tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  80.





<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  80.』の一部の文面の中
 に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  79.』 と 『滋のお見合い【Close 
 to you~お前の傍に~…<つかつく>】  番外編』のエピローグ 
 <東京メープルの支配人の心情>】


実は、滋のお見合いについても、また、あの日、類 と 滋が、二人一緒に東京メープルのカフェの個室に入って行った事も、【何故、東京メープルの支配人が、司に報告を入れたのか?】


其れは、司にとって、類 と 滋は、仲間で在ったから…なのだ。
しかも、現在のつくしの頭の中には過去の記憶が無いにしても、現在の滋は、つくしにとって、『姉』…なのだ。


云わば…。
現在の滋 と つくしは、『姉妹』という訳…なのだ。


勿論、其の事実を知って居る東京メープルの支配人だからこそ、東京メープルの支配人は、司に報告を入れて居たという訳…だったのだ。



其れと同時進行とでも言うべきなのか?
実は、此の時の東京メープルの支配人は、司よりも先に、事前に、自身の上司で在り、東京メープルのオーナーでも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にも、司と同じ様な内容を報告して居たのだ。


何故なら…。
つくしは、司にとって、恋人で在ると同時に、婚約者でも在るのだ。


云わば…。
道明寺家 と 大河原家の将来は、姻戚関係で在り、切っても切れない縁と成るのだ。


其れ故、“副社長に…では無く、先に、社長に御報告申し上げる方が筋だろう。”と、此の時の東京メープルの支配人が、そう認識したからこそ、東京メープルの支配人は、司よりも先に、自身の上司で在り、東京メープルのオーナーでも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、司と同じ様な内容を報告して居たという訳…だったのだ。



【其の時の東京メープルの支配人が、自身の上司で在り、東京メープルのオーナーでも在る 
 道明寺HD 社長 道明寺楓に入れて居た報告とは…。


 「まだ、副社長にはご報告申し上げて折りませんが…。
  実は、幾日程、数回に渡り、大河原家のご令嬢で御座います 滋様 と ご両親様が、
  当 ホテル(東京メープル)にて、お相手のご家族様とお食事会を催された様で御座い
  ます。
  また、其の折に、滋様よりお声掛け為さった様で御座いますが、花沢家の御子息で在ら
  れます 類様と、当 ホテル(東京メープル)のカフェの個室にて、お茶を為さった様
  で御座います。
  実は、まだ、はっきりとは断言出来兼ねますが、当 ホテル(東京メープル)の数名の
  お客様の中に、其の時のお写真をお撮りに成ったお客様がお出での様で御座いまして、
  現在の処は、未だ、調査中では御座いますが、其の事も含めて、事前に、社長に申し伝
  えたく、ご連絡させて頂きました。」と…。


 だからだったのだろう。
 此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、東京メープルの支配人からの
 そんな報告にも狼狽える事無く、東京メープルの支配人からの報告に耳を傾け乍らも、返
 って、質問するかの様に訊く位…だったのだ。


 「お食事会っていう寄りも、滋さんは、お見合いを為さって居たんじゃ無くて…。
  其れ寄りも、類さん と 滋さん…ね。
  珍しい組み合わせだコト…。
  実は、私(わたくし)は、此れ迄、“類様(さん)は、つくし様(さん)に気がお有り
  な様で御座います。”と、連絡を受けて聞いて居たから…実は、心配して居たのよ。
  現在の滋さんは、つくしさんと姉妹だから、きっと、類さんは、滋さんにも、目を向け
  る様に成ったのかしらね⁉
  良くは分からないけど、また、何か有れば、連絡して頂戴‼
  で、司にも、報告して遣って頂戴ね。」と…。
  


 勿論、此の時の東京メープルの支配人は、自身の上司で在り、東京メープルのオーナーで
 も在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、「承知致しました。」と、返答し乍らも、類 
 と 滋が司の仲間で在ると言う事を知って居るので、司にも報告するつもりで居たのだ。


 という寄りも、此の時の東京メープルの支配人には、とても、口に出して言えないのだ
 が、其の件については、ちゃんと、考えて居たのだ。


 “此の件に関して、社長に御報告申し上げた後に、ちゃんと、司様にもご報告するつもり
  で居りました。”と、東京メープルの支配人の頭の中で…。


 という訳で、此の時の東京メープルの支配人は、先ずは、自身の上司で在り、東京メープ
 ルのオーナーでも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に報告後、道明寺HDの副社長 兼 
 日本支社長 道明寺司にも報告するのだった。】



そして、東京メープルの支配人からの報告を受けた数日後…。
或る雑誌記者からの連絡が、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の下に届いたのだった。


実は、其の内容の中には、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓自身が予期して居なかった報告事項も入って居たのだった。


先ず、其の内容は、2つ在ったのだ。
一つ目は、東京メープルの支配人からの報告を受けた通り、東京メープルのロビーにて、類 と 滋が話しして居る場面 と 二人一緒に、東京メープルのカフェに入って行く所の2枚の画像 と 記事の内容…だったのだ。


そして、もう一つは、其れこそ、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓自身が予期して居なかった画像 と 記事の内容…だったのだ。


