F3の其の後の行動【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP> 番外編
【『義兄弟【あきら&つくし兄妹】…<つかつく> 番外編』 と 『兄妹の会話【あき
ら&つくし兄妹】…<つかつく> 番外編』のエピローグ <F3の其の後の行動>】
自身の義兄弟と成った 司の新郎控室を出た此の時のあきらは、自身の妹で在る つくしの新婦控室に向かって居る最中に、LINEメッセージにて、自身の義兄弟と成った 司からの伝言を類と総二郎に送って居たのだ。
『司からの伝言…。
「類と総二郎は、俺より先に、つくしに会うな‼」だって…よ。
椿姉ちゃんから言われて、司は、挙式迄、つくしと会えないらしいわ。
だから…よ。
司よりも、先に、つくしに会ったら、司からの逆襲に遭うぞ‼』と…。
実は、そんな風に、類と総二郎のそれぞれのLINEに、(LINE)メッセージを入れて置いたあきら…だったのだが…。
此の時点に於いてのあきらは、類と総二郎が、自身からのLINEメッセージ通りに、司からの伝言を受け入れたのかは、分かって居なかったのだ。
だが、其の後、自身の妹で在る つくしの新婦控室に入った時のあきらは、自身の妹で在る つくしとの会話の中で、まだ、類と総二郎が、自身の妹で在る つくしの新婦控室に来て居なかった事を知ったのだ。
云わば…。
自身の義兄弟と成った 司からの伝言を、事前に、あきらが、類と総二郎のそれぞれのLINEに、(LINE)メッセージを入れて置いた事で、類と総二郎の行動を阻止出来たという訳…だったのだ。
実は、あきらからのLINEメッセージを見る迄の類と総二郎は、T3と共に、つくしの新婦控室に向かって居たのだ。
だが、あきらからのLINEメッセージを、それぞれ、見た此の時の類と総二郎は、それぞれ、同時に、“はぁ~⤵。”と、吐き捨てるかの如く、大きく溜息を突くと共に、お互いの顔を見合わせて居たのだ。
そして、総二郎は、自身の婚約者で在る 優紀に声を掛けるのだった。
「優紀…。
やっぱ、つくしちゃんの控え室に行くのは止めとくわ。
今、あきらから、LINEが入って来た。」と…。
だからだったのだろう。
総二郎は、自身の婚約者で在る 優紀に声を掛けたつもりだったのだが…。
其の場に一緒に居た桜子は、総二郎からのそんな話しを優紀と一緒に聞いて居た事で、総二郎に訊くのだった。
「西門さん…。
あきらさんは、何て、LINEを送って来たんですの?」と…。
だからだったのだ。
此の時の総二郎は、あきらからのLINEメッセージの内容を、T3に伝えて居たのだ。
だからだったのかも知れない。
此の時のT3は、総二郎からのそんな話しを聞いた事で、あきらからのLINEメッセージの内容を理解したという訳…だったのだ。
所謂、類と総二郎が、自分自身(司)よりも先に、つくしのウェディングドレス姿を見たとする成らば、きっと、司からの要らぬ嫉妬の炎が、F2(類と総二郎)に向けられる事を、此の時のF2&T3は、それぞれ、理解して居たという訳…だったのだ。
云わば…。
誰でも、要らぬ災いが、自分自身に向けられる事を知って居て、要らぬ行動に出ようとする人間は居ないだろう。
なので、此の後が面倒臭く成る事を避ける為にも、此の時の類と総二郎は、あきらからのLINEメッセージの内容を理解し、受け入れる事としたのだった。
という訳で、此の時の類と総二郎は、つくしの新婦控室に向かう事を取り止めて、T3がつくしの新婦控室から出て来る事を待つ事にしたのだった。
という訳で、総二郎が、T3に声を掛けるのだった。
「だから…よ。
類と俺は、仕方ねぇから…な。
お前等が、つくしちゃんの新婦控室から出て来る事をカフェで待ってるわ。
まぁ~、ゆっくり、喋って来いよ‼」と、言い乍ら…。
此の時の類と総二郎は、其の場を離れたのだった。
なので、其の後の類と総二郎は、東京メープル内に在る カフェに…。
そして、T3は、つくしの新婦控室に、それぞれ、別れて向かうのだった。
そして、其の後、無事、何事も無く、司とつくしの挙式・披露宴が執り行われたのだ。
そして、其の翌々日後に、司とつくしは、新婚旅行に向かう事と成って居たのだ。
だからだったのだ。
司とつくしの新婚旅行を見送る為に、自身の両親で在る 美作商事 社長 美作たかし と
美作夢子と一緒に、東京国際空港(羽田)に来て居たあきらは、司とつくしを見送った後、類と総二郎を呼び出すのだった。
勿論のLINEにて…。
『やっと、司とつくしは、無事、飛んだわ。
だから、今から、飲まねぇか?』と…。
という訳で、類と総二郎とあきらは、東京メープルのラウンジのVIP専用ルームに集まったのだ。
其処で、あきらは、仕事の打ち合わせ中に、滋から聞いた話しを、類と総二郎に訊いて居たのだった。
「実は、あの時、類と総二郎も、T3と一緒に、つくしの新婦控室に向かって居たらしいな。
けど…よ。
良く、思い留まったな?」と…。
だからだったのだ。
此の時の類は、そう訊いて来たあきらに、即答…だったのだ。
「もし、あの時、あのまま、つくしちゃんの新婦控室に行って居たら…。
其れこそ、嫉妬で怒り狂った司に、吠えられる事は、分かり切って居た訳だし…。
其れに、お目出度い席で、面倒臭い事に成りたくないじゃん!
