tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  16.




【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  15.』のエピローグ
 <司からのタマへの訊き出し>】


司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、再び、日本に帰国して居た事を、無理矢理、訊き出したタマから聞いて、知って居たのだ。



【其の時の司 と タマの会話


 「タマは、知って居るんだろ?」


 「何をですかい?」


 「ババアが、今、何処に居るのか?」


 「さぁ~、タマは、存じ上げて折りませんが…。」


 「良く言うぜ‼
  タマなら、ババアから、何もかも聞いて知ってる筈だろ?
  何時(いつ)迄経っても、ババアからの連絡がねぇ‼
  其れに、西田からも、何の連絡もねぇ。
  そんな事が有って良いと思うか?
  唯の連絡事項なら、俺でも、此処迄、言わねぇよ。
  でも…よ。
  他でもねぇ。
  牧野の事だぜ‼
  なのに…よ。
  ババアからの連絡もねぇ…。
  西田からも、何の連絡もねぇ…。
  で、タマも、何も知らねぇって、言うのなら、其れは、ぜってぇ、可笑しいだろ‼
  牧野の身に、何か有ったと思っても仕方ねぇよな?
  なぁ~、タマ…。
  タマが、何か知ってんなら、俺に言えよ‼」と…。



 だからだったのかも知れない。
 此の時のタマは、懇願するかの様に、自身に訊いて来る司に、“仕方ないさね。”と、降参
 したかの如く、言って遣るのだった。


 実は、タマは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から言われて居た事が有っ
 たのだ。


 「もしもの時は…。
  (自身の居場所を)司に言っても良いから…。
  司が、何時(いつ)迄も、黙って居られるとは思えないから…。」と…。



 だからだったのだろう。
 此の時のタマは、司に言えた言葉…だったのだ。


 「奥様は、今、日本に帰国されて居るさね。
  但し、奥様は、お忙しいお人だから、会ってくれるか如何かは分からないさね。」 
 と…。
  
 だからだったのだ。
 そんな風に、強引とでもいう遣り方で、タマから訊き出した司は、タマにお礼の言葉を伝
 えるのだった。


 「サンキュー、タマ…!」と…。】



という訳で、其の後の司は、西田に連絡を入れるのだった。
だが、西田からの返答の言葉は、自身が聞きたかった返答の言葉では無かったという訳…だったのだ。



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  15.』のエピローグ
 <司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの呼び出し>】


実は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、タマから報告を受けて居たのだ。
自身の息子で在る 司から、無理矢理、自身の居場所を訊かれた事を…。


だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司を呼び出す事にしたのだった。



司からして視れば、『漸く』と、言っても過言じゃ無い程…。
長い時間を待たされた後、漸く、西田からの連絡が自身の下に入って来たのだ。


「社長が坊っちゃんとお会いして、お話ししたい事がお有りだそうです。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、“やっとかよ。”と、思い乍らも、西田に了承の意を伝えるのだった。
  
「分かった。」と…。



そして、其の後の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と会い、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が大河原社長から聞いた現在の牧野家の現状の全てを聞いたのだった。


勿論、司自身は、事の発端の全てを知って居るので、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身が行って(おこなって)しまった全ての悪行(過ち)の話しも、司には、話ししたのだ。


だが、(リモートでは有ったのだが)司の父親で在り、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に此の件を報告する際、自身が行って(おこなって)しまった全ての悪行(過ち)について、話しする事が出来なかったのだ。


実は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にとって、司の父親で在り、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保という人物は、『目の上のたん瘤』的存在で在り、自身が行って(おこなって)しまった全ての悪行(過ち)を知れば、咎められる事が分かって居たから…だったのかも知れない。



其処で、司自身、そんな話しを自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から聞いた時には、一瞬、言葉を失う程…だったのだ。


何故なら…。
牧野家の現状は、自分自身が予期して居た状況と、全く、違って居たから…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に返答する言葉さえ、失って居たのだ。



其処で、何も言って来ない自身の息子で在る 司に代わって、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に提案するのだった。


