tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  19.




其の後の桜子は、司とつくしが居なく成った部屋の中で、滋に話しし始めるのだった。
勿論、此の時の桜子自身、呆れた様な顔付きだった事は言うまでも無かったのだが…。


「滋さんは、先輩に何を言いたかったんですか?
 現在の道明寺さんの恋人で在る 先輩が、滋さんから、あんな挨拶の言葉を聞いて、良い
 気分で居られると思いますか?
 勿論、今の先輩の様子だと…。
 道明寺さんの方が、先輩の事を好きなのだと思います。
 でも、私からすれば、少なくとも、先輩も、其れ成りに、道明寺さんに好意を抱いて居る
 と思いますよ。
 勿論、私の見解ですけど…。
 でも、私が知って居るドイツに居た頃の先輩は、どんなに、私が、男性を紹介し様とも、
 一切、其の男性方に、目を呉れる(くれる)事も無かったんです。
 云わば…。
 私が知って居るドイツに留学されて居た当時の先輩は、そう言う恋愛事には、一切、興味
 を示さなかったんです。
 なので、如何言う経緯で、道明寺さんと先輩が、お付き合いを為さる様に成ったのか?
 勿論、私は、知りません。
 でも、其の先輩が、今は、道明寺さんとお付き合いを為さって居るんです。
 其れが、如何いう意味を成すのか?
 優紀さんなら、お分かりですよね?」と…。


其処で、急に、桜子から話しを振られた優紀だったのだが…。
優紀も、言いたい事が有った様で、滋に、話しし始めるのだった。


「ええ、私にも、其の意味は分かります。
 あのつくしが、道明寺さんとお付き合いを始めると言う事は、『清水の舞台から飛び降り
 る』…心境だったと思います。
 私が、そう思う位に、此れ迄のつくしを見て来て、そんなつくしの行動を驚愕した位だっ
 たんですから…。
 私自身、“つくしの中で、如何言う心境の変化が有ったのだろうか?”と、思ってしまう位
 に…。
 だからこそ…。
 桜子さんが仰る通り、滋さんから、あんな挨拶の言葉を聞いた時のつくしは、良い気分で
 は居られなかったと、私も、思います。」と…。


だからだったのだろう。
其処で、此の時の桜子は、更に、滋に、核心を突いて居たのだ。


「もしかして、滋さんは、道明寺さんに好意をお持ちだったんじゃ無いでしょうか?
 私の推測に寄ると…。
 其れは、もしかすると、道明寺さんと知り合った高等部の頃からじゃ無いでしょうか?
 勿論、其れは、道明寺さんと滋さんが、お互いのご両親の策略に寄り、高等部当時に婚約
 者と成られた前からなのか? or 後からなのか?
 勿論、私には、分かりません。
 滋さんもご存知の通り、其の当時の私は、まだ、ドイツでしたし、滋さんとは、知り合っ
 て居なかったんですから…。
 ですが、少なくとも、“高等部当時から、滋さんは、道明寺さんに好意をお持ちだったん
 じゃ無いか?”と、私は、視て居ます。
 其れに、先輩と知り合う迄の道明寺さんは、例え、NYに在住だったとしても、一切、恋
 人を作らず、結婚をし様ともせず、婚約者と云われる様な方も居らっしゃらなかったんで
 す。
 もしかすると、滋さんは、“あわよくば…。”と、チャンスを窺って居らっしゃったんじゃ
 無いでしょうか?」と…。



だからだったのかも知れない。
此の場に居た優紀だけじゃ無く、F3&静も、桜子の意見に賛同するかの様に、頷き始めるのだった。


其処で、優紀と桜子の話しを傍で聞いて居たあきらが、口を開いたのだった。


「ああ、俺も、高等部当時から今迄、滋を観て来て、そんな風に感じた事は有った。
 滋は、露骨だったから…な。
 偶に、司が、日本に帰国して帰って来た際も、其の情報を入手すれば、滋は、態々、俺に
 連絡して来て、言って来ただろ?
 “F4と女子で集まって、パーティーをし様よ。”って…。
 で、滋は、其の場で、司の気を引こうと、必死だった。
 しかも、司が、幾ら、滋を鬱陶しそうにして居様とも…。
 どんなに、滋が、司から、『サル』と、言われ様が…。
 司の気を引く気満々で、司に近付いて居たろ?
 だから…よ。
 俺だけじゃねぇと思うぞ。
 優紀ちゃんと桜子以外で云うと…。
 類も、静も、総二郎も、そう思って居たと思うぞ。」と…。


其処で、類&静&総二郎は、頷き乍ら、あきらからの話しに、返答するのだった。


「勿論、知ってたよ。」


「ええ、存じてましたわ。」


「そういう事…。
 其れに、滋は、司の気等、知る由も無かったろ?
 司は、滋の事を、煩がってたんだぞ‼
 “あの『サル』が居るなら、俺は、集まりに参加しねぇ‼”とか、言ってな。
 其れを、何時(いつ)も、司を宥めて、参加させてたんだぞ‼
 俺とあきらの気持ちにも成って視ろよ。」と…。