だから…さ。
思い留まったという訳…。
本当は、“司よりも先に、つくしちゃんのウェディングドレス姿を見て遣ろうかなぁ?”っ
て、思って居た事は、確か…だったんだけど…ね。」と…。
だからだったのだろう。
此の時のあきらは、口には出さなかったのだが、類からのそんな話し振りを観て居て、思って居たのだった。
“危ねぇ‼
もし、類と総二郎にLINEを入れるのが、少しでも遅れて居たら…。
とんでもねぇ事に成って居たのかも知れねぇな。
俺は、助かったよな‼”と…。
其処で、類は、何も言わないあきらに代わって、あきらに訊くのだった。
「で、あきらは、司よりも先に、つくしちゃんのウェディングドレス姿を観た訳?」と…。
だからだったのだ。
「当然‼」と、言わんばかりに、あきらは、類からの問い掛けに、返答するのだった。
「当然だろ‼
俺は、つくしの兄貴で、家族な訳…。
だから…よ。
司は、“仕方ねぇよな。”と、言い乍らも、俺が先に、つくしのウェディングドレス姿を見
る事は、了承してたわ。」と…。
なので、此の時の類は、「此処から、本題に入るよ。」と、でも、言いた気に、あきらに訊き始めるのだった。
「へぇ~、あの司が、あきらを許した訳…。
流石、司の元 猛獣使いのあきらだね。
で、あきらは、司と、義兄弟に成った気分は、如何(いかが)?」と、興味津々に…。
だからだったのだろう。
例え、類から、「如何(いかが)?」と、訊かれたとしても、司 と 自身の妹で在る つくしが付き合い始めた時点で、当然、こう成る事は、分かり切って居た話しだったのだ。
しかも、司…じゃ無いが…。
其れは、書面(戸籍)上の話しで在って、あきら自身が、如何こうと言える話しでは無いのだ。
だからだったのだろう。
此の時のあきらは、そう訊いて来た類への返答の言葉に、実は、困って居たのだ。
其処で、類は、更に、あきらに訊き始めるのだった。
「だって…さ。
元々、俺等が幼少期の頃から、あきらは、司の猛獣使いだった訳でしょ!
司が、つくしちゃんと結婚してくれたお陰で、其の司の猛獣使いから、あきらは解放され
た訳…だよね?
だから…さ。
言う成れば、あきらは、司と義兄弟に成った事で、今のあきらの気分は、“どんな気分な
のかなぁ~。”って、俺は、ちょっと、思った訳…。」と…。
だが、此の時のあきらの心の中では、思って居たのだった。
“類は、真剣に、俺が、そう簡単に、司の猛獣使いを卒業出来ると思ってるのか?
もし、つくしが、今迄の様に、司と喧嘩でもして視ろ‼
今迄通り、俺は、司から呼び出されて、司だけじゃ無く、つくしの宥め役にも成るんだろ
うな。
其れの何処が…司の猛獣使いから解放されんだよ⁉
更に、俺の仕事が増えるっつーの‼”と…。
だからだったのだ。
此の時のあきらは、唯、ジーっと、類を観て居るだけで、何も言わなかったのだ。
だからだったのかも知れない。
あきらが、自身に、何も言って来ない事で、“あきらの様子を見て視よう‼”と、思ったので、類も、唯、ジーっと、あきらを見返して居たのだが、漸く、口を開いたのだ。
「もし、つくしちゃんが、日本に帰国して帰って居なかったら…さ。
きっと、あきらは、ずーっと、司の猛獣使いだったかも…ね。」と…。
だからだったのだろう。
此の時のあきらは、更に、口にする事無く、思って居たのだ。
“強ち、間違えじゃねぇな。
そう成って居たとしても、何ら、不思議じゃ無かっただろうな。
まぁ~、つくしが日本に帰国して帰って来てくれた事は、今更だが、感謝しねぇとかも…
な。”と…。
だからだったのだ。
此の時のあきらは、そんな風に、思い乍らも、類に返答するのだった。
「まぁ~、そうだったんだろうな。」と…。
なので、類は、あきらに言って除けるのだった。
「良かったね、あきら…。
つくしちゃんが日本に帰国して帰って来てくれて…。
だから…さ。
あきらも、次のステップに進めるじゃん!
もし、つくしちゃんが日本に帰国して帰って居なかったとしたら…。
あきらは、司の猛獣使いのままで、三条とは、結婚出来なかったのかも…ね。
と言う事は、其の後のあきらと三条は、三条が痺れを切らした事で、別れて居たかも…
ね。」と…。
だからだったのだ。
此の時のあきらは、素直に、類に返答するのだった。
「そうだったかも…な。」と…。
そして、類と総二郎と別れた後のあきらは、或る人物に、連絡を入れるのだった。
実は、優紀から頼まれた総二郎が、あきらから呼び出しを受けた事で、“丁度、良い機会だから…。”と、あきらの背中を押す様に、類に頼んで居たのだ。
もし、総二郎があきらを説得したとしても、総二郎が誰かに頼まれただろう事は、あきらとしても、一目瞭然な話しなのだ。
其れに、総二郎があきらを説得したとしても、あきらから、恩着せがましいと捉えられるやも知れないのだ。
なので、第三者的な類から、あきらに言って貰えば、“あきらも、素直に成るんじゃねぇのか?”と、考えた総二郎が、類に頼んだという訳…だったのだ。
勿論、此の総二郎の作戦は、功を奏したのか?
其の後のあきらは、無事、此の難局を乗り越える事が出来たのだった。
fin