「本来なら、私(わたくし)は、つくしさんが英徳高校を卒業すれば、司と一緒に、NYに
 渡米させるつもりで居たのよ。
 だからこそ…。
 私(わたくし)は、つくしさんに、『一年の猶予』を与えたわ。
 でも、今では、其れも、叶わない。
 だけど、貴方がつくしさんに認めて貰える様な男性に成る為には、やっぱり、貴方がNY
 に渡米して、立派な企業人に成る事だと思うのよ。
 だから、司…。
 今からでも遅くは無いわ。
 NYに居っらしゃい!」と…。



其処で、司は、考えたのだ。


“今の牧野じゃ、今直ぐ、如何こうする事も出来ねぇ。
 なら、ババアの言う通り、NYに飛んで、牧野から認めて貰える様な男に成って帰って来
 る。
 そうすれば、大河原社長も、滋も、そんな俺を認めざるを得なく成る。
 じゃあ、しゃあねぇな。
 いっちょ(=一丁)、遣って遣ろうか。”と…。


其れでも、“だが、そんな長くは、NYに居る事は出来ねぇ‼”と、考えて居た司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に返答するのだった。


「分かった。
 NYに飛んで、前々から、ババアが言って居た通り…。
 学業とビジネスの修行を行う。
 けど…よ。
 何時(いつ)迄もっつー訳にはいかねぇ。
 何年位ぇか、教えて欲しい。」と…。


だが、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に、反対に訊き返すのだった。


「貴方は、何年位が妥当だと思って居らっしゃるのかしら?」と…。


其処で、司は、“(自分自身は)此れ位ぇが妥当だろう。”と、考えて居た年数を、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に即答するのだった。


「俺は、“4年位ぇが妥当だろう。”と、考えて居た。
 其れ位有れば、NYの大学も卒業出来んだろ。」と…。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に、自身が考えて居た事を話しし始めるのだった。


「そうね。
 NYの大学を卒業するには、其れ位の年数は、必要でしょうね。
 でも、貴方には、MBAを取得して貰いたいの。
 大学を卒業するだけなら、4年は多い位だわ。
 だから、4年間、NYに居るつもりなら、大学を卒業後、MBAを取得して頂戴‼
 其の方が、大河原社長への印象も、大きく変わって来ると思うのよ。」と…。



実は、そんな風に、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から言われてしまった此の時の司は、其の後、『大河原社長への印象も、大きく変わって来る。』という自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の言葉が、耳に残って離れなかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と約束を交わすのだった。


「分かった。
 MBAを取得する。
 其のつもりで、NYに渡米する。」と…。



実は、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、思って居た事が有ったのだ。


“もし、司が、2年で、日本に帰国すると言うのなら、其れは、『アウト』…だったわね。
 そんな司だったら、私(わたくし)は、きっと、日本に帰国させなかったかも知れない
 わ。
 そんな考え方しか出来ない司なら、道明寺HDを率いて行く事は出来ない。
 其れに、そんな司を、大河原社長がお認めに成る訳が無い。
 しかも、2年位で、司が成長する訳が無いのだから…。
 でも、司は、『4年』と言って来た。
 しかも、私(わたくし)の提案通り、「MBAを取得する。」と、言ってくれた。
 やはり、司は、つくしさんが居るだけで、考え方迄、変わる様ね。”と…。


其処で、自身の息子で在る 司には分からぬ様に、ニヤッと、笑みを溢して居た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、更に、司に提案するのだった。


「NYに渡米する前に、一度、大河原社長にお会い頂いて、司自身の決意を大河原社長に報
 告してから、NYに渡米すると言うのは、如何かしら?
 私(わたくし)も、ご一緒しますから…。」と…。



勿論、此の時の司の心の中では、自身の決意を変えるつもり等、毛頭無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言って除けるのだった。


「ああ、分かった。
 大河原社長に会って頂く。
 アポを取って於いてくれ‼」と…。



そして、其の後の司は、F3に報告するべく、『F4LINE』にメッセージを送るのだった。


『牧野の事で、話しが有る。』と…。


だからだったのだろう。
F3は、それぞれ、“漸く…かよ?”と、思い乍らも、それぞれ、『了解‼』と、LINEにメッセージを返信するのだった。

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