tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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エイプリルフール…<つかつく>  短編




4月1日…エイプリルフール



<4月1日が、『エイプリルフール』と言う事で、『エイプリルフールネタ』
 を一つ、思い付きました。
 勿論、本日は、4月1日から一日過ぎた4月2日だと言う事も承知して折りますが…。
 思い付いてしまったので、綴って視たく成りました。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



司が4年の修行を終えて、其の年の3月上旬に、日本に帰国して暫く経ってから、司を追い掛けるかの様に、椿も、3月下旬に日本に一時帰国したのだ。


今回の椿の一時帰国は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの任務を遂行する為の一時帰国…だったのだ。



現在、つくしは、英徳大学4年に進級する前の春期休暇中なのだ。


其れと、現在のつくしは、椿と司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から気に入られた事に寄り、バイトをする事無く、“司との将来の為に…。”と、英徳大学に通い乍らも、世田谷の道明寺邸にて、英才教育を受けて居たのだ。


何故なら…。
司が、つくしの英徳大学の4年分の授業料の全てを、既に、支払って居ると言う事が大きいと云えたのだ。


其の事に寄り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、此れ迄の罪滅ぼしという意味で、つくしの両親に職を与えたのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、税金対策の為に建てた自身名義のマンションの管理人という仕事を…。



なので、つくし自身、此れ迄の様に、齷齪(あくせく)働く必要性が無く成り、つくし自身の気持ちの中にも、余裕が出来始めて居たのだ。


という訳で、つくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの申し出に寄り、大学1年に成った頃から、世田谷の道明寺邸に住まいを移し、英徳大学に通い乍ら、英才教育を受けて居るという訳…だったのだ。



そして、一時帰国にて、日本に帰国して帰って来た椿は…というと、日本に帰国する成り、世田谷の道明寺邸に居るつくしの下に向かうのだった。
勿論、司には内緒の一時帰国…だったのだ。


此の時のつくしは、英才教育の講義が済んだばかりで、自身の部屋という寄りも、司とつくしの部屋に居たのだ。


其処に、何の前触れも無く、ノックも無しで、突然、椿が入って来たのだ。


「つくしちゃん…元気だった?」と、毎度の事乍ら、強烈なハグをし乍ら…。


其処で、つくしも、毎度の事乍ら、苦しそうに、「お姉様、苦しいです。」と、返答するのだった。


そして、漸く、自身から離れた椿に、「ゼェゼェ…。」と、言い乍らも、「元気です。」と、更に、返答する事も毎度の事…だったのだ。


実は、そんな椿とつくしとの遣り取りが済んだ後、漸く、本題に移るのも、毎度の事…なのだ。
つくし自身も、こういう光景には、すっかり、慣れて来た所…だったのだが…。



だが、此の日の椿は、何時(いつ)もとは、少し、違って居たのだ。
つくしの腕を掴み乍ら、つくしに言って除けるのだった。


「つくしちゃん、今から、NYに飛ぶわよ!」…だったのだ。


此れには、当のつくしも、驚愕…だったのだ。
だが、此の時のつくしは、何時(いつ)に無く、冷静…だったのだ。


“何故、NYに渡米するのか?
 お姉様に訊かなくっちゃあ。”と、考えて居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、将来、自身の義姉と成る 椿のそんな動きを制止し乍らも、将来、自身の義姉と成る 椿に訊き始めるのだった。


「お姉様…ちょっと、待って下さい。
 何故、今から、NYに渡米するんですか?
 司は、如何するんですか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の椿は、そう訊いて来たつくしに対して、即答するのだった。


「司には、内緒なのよ。
 私は、お母様に頼まれたの。
 “つくしさん(ちゃん)をNYに連れて来る様に…。
  勿論、司には内密にして置いて頂戴‼
  司への後始末は、私(わたくし)が致しますから…。”って…。
 だから、つくしちゃんは、“今回のNYへの渡米を拒む事が出来ない。”と、いう訳…なの。
 詳しくは、NYで、お母様から、お話しが有ると思うわ。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、拒む事が出来ないまま、将来、自身の義姉と成る 椿と共にNYに渡米するのだった。



実は、自身が思って居た寄りも、早目に、日本に帰国する事が出来た司は、気が緩んで来たのか?
執務中にも関わらず、帰宅時間ばかりを気にする様に成って居たのだ。
勿論、“つくしに会いたいから…。”と、いう事は否めないのだが…。


実の事を言うと…。
NYでの司の頑張りに、其の当時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、後数週間を残して、丸4年を待たずして、司を日本に帰国させて居たのだ。


だが、日本に帰国した途端に、司の気が緩み始めた事に、“此処で、もう一度、気を引き締め直させねば…。”と、考えた司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、或る作戦を思い付いたのだ。


