 あの頃の俺も、周りの目に、嫌な思いをした事は、確かだったけど…な。
 道明寺財閥の御曹司として、生まれて来た以上…。
 其の事は、ずーっと、付き纏う。
 其れは、仕方ねぇ事だ。
 其れに、“注目を浴びて、当然だ‼”と、でも、思っとけ‼
 其れ位ぇが、丁度、良いんだ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の航は、そう言って来た自身の父親で在る 司に対して、思って居たのだ。


“其れじゃあ、何の解決にも成らないよ。”と…。


だが、此の時の航は、類から色々な話しを聞いて居た事も有り、そう思い乍らも、自身の父親で在る 司には、何も言わなかったのだ。



そして、此の時の航は、類から色々な話しを聞いて居た事も有り、実は、自身の父親で在る 司 と 類との様子を鑑みた事で、二人の関係性を見た様な気がして居たのだ。


だからこそ…。
此の時の航は、そんな自身の父親で在る 司 と 類との様子から、更に、思って居たのだった。


“もしかして、父さんと類おじさんって…。
 (英徳学園の)高等部当時…。
 母さんを巡って、取り合いでもして居たんじゃ無いのかな?”と…。


だが、此の時の航は、自身の父親で在る 司との間で、“此れ以上、面倒臭い事には成りたくない。”と、言う思いが有り、一切、其の事には、触れなかったのだ。



そして、自身の父親で在る 司と話しをし終えた航は、真向かいに座って居る総二郎とあきらの方を向いて、話しを切り出し始めたのだ。


「ねぇ~、総二郎おじさん、あきらおじさん…。
 総二郎おじさんとあきらおじさんって…。
 (英徳学園の)中等部の頃は、どんな感じだったの?
 父さんと類おじさんの(英徳学園の)中等部の頃の話しを、類おじさんから、聞いたんだ
 けど…ね。
 おじさん達の話しを、類おじさんから聞こうと思ったら、類おじさんに言われたんだよ
 ね。
 おじさん達から、“直接、訊きな‼”って…。」と…。


だからだったのだろう。
総二郎とあきらは、飲んで居たアルコールを吹き出しそうに成り乍らも、横に座って居る類を、睨み付けて居たのだ。


勿論、当然の事乍ら、航の父親で在る 司も、斜め向かいに座って居る総二郎とあきらを睨み付けて居たのだ。


そして、当然の事乍ら、そんな司の様子を、此の時の総二郎とあきらは、気が付いて居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の総二郎とあきらは、お互いの顔を見合わせ乍ら、目で合図を送り合って居たのだ。


何故なら…。
(英徳学園の)中等部の頃の総二郎と云えば…。
既に、毎夜毎夜、女遊びに明け暮れ…。
(英徳学園の)中等部の頃のあきらと云えば…。
既に、『マダムキラー』と、言われて居たのだ。


だからこそ…。
純粋無垢な航に、(英徳学園の)中等部の頃の総二郎とあきらが、其の当時にして居た事等…言える筈等無かったのだ。


其れに、此の時の総二郎とあきらが、そんな話しを、もし、航に話しした事が、航の両親で在る 司とつくしにバレれば、とんでもない事に成るのは、目に見えて居るのだ。


だからこそ…。
尚、総二郎とあきらが、純粋無垢な航に、言える筈等無かったという訳…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
此の時の総二郎とあきらが、純粋無垢な航に、言える言葉が有るとする成らば…。
こうとしか言えなかったのだ。


だからだったのだ。
先ず、口火を切ったのは、あきらだったのだ。


何故なら…。
総二郎からの目の合図に、負けてしまったのだ。


だからだったのだ。
あきらの方から、航に、話し掛けたのだ。


「航が、もう少し、大人に成れば…。
 俺等の(英徳学園の)中等部の頃の話しを、聞かせて遣るよ‼」と…。


其処で、総二郎は、あきらの言葉に、同調するかの様に、言って除けて居たのだった。


「そう言う事だ‼
 航…。」と…。


だからだったのだ。
まだ、完全に、納得出来て居ない航だったのだが…。
総二郎とあきらから、無理矢理、納得させられる形で、其れ以上、訊く事が出来無かったのだ。


そんな様子を見て居た司は、実は、あからさまに、ホッとして居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の航は、密かに、思って居たのだ。


“何で、類おじさんも、総二郎おじさんも、あきらおじさんも…。
 俺には、何も言ってくれないんだろう?
 俺は、もう、13歳に成るのに…。
 13歳と云えば、もう、大人でしょ⁉
 何で、言ってくれないんだろう?”と…。


だが、此の時の航は、そう思って居ても、口に出す事は出来無かったのだ。



其処に、類が、大笑いし始めたのだ。


そんな類を、司と総二郎とあきらは、きょとんとした顔付きで、観て居たのだ。


唯、航だけが、何故、類が笑って居るのか?
分かって居たのだ。


其処に、類は、笑い乍らも、航に、言って除けるのだった。


「航…。
 だから言ったでしょ⁉
 “総二郎とあきらには、直接、訊きな‼”って…。
 総二郎とあきらが、航に、言えない様な話しを、俺から言える訳無いじゃん!
 其れに、(英徳学園の)中等部の頃の総二郎とあきらが遣って居た行為を、今の航には、
 言える訳無いと思うけど…ね。」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎とあきらは、唯、類を睨み付ける事しか出来無かったのだ。



其処に、此の時の総二郎とあきらにとっては、救世主かの様に、つくしが、あやめを連れて、F4&航達の所に遣って来たのだ。
そして、其処で、つくしは、司と航に、話しし始めるのだった。


「実は、あやめが、さっきから、“にぃにのところ(所)にいく(行く)。”と、言って、私
 の言う事を聞かないのよ。
 司、悪いんだけど…。
 あやめを預かってくれない?」と…。



実は、航は、最近迄、あやめを無視し続けて居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の航は、思って居たのだ。


“仕方無いなぁ~。”と…。


なので、此の時の航は、自身の父親で在る 司が言う前に、自身の母親で在る つくしに言えた言葉だったのだ。


「良いよ。
 俺が、あやめの面倒を看るよ。」と…。



だからだったのだ。
航が、急に、(英徳学園の)初等部の頃の航に戻って居る所を見たつくしは、嬉しかったのだ。


だからこそ…。
更に、此の時のつくしは、類に、感謝して居たのだ。
其処で、つくしは、目で、類に、合図を送って居たのだ。


“有難う!”と…。


そんなつくしの様子を見て居た司は、つくしを睨み付けて居たのだ。



そんな自身の両親で在る 司とつくしの様子を見て居た航は、“面倒臭い事に巻き込まれる事だけは、ご免だね。”と、思い乍ら、あやめを抱っこして、打ち上げ花火が、観え易い所迄、あやめを連れて行き、其れ迄、碌に、楽しめなかった打ち上げ花火を、自身の妹と共に、楽しむのだった。


勿論、此の時のあやめも、手を叩き乍ら、夜空に打ち上げられた花火を観乍ら、航と一緒に、喜んで居たのだった。



という訳で、道明寺邸に戻ってからの其の後のつくしは、当然の事乍ら、二重の意味で、司からのお仕置きを受けて居たという訳…だったのだ。

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