其の画像には、司 と つくしがドライブデートを楽しんで居る画像 と 司が自身の愛車を運転して、頻繁に、大河原邸に入って行く画像…だったのだ。


まだ、司が道明寺家のリムジンにて、大河原邸に出向いて居る間は、早々、見付からなかった話では有ったのだ。


だが、司の愛車で…と成ると、其れは、返って、目立ってしまうのだ。



実は、司が大河原邸に入って行く所を見て居た或る雑誌記者は、“道明寺財閥の御曹司は、大河原家のご令嬢と付き合って居るのだろうか?”と、其の当初、そんな風に、考えて居たのだ。


実は、高等部時代だった頃の司 と 滋がお見合いを行った(おこなった)事は、其の当時の或る雑誌記者も、承知して居た事案…だったのだ。


だが、其の当時、両家から婚約破棄の情報が出た事も、また、事実な話で、其の当時の司には、「英徳高校の一つ後輩で一般家庭出身の恋人が居る。」と、言う情報が出た程…だったのだ。


其れに、あの港で、司が暴漢から襲われた事を切っ掛けに、「道明寺財閥の御曹司は、一部の記憶を失くして居るのでは無いか?」と、言う情報が出た事も、また、事実…だったのだ。


どんなに、道明寺財閥側から情報漏洩されない様に、どんな情報をも、シャットアウトして居ても、情報は、何処からか?
また、直ぐ、漏れて居た程…だったのだ。


何故なら…。
司が暴漢から襲われた前と後とでは、司の様子が違って居たから…だったのだ。
勿論、其れは、司の態度にも現れて居たのだった。


だからこそ…。
世間から、「道明寺財閥の御曹司は、暴漢から襲われた事で、何かが変わってしまったのだろう。」と、さえ、言われる始末…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
世間では、言われて居たのだ。


「道明寺財閥の御曹司 と 英徳高校の一つ後輩で一般家庭出身の恋人とは、もう既に、終
 わって居るんじゃ無いのか?」と…。


だからこそ…。
ここ最近の司が、大河原邸を出入りして居るという事は、「やはり、大河原家のご令嬢が、道明寺財閥の御曹司の現在の恋人なのだろう。」と、言われ始めて居たのだった。


勿論、現在のつくしは、大河原家のご令嬢で間違い無いのだ。


だが、大河原家のご令嬢は滋だけで、滋は一人っ子で在るという事は、広く世間から知られて居た話し…だったのだ。


だからこそ…。
現在のつくしが大河原家のご令嬢で在るという事自体、世間では、知られて居る筈も無いのだ。


と言う事は、世間での噂話は、司の恋人は、必然的に、現在の大河原家のご令嬢で在る つくしでは無く、大河原家の嫡子(ちゃくし=嫡出子(ちゃくしゅつし))で在る 滋の事だと、考えられて居たのだった。


という寄りも、まさか、現在のつくしが、大河原家のご令嬢に成って居る等と、誰が考えるだろうか?



だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、例の東京メープルの支配人からの報告の件 と 或る雑誌記者からの連絡の件を併せて、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長に報告した上で、提案するのだった。


「滋さんの事もそうですが、そろそろ、司 と つくしさんが婚約して居る事を、世間に
 発表致しませんと、世間に要らぬ誤解を引き起こし兼ねないですわ。
 もし、婚約発表の件を了承して下さる様でしたら、先ずは、紙面上での発表でも宜しいか
 と存じますわ。
 如何でしょうか?
 ご検討頂けますわよね。
 其れに、此の際ですから、類さん と 滋さんのお見合いを決行為さって、出来るだけ早
 く、司 と つくしさんの婚約発表を致しませんコト…。
 其の方が、世間に、要らぬ誤解を生じずに宜しいのでは無いかと思いますが…。
 其れに、漸く、つくしさんが、少しずつ、快方に向かって居るというのに、事情を知らな
 い雑誌記者達が、何時何時(いつなんどき)、つくしさんの前に現れて、変な話しを聞か
 すやも知れないんですよ。
 大河原社長には、出来るだけ早く、ご決断賜りたいと存じますわ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、自身の妻で在り、滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人に相談するのだった。


其の結果、滋の件に関しては、類の父親で在る 花沢物産 社長に相談するとして、つくしの件に関しては、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの申し出通り、そろそろ、司 と つくしの婚約発表を執り行う事にしたのだった。


勿論、司 と つくしの婚約発表の件に関しては、それぞれの親から報告される事と成り、其の話しを、それぞれの親から聞いた司 と つくしは、それぞれ、思う事は違って居たのだった。


司は、“漸くか…。”と、嬉しさを爆発させて居たのだが…。
つくしは…と云えば、“大丈夫なのだろうか?”と、不安を口にする程…だったのだ。


そして、其の後、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、アポを取った事で、類の父親で在る 花沢物産 社長の下に出向き、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から聞いた話しを相談するのだった。


そして、類 と 滋は、お見合いをする事と成ったのだった。


其の話しを聞いて、乗り気だったのは、滋の方…だったのだ。
だが、自身の父親で在る 花沢物産 社長から、そんな話しを聞いた時の類は…と云えば、渋って居た事は言うまでも無かったのだった。

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