だからだったのだろう。
優紀と桜子だけじゃ無く、総二郎とあきらから、其処迄、そんな風に、言われた此の時の滋は、俯いたまま、目を腫らせるかの様に、涙を浮かべては流して居たのだ。
そして、此の時の滋は、ポツリと、反省の弁を話しし始めるのだった。


「分かってる。
 今では、私自身、反省してる。
 唯、私は、司が、騙されて居るじゃ無いかと思っただけ…。」と…。


其処で、桜子は、更に、そう言って来た滋に、呆れた様な顔付きで話しし始めるのだった。


「其れは…滋さんが、そんな風に思ったのは、誰にも、道明寺さんを取られたく無かったか
 ら…ですよね?
 でも、道明寺さんが、先輩に夢中で居らっしゃるお姿を観て、滋さんでも納得為さったん
 じゃ無いですか?
 ご自身の出る幕が無いと言う事を…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋は、そう言って来た桜子に、不服とでも言いた気に、言って除けるのだった。


「桜子…其処迄、私は、桜子から言われなくても良いじゃん!
 私自身、反省してる事は、今、言ったばっかでしょ!
 如何して、私は、桜子から、其処迄、言われなくちゃ、いけない訳…⁉」と…。


だが、此の時の桜子は、そう反論して来た滋に、はっきり、言って除けるのだった。


「其れは、先輩が、お気の毒だから…です。
 だって、全く、初対面の…。
 しかも、此れ迄、何の面識も無かった滋さんから、先輩は、行き成り、“実は、私は、司
 (道明寺さん)の元 婚約者なの。”と、言われたんですよ。
 そりゃあ、道明寺さんの恋人で在る 先輩が、良い気分で居られる訳無いですよね?
 しかも、道明寺さんと滋さんが婚約者だったお話しが、例え、高等部当時の頃の話しだっ
 たとしても、道明寺さんと滋さんのお互いのご両親の策略だったと成れば、先輩が、あん
 な風に、言ったとしても仕方無かったと思いますよ。
 “司(道明寺さん)は、大河原(滋)さんの様な女性の方が、私…何かより、よっぽど、
  お似合いだと思うけど…なぁ~。”って…。
 もし、先輩が、“そう思うだろう。”と、推測して、滋さんが、先輩に、あんな風に、お話
 しされたと言うのなら、私は、滋さんを、軽蔑しますけど…ね。」と…。



だからだったのかも知れない。
そんな風に、桜子から言われた滋は、俯いて居た顔を上げて、言い訳かの様に、桜子に言い始めるのだった。


「つくしが、そう思うだ何て、考えても視なかったわよ。
 唯、もし、司が騙されて居る様なら…。
 “目を覚まさせ無きゃ…。”と、思っただけ…よ。」と…。



だが、此れ迄、唯、じーっと、滋と桜子の話しして居る様子を観て居た類は、漸く、動き始めるが如く、滋に訊き始めるのだった。


「司とドクターの仲を、仲違いさせるつもりとかじゃ無く…。
 唯、本当に、司の事を思って、あんな風に、ドクターに言ったって事…?」と…。


其処で、類からそんな風に訊かれた滋は、ショックを起こしたかの様に、驚愕顔に成って、類に返答するのだった。


「そんなつもりは、毛頭無いわよ。」と…。


だが、此の時の類は、更に、滋に、突っ込むかの様に、言い始めるのだった。


「でも…さ。
 三条が言う通り、少なくとも、ドクターは、良い気分じゃ無い事だけは、確かでしょ!
 だからこそ…。
 其の事を理解してる司は、ドクターと一緒に、此処から出た。
 言い訳って、訳じゃ無いんだろうけど…。
 司は、自分自身の気持ちを、ドクターに話しするつもり何じゃ無いの。
 俺は、そう思うけど…ね。」と…。


だからだったのだろう。
其処で、滋は、急に、不安に成り始めるのだった。


「其れって、私は、司から、嫌われるって事かな?
 恋人だけじゃ無く、仲間としても、友達さえも、司とは、一緒に、居られなく成るという
 話しかな?」と…。



だからだったのだろう。
此の時の桜子は、名案が有ると言いた気に、滋に話しし始めるのだった。


「滋さんが、本当に、反省してると言うのなら、私に、名案が有るんですよね。
 如何しますか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋は、桜子に縋る様な思いで、必死に、返答するのだった。


「うん、勿論、反省してるよ。
 つくしに、謝るつもりだし…。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の桜子は、“仕方無いなぁ~。”と、言いた気に、滋に言って除けるのだった。


「分かりました。
 じゃあ、私の名案を、お話ししますね。
 先輩という方は、元々、『人たらし』…何ですよ。
 其れに、元々、辛そうに、人から何か言われれば、嫌という事も言えない様な方…何です
 よ。
 正義感が強いというのか?
 良い意味で、其処を利用して、滋さんは、先輩に許して貰う。
 其の為に、女子会を開きませんか?
 そして、今後の為にも、親睦を深めるというのも悪く無いと思いません?」と…。


という訳で、何時の間にか?
桜子からの提案に寄り、女子会を開く事に成ったのだった。


勿論、F3には、司に内密にして貰う事を、了承させた桜子…だったのだ。




<此の二次小説『結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  19.』は、切りが良い為
 に、短めに成って折ります事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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