tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

お兄ちゃまの結婚式【あきら&つくし兄妹】…<あき桜>  番外編




2月28日…あきら君のBirthday



【『義姉妹の会話~つくし&桜子~【あきら&つくし兄妹】…<あき桜>  番外編』の其
 の後】


あれから、幾日か経って…。
あきらとつくしと双子ちゃん達の母親で在る 夢子は、自身の娘で在る つくしから話しを聞いた事で、自身の息子で在る あきらと一緒に、美作邸に来た桜子に、自身の娘で在る つくしとの約束通り、例の話しをして置いたのだ。


「つくしから聞いたんだけど…。
 桜子ちゃんが気にする事無いわ。
 桜子ちゃんがお友達思いだと言う事は、ママも、良~く、知ってるもの。
 あきら君は、寂しかっただけよね?」と、自身の息子で在る あきらに嫌味を言う様に…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、自身の母親で在る 夢子からのそんな話しを聞いて居て、思って居たのだった。


“また、話しをぶり返すつもりかよ⁉”と…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、不機嫌そうな顔付きのまま、そう言って来た自身の母親で在る 夢子に向かって返答するのだった。


「ああ、そう言う事だ‼」と、面倒臭そうに…。



何故なら…。
類と総二郎…。
そして、つくしと滋と優紀のお陰で、あれから、あきらと桜子の仲は、すっかり、元に戻って居たのだ。


だからだったのだ。
あきらの母親で在り、将来の自身の姑と成る 夢子 と あきらとのそんな話し振りを聞いて居た桜子は、クスクスと笑い乍らも、夢子に返答して居たのだ。


「はい、有難う御座います(笑)。」と…。



そして、そんな日から、約一年が経ったのだ。


実は、2月28日は、あきらの誕生日なのだ。
司とつくしが結婚した年と同じ年のあきらのBirthdayは、例年通り、桜子と二人っ切りで、あきらのBirthdayをお祝いしたのだ。


そして、此の日(司とつくしが結婚した翌年の2月28日)に、あきらと桜子は、結婚式を挙げる事と成ったのだ。


そして、其の後、あきらと桜子が結婚式を執り行う日…。
即ち、2月28日が遣って来たのだった。



勿論、あきらと桜子の結婚式も、東京メープルで執り行われる事に成って居たのだ。


だからだったのだ。
司にとっては、本拠地…。
云わば…。
勝手知ったる場所…なのだ。


其処で、司は、つくしを伴って、あきらの新郎控室に入って来たのだ。
しかも、ノックもせずに…。


「よぉ~、(義)兄弟っ‼」と、言い乍ら…。


だからだったのだ。
自身のお目出度い席なので、文句を言う事を避けたいあきらでは在ったのだが…。
避けられずには居られない程、此の時の司に文句を言うあきら…だったのだ。


「司に言いてぇ事が有る。
 先ずは、ノックをしてから、入って来い‼
 其れと、お前には、兄貴は居ねぇ筈だったろ⁉
 本当の事を言った俺に対して、お前が言って来たんぞ‼
 なのに、“おめでとう‼”…の言葉も無く、“よぉ~、(義)兄弟っ‼”…は、ねぇよな‼」と…。


だからだったのだろう。
そう言われた司は、あきらに言って除けるのだった。


「あぁ~??
 お目出度い席だからこそ、親しみを込めて、あきらにそう言って遣ったのに…よ。
 其れの何に、文句が有んだよ⁉」と…。


其処で、つくしは、自身の夫で在る 司 と 自身の兄で在る あきらとの間で、右往左往し乍らも、一応、仲を取り持とうとするのだった。


「司も悪いよ。
 ノックして入らなかったんだもん。
 でも、お兄ちゃまも、今日は、お目出度い席…何だから…。
 お式が終わってから、司に言えば良いじゃん!」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司 と あきらは、同じ事を言い乍らも、それぞれ、つくしを睨み付けて居たのだ。


「「お前は、どっちの味方…何だよ⁉」」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、まだ、挙式も始まって居ないにも関わらず、ドッと、疲れて来たのだ。


だからだったのだろう。
此の後、T3と一緒に、桜子の新婦控室に入った時のつくしは、滋と優紀と桜子から、実は、心配される程…だったのだ。



実は、其の後の司は、あきらから言われて居たのだ。
勿論、類と総二郎も、あきらから言われて居たのだが…。


「司…言って置くが、俺より先に、桜子を観に行くなよ‼」と…。


実は、つくしから話しを聞いて居た桜子だったので、つくしの時と同様に、挙式が始まる迄、一切、新郎のあきらには、自身のウェディングドレス姿を見せるつもりが無かったのだ。