“4月1日のエイプリルフールを利用して、つくしさんを、NYに渡米させ様!”と…。



実は、NY時間の4月1日に、NYにて、道明寺HDとの提携企業に寄る 企業のパーティーが開催される事に成って居たのだ。


当初の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、司とつくしの二人をNYに渡米させ、自身と一緒に、パーティーに出席させるつもりで居たのだ。


だが、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんな考えを改めたのだ。
自身の息子で在る 司の気の緩みを押さえる為に…。



其処で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の作戦を寄り強固なモノにする為に、つくし専属SPの責任者に迄、連絡を取り、此の作戦を盤石なモノにし様として居たのだ。


「司には内密で、椿に頼んで、つくしさんをNYに渡米させるわ。
 司には、“つくしさんが居なく成った。”と、伝えて頂戴‼」と…。


勿論、其れは、タマを始め、西田、そして、道明寺家の執事に迄、及んで居たのだ。


云わば…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の作戦を寄り強固なモノにする為に、かなり、力を尽くして居たのだ。


そして、NYに到着したつくしは、将来、自身の姑と成る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、全ての話しを聞いたのだ。


だからだったのだ。
何も返答する事の出来ないつくしは、将来、自身の姑と成る 道明寺HD 社長 道明寺楓の作戦に従う事にしたのだった。



そして、一方の司は、つくしが居なく成った事をつくし専属SPの責任者から聞いて、狼狽え始めるのだった。


何故なら…。
何故、つくしが居なく成ったのか?
“タマでも、理由が分からない。”と、言うのだから…。
此の時の司が、仕事処では無い事は、目に見えて居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、つくし専属SPの責任者に怒鳴るのだった。


「お前等、何の為のSPだ‼
 つくしが見付かる迄、つくしを探し出せ‼」と…。


そして、此の時の司の秘書で在る 西田は、溜息を吐きたく成る程、其の後のそんな自身の上司で在る 司の事を呆れて居たのだ。


云わば…。
此の時の司の状況は、誰が如何観ても、誰からも呆気に取られたとしても致し方無い状況だと云えたのだ。



そして、其の後(NY時間の4月2日)の司は、つくしがNYに居る事を突き付けられた事で、漸く、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の意図して居た事を知るのだった。
勿論、此の話しを聞いたのは、西田から…だったのだ。


なので、其の話しを西田から聞いた司は、直ぐ様、NYに飛ぶのだった。



そして、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、NYに渡米して来た司の事を咎めたのだ。


だが、将来、自身の姑と成る 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの話しを司と一緒に聞いて居た此の時のつくしは、将来、自身の姑と成る 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に詫びを入れるのだった。


「私が、皆さんにご迷惑をお掛けし無い様に、もう少し、しっかり、仕事する様に、司さん
 にお話しして置けば良かったんです。
 申し訳在りませんでした。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしからのそんな詫びの言葉に免じて、自身の息子で在る 司を許す事にしたのだ。


だが、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、其れでも、つくしに伝えるのだった。


「そうね、此れからは、貴女が司の管理をして頂戴‼
 勿論、仕事上では、此れからも、西田に司の管理を任せるつもりだけど…。
 つくしさんが、其処迄、仰るなら、つくしさんに司の管理をして貰うわ。
 と言う事は、此れからは、司に何か有った時は、つくしさんの責任という事に成るわね。
 云わば…。
 此れからの司とつくしさんは、夫婦に成るんですから、連帯責任という事…ね。
 つくしさん…そう成らない様に、此れからは、司の管理を宜しく頼むわよ。」と…。



其処で、本来なら、つくしが返答するべき所なのだが…。
実は、つくし自身、将来、自身の姑と成る 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの『連帯責任』という言葉に、“此れからが、前途多難…。”と、密かに、思って居た事も有り、直ぐには返答の言葉が出て来なかったのだ。


だからだったのだろう。
そんな状況のつくしに代わって、司が、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に即答するのだった。


「おお、其れで良いよな、つくし…。
 受けて立つよな。
 もう、俺等は、『一心同体』だもんな。」と…。


其処で、此の時のつくしの顔付きは、そんな風に、飄々と、自身に言って除けて来た司の顔を観乍らも、驚愕顔の状態のまま、真っ赤な顔に成り、何も言えず、開いた口が塞がらない様な状況と成って居たのだ。



そんな自身の息子で在る 司 と 将来、自身の義娘と成る つくしの二人の顔付きの違いを見た此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、密かに、思って居たのだ。


“此れからの此の二人が、正しく、『前途多難』という事だわね。
 西田には、より一層、司の手綱を締めさせなければ…。”と…。



だが、此の時の司は、そんな自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の心の内を知ってか知らずか?
晴れやかな顔付きのまま、日本に帰国したのだった。


勿論、此の時のつくしは、更に、思って居たのだ。


“此れからが、前途多難…。”と…。



そんな司とつくしの温度差に、更に、不安を感じ始める司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓…だった事は言うまでも無かったのだった。



fin

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