tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  18.




翌日のあきらは、F2と共に、英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジに居る時に、偶々、青池和也が其処に来た事で、つくしの事を心配して居たと言う事も有り、青池和也にも、つくしの件を報告する事にしたのだった。


「もう、牧野を探す必要が無く成った。」と…。


だからだったのだろう。
そんな風に、突然、あきらから言われた青池和也は、あきらに訊き始めるのだった。


「其れって、如何いう意味⁉
 つくしちゃんが見付かったっていう意味?」と…。


其処で、あきらは、青池和也に向かって、司から聞いたつくしに関する全ての話しを伝えるのだった。


だからだったのだろう。
此の時の青池和也は、つくしに関する全ての話しをあきらから聞いた事で、目を大きく見開いたまま、開いた口が塞がらない様な顔付きをして居たのだ。
其れ程、此の時の青池和也にとって、此の話しは、驚愕する様な話し…だったのだ。


そして、目を大きく見開いたまま、開いた口が塞がらない様な顔付きをして居る青池和也に、其の後のあきらは、更に、言って除けるのだった。


「だから…だよ。
 もう、牧野を探す必要が無く成った。
 其れに、今の和也は、牧野に近付く事が出来ねぇんだよ。
 俺等でも、牧野に近付く事が出来ねぇのに、和也が近付ける訳がねぇだろ。
 云わば、牧野の『唯の友達』の和也が近付ける訳がねぇって、話しだ‼
 だから…な。
 今後、和也は、牧野の事に関して、全て、忘れろ‼
 良いな、和也…。」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時の青池和也は、口にこそ出さなかったのだが、思って居た事が有ったのだ。


“僕は、つくしちゃんの『唯の友達』じゃ無い‼
 僕は、つくしちゃんの『幼馴染』…何だけど…。”と…。


勿論、此の時の青池和也は、不貞腐れた様な顔付きに成り乍ら、そんな風に、思って居た事は、確か…だったのだ。



其処で、此の時の類は、青池和也にとって、更に、驚愕せざるを得ない様な言葉を口にするのだった。


云わば…。
此の時の類は、青池和也に追い打ちを掛けた様なモノ…だったのだ。


「其れに、和也…其れだけじゃ無いんだよ。
 牧野の恋人で彼氏なのは、実は、司なの。
 和也は、司と牧野が付き合って居る事自体、知らなかったでしょ!
 って、言うのか?
 和也は、気が付いて無かったんじゃ無いの?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の青池和也の顔付きは、ガーンと、成った様な顔付きと共に、更に、開いた口が塞がらない様な顔付きにも成って居たのだ。



だからだったのだ。
此の時のあきらは、何も言う事が出来ない状況の和也に、また、追い打ちを掛けるかの様な言葉を口にするのだった。


「類の言う通りだよ。
 司と牧野は、付き合ってるんだ。
 だから…よ、和也…。
 お前は、司と牧野の間に割って入る事は出来ねぇの。
 だから、和也は、潔く、牧野の事を諦めて、牧野の事は忘れるんだな‼」と…。


其処で、漸く、我に返った青池和也は、震える様な声で、F3に訊き始めるのだった。


「本当の事なの?
 本当に、つくしちゃんは、『道明寺司』と付き合って居るの?」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、更に、教えて遣るかの様に、青池和也に言って除けるのだった。


「だから、言ってるだろ‼
 本当に、司と牧野は、付き合ってるんだよ‼」と…。


だからだったのだ。
“信じられない。”と、でも、言いた気な青池和也は、興奮状態のままで、F3に言って除けるのだった。


「如何して、つくしちゃんは、道明寺と付き合ってるの‼
 道明寺と付き合ってるつくしちゃんが幸せに成れるとは、とても、思えない。
 寧ろ、僕と付き合った方が、余っ程、つくしちゃんは、幸せに成れるのに…。
 如何して、つくしちゃんは、道明寺なの?
 何で、つくしちゃんは、僕じゃ無いの⁉」と…。



其処で、F3は、頭を抱えるかの如く、天を仰ぐ様に上を向き乍ら、そんな風に、F3に言って来た青池和也に対して、それぞれ、同じ様な事を思って居たのだ。


“いい加減にしろ(しな)よ、和也‼
 司でも、お子様(の様)な所が有るのに…。
 司よりも、もっと、お子様な(の)和也を牧野が相手にする訳ねぇだろ(無いでしょ)‼
 牧野が和也を相手にするのは、友達として、放って置けねぇだけだろ‼
 唯の『Friendly』な気持ちからだろ(でしょ)‼”と…。