だからだったのだ。
司は、あきらに悪態を突くのだった。


「はぁ~??
 観に行くかよ‼」と…。


だからだったのだ。
つくしは、滋と優紀と一緒に、桜子の新婦控室に入って居たという訳…だったのだ。


なので、其の間の男性陣(F3)は、東京メープルのカフェで、女性陣(T3)を待って居たのだった。



という訳で、つくしを心配する滋と優紀と桜子は、つくしに声を掛けるのだった。


「如何したの、つくし…?
 何か、何時(いつ)もと違うん感じじゃん!」


「ほんと、何か、しんどそうだよ。
 大丈夫なの、つくし…?」


「先輩…本当に、そうですよ。
 何か、顔色だけじゃ無く、お顔に色艶も有りませんわよ。
 何か、有ったんじゃ在りませんの?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、げっそりした様な顔付きに成り、滋と優紀と桜子に言って除けるのだった。


「さっき、新郎控室で、司 と お兄ちゃまが言い合いに成って居たの。
 もう、面倒臭いというか?
 お目出度い日に、いい加減にして欲しいよ。」と…。


其処で、滋が、つくしに訊き始めるのだった。


「司 と あきら君が言い合いに成る…何て、珍しくない?
 司の場合は、あきら君と…という寄りも、類君との方が多い様に思うんだけど…。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、「そう何だよね。」と、言い乍らも、更に、げっそりした様に、T3には見えて居たのだ。



其処で、桜子は、急に、つくしに訊き始めるのだった。
つくしにとっては、突拍子も無い様な言葉を…。


「もしかして、先輩…妊娠したとか?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、「へっ??」と、誰もが拍子抜けする様な返答の言葉が返って来たのだ。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、更に、つくしに言って除けるのだった。


「分かりませんわよ。
 先輩と云えば…鈍感で有名ですし…。
 其れに、先輩は、ご自分の事にも、疎い方ですから…ね。」と…。


其処で、つくしは、自身の頭を左右に振った後、更に、自身の右手を振り乍らも、断言するかの様に返答するのだった。


「そんな事は無いと思うよ。」と…。



だからだったのだ。
桜子からの言い分を聞いて居た此の時の優紀は、冷静かつ大人な意見として、つくしに訊き始めるのだった。


「つくし…『月の物』は、毎月、来てるの?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、自身の携帯のカレンダーを見乍ら、指折り数えて居たのだ。


其処で、此の時のつくしは、「あっ!」と、言う声と共に、「今月、来てない。」と、小さな声で、言って除けるのだった。


だからだったのだろう。
此の時の桜子は、思って居たのだった。


“やっぱり…。”と…。



そして、此の話しは、瞬く間に、美作兄妹の母親で在る 夢子を含めた美作家の面々に…。
更には、司に、あきらに…。
道明寺家の面々に伝わったのだ。


だからだったのだ。
まだ、つくしが妊娠した共、言えない状況だというのに…。
すっかり、皆の頭の中では、“つくし=妊婦(?)”と、言う様な状況と成り、此の日の主役は、『あきらと桜子』から『つくし』へと取って代わって居たのだ。


云わば…。
此の日の主役で在る あきらは、思うのだった。


“俺は、何時(いつ)も、こう言う事に成んだよな。
 今日の主役は、俺と桜子だっつーの‼”と…。



だが、もう一人の此の日の主役で在る筈の新婦の桜子迄もが、「先輩、先輩…。」…なのだ。


だからだったのだろう。
此の日の主役が、自身の妹で在る つくしに取って代わったとしても、何も言えない状況だったのだ。



実の事を言うと…。
此の日(2月28日)が、『Birthday』でも在る あきらにとって、実は、嫌な思い出が有ったのだ。


あきらにとっての其の嫌な思い出とは…。
英徳学園 幼稚舎に通って居た頃から、あきらのBirthdayは、何時(いつ)も、F3から忘れ去られた存在…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
其の話しを知って居た桜子は、あきらに提案して居た程…だったのだ。


「あきらさんと私の結婚式(結婚記念日)を2月28日にしましょ!」と…。


云わば…。
桜子は、あきらのBirthdayで在る 2月28日の主役をあきらにしたかったのだ。


だが、蓋を開けて視れば…。
此の日(2月28日)の主役は、『つくし』に成って居たのだ。



勿論、此の日の司は、何時(いつ)も以上に、つくしには、口煩く成って居たのだ。


実の事を言うと…。
美作兄妹の母親で在る 夢子以上に…。
其れは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が呆れる程に…。



だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、思って居たのだ。


“今日は、お兄ちゃまの結婚式なのに…。
 私って、間が悪過ぎ…。”と…。



そして、其の後、本当に、つくしは、妊娠して居た事が分かったのだ。


だからだったのだ。
此の年の美作家は、大忙しだったのだ。



fin

×

非ログインユーザーとして返信する