だが、そんなF3の思いは、青池和也に届く事は無かったのだ。


何故なら…。
此の時の青池和也は、未だに、“信じられない。”と、でも、言いた気な顔付きのままで、「如何して、如何して、」と、呟き乍ら、更に、興奮状態…だったからなのだ。


だからだったのだろう。
“何を言っても、今の和也には通用しねぇだろ(無いでしょ)。”と、F3が、それぞれ、思っての事…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のF3は、青池和也に言わなかったのだ。


だが、其れでも、類 と 総二郎に至っては、更に、“面倒臭い(臭ぇ)奴‼”と、青池和也の事を、そう思って居た事は言うまでも無かったのだ。



其処で、此の時のあきらは、更に、青池和也に駄目押しするのだった。


「良いか、和也…?
 牧野は、もう、英徳(高校)を自主退学してんだ‼
 と言う事は、牧野が、此処(英徳高校)に戻って来る事はねぇ。
 其れに、今後、和也が牧野と会える事も皆無に近ぇ‼
 だから、牧野への想いを消す事は、和也の為だ。
 姿を見る事が出来ねぇ牧野を追い掛けるんじゃ無くて、新しい恋をした方が良いぞ‼
 なぁ~、和也‼」と…。


だからだったのだろう。
此の時の青池和也は、其れでも、負け惜しみかの様に、類に訊き始めるのだった。


「じゃあ、花沢類は、如何するの?
 花沢類も、つくしちゃんの事が好き…だったんでしょ!
 花沢類は、つくしちゃんの事を諦められるの?」と…。


其処で、青池和也から名指しされた類は、止めを刺すかの様に、そんな青池和也に言って除けるのだった。


「うん、大丈夫だよ。
 其れに、俺は、牧野の初恋の相手だから…さ。」と…。



だからだったのかも知れない。
実は、“つくしちゃんの初恋の相手は、僕でしょ!”と、何処からそう思えたのか?
此れ迄、そう思い続けて来た此の時の青池和也にとって、其れさえも、実は、自分自身じゃ無かった事を知り、敗北感に苛まれて居たのだ。


否、此の時の青池和也は、自身が思い続けて来た事が間違いで、実は、F3から言われた話しが、全て、事実だった事を知り、ショックを引き起こして居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の青池和也は、思って居たのだった。


“だったら、僕は、つくしちゃんの友達のままという訳…。
 僕には出る幕が無いって意味…だよね。”と、悲しそうな顔付きに成り乍ら…。


だからこそ…。
此の時の青池和也は、F3と約束するのだった。


「と言う事は、僕には出る幕が無いって事…だよね?
 だったら、分かった。
 皆の言う通りにするよ。」と…。



だからだったのだろう。
今後の司の為にも、つくしの事を知った青池和也が暴走し無い様にする為に、態と、青池和也に止めを刺した此の時のF3は、実は、ホッと、して居たのだ。


だからだったのだ。
青池和也からそんな約束の言葉を聞いた此の時のあきらが、F3の代表かの様に、更に、青池和也に言って除けるのだった。


「ああ、そうしろ‼
 牧野への想いを引き摺らねぇ様にしろよ‼
 辛く成るのは、和也だから…な。」と…。



だからだったのかも知れない。
そんな風に、あきらから言われた此の時の青池和也は、またもや、勘違いを起こすのだった。


何故なら…。
此の時の青池和也は、思って居たから…だったのだ。


“F3は、本当に、優しいなぁ~。
 きっと、僕の事を励ましてくれて居るんだよね。”と…。


だからこそ…。
此の時の青池和也は、そんなF3に言えた言葉…だったのだ。


「うん、そうするよ。
 皆、有難う!」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時のF3は、そんな能天気な青池和也に、実は、呆れて居たのだ。
否、呆気に取られて居たと言っても過言じゃ無かったのだ。


だからこそ…。
此の時のF3は、そんな能天気な青池和也に対して、それぞれ、同じ様な事を思えて居たのだろう。


“或る意味、和也は、扱い易いっつー話だよな(よね)。”と…。



だが、“其れは、大間違いだった。”と、F3が気付く迄には、そんなに日数が経って居なかったのだ。


何故なら…。
其の後の青池和也は、以前にも増して、F3に懐き始めたのだ。


云わば…。
其の後のF3は、青池和也から追い掛け廻される日々…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
F3のそれぞれが、今の状況に関して、不快に感じる程…だったのだ。


“和也は、鬱陶しいだよ。”と…。


だからだったのだ。
其の後のF3は、更に、それぞれ、思って居たのだ。


“『Comeback』…司‼”と…。


何故なら…。
実は、青池和也にとって、『道明寺司』と云う人物は、『目の上のたん瘤』の様な存在…だったのだから…。

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