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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<総優>【Close to you~お前の傍に~…<つかつく>】  番外編⑤




其の後の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人 と 総二郎は、立ったままで話す会話でも無いという事から、場所を西門邸の母屋の中に在る 居間に移し、母子(おやこ)二人で話しする事にしたのだった。


だからだったのかも知れない。
優紀が西門邸を後にした後の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、場所を西門邸の母屋の中に在る 居間に移し後、席に就いた途端、自身の息子で在る 総二郎に食って掛かるのかの様に話しし始めるのだった。


何故なら…。
総二郎が優紀に言った言葉は、全くの当て外れも良い所…だったのだ。


だからだったのだろう。
総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、自身の息子で在る 総二郎に食って掛かって物を言って居たという訳…だったのだ。


「総二郎…いい加減にし為さいな。
 貴方が優紀さんに言った言葉は、全くの当て外れも良い所…だわ。
 優紀さんに対して失礼だし、其れに、優紀さんに申し訳無さ過ぎて、私(わたくし)は、
 今後、優紀さんと、どんな顔をして会えば良いのか?
 貴方のせいで分からない程だわ。
 貴方が、何に対して、優紀さんを誤解して居たのか?
 私(わたくし)には、全く、分からないけれど、優紀さんは、ちゃんと、理解して居たの
 よ。
 西門邸で執り行われるお茶会で、優紀さんが、私(わたくし)の半東を務めれば、其れ
 は、きっと、“「将来の次期家元夫人候補でしょ!」と、疑われるかも知れない。”っ
 て、優紀さんは、心配してくれて居たのよ。
 所謂、優紀さんが私(わたくし)の半東を務めれば、貴方の婚約者候補と勘違いされる事
 も承知して居たわ。
 だからこそ、何度、私(わたくし)が優紀さんにお願いしても、お断りされ続けて居たの
 よ。
 実は、其の後の私(わたくし)は、“優紀さんが了承してくれる迄、長期戦に成るだろ
 う。”と、認識して居たわ。
 そして、説得の甲斐が有って、漸く、優紀さんが了承してくれたのよ。
 其れなのに、貴方は、優紀さんにあんな言い方をして帰してしまったのよ。
 今後の優紀さんは、私(わたくし)が、どんなに、優紀さんに打診しても、きっと、私
 (わたくし)の半東を務めて下さらないと思うわ。
 私(わたくし)の邪魔をして迄、貴方は、一体、何がしたいのよ!」と…。


だからだったのだ。
自身の母親で在る 西門流 家元夫人の話しを聞いて居た総二郎は、絶句状態と成り、口を
開く事さえ出来ずに居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、更に、総二郎に食って掛かって物を言って居たのだった。


「優紀さんは、実は、三条家の大奥様の愛弟子さんなのよ。
 しかも、三条家の大奥様は、ご自身の孫娘で在る 桜子さん同様に、ご自身のお孫さんの
 様に、優紀さんを可愛がって居られるのよ。
 其れに、三条邸で執り行われたお茶会の席で、優紀さんは、三条家の大奥様の半東を務め
 られたのよ。
 其の時に出席されて居た方々からも、“(三条家の)大奥様の半東を務めてお出ででした
 お嬢様は、何方のお嬢様ですの?”と、訊かれた際も、三条家の大奥様は、皆さんに、“私
 (わたくし)が気に入った娘さんで、私(わたくし)の孫娘と言っても過言じゃ無い娘さ
 んなのよ。”と、仰って居た位なのよ。
 其れに、三条家の大奥様は、私(わたくし)にも仰ったのよ。
 “優紀さんは、私(わたくし)が認めた私(わたくし)の愛弟子なのよ。”って…。
 実は、三条家の大奥様は、此れ迄、御弟子さんを持たれた事が無いのよ。
 其の三条家の大奥様が、初めて、優紀さんを愛弟子にした。
 其れ程迄に、三条家の大奥様は、優紀さんを可愛がって居られるのよ。
 もしも、此の事が三条家の大奥様 や 桜子さんにバレる様な事が在れば…。
 もう二度と、優紀さんを私(わたくし)の半東に就けては下さらないでしょうね‼
 此処迄、貴方にお話しすれば、貴方にも、此の事態が如何言う結果を招くのか?
 幾ら、貴方でも分かるでしょ⁉」と、冷たい顔付きのままで…。


実は、そんな風に自身の息子で在る 総二郎に話ししつつ、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人の顔付きは、呆れた様な、冷めた様な、そんな顔付きに成って居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、自身の母親で在る 西門流 家元夫人からのそんな話しを聞き乍らも、驚愕しつつ、自身の母親で在る 西門流 家元夫人に訊き始めるのだった。


「はぁ~??
 っつー事は、お袋は、優紀ちゃんが俺の婚約者として噂に成っても良いっつー意味か?」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、“当然です。”と、でも言いた気に、自身の息子で在る 総二郎に言い始めるのだった。


「勿論です。
 優紀さんが三条邸にて執り行われたお茶会の席で、三条家の大奥様の半東を務めて居た姿
 を見た時から、私(わたくし)は、優紀さんの事を気に入ったのよ。
 半東としての優紀さんの立ち居振る舞い や 身の熟し方に、私(わたくし)は、優紀さ
 んを一目見ただけで、気に入ってしまった位なのよ。
 だからこそ、私(わたくし)は、“総二郎のお嫁さんに如何かしら?”と、考えた程なの
 よ。
 でも、実は、三条家の大奥様の下には、優紀さんを見掛けた良家の御両親から、既に、お
 声が掛かって居る位らしいわ。
 “私共の息子の嫁に…。”って…。
 所謂、【優紀さんの争奪戦】って処でしょうね。
 だからこそ、うかうかして居る時間等無いに等しいのよ。
 ですから、私(わたくし)は、“其の貴方が、私(わたくし)の邪魔をする等と以ての外
 よ。”って、言いたかったのよ。
 宜しいかしら、総二郎…。
 此れからは、私(わたくし)の邪魔を、一切、為さらないで頂戴‼」と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、自身の母親で在る 西門流 家元夫人の話しを聞いて居た事で、更に、絶句状態と成り、口を開く事さえ出来無い状況と成って居たのだった。



だが、其の後の総二郎は、自身の母親で在る 西門流 家元夫人との話しが終わった事も有り、漸く、我に返った事で、西門邸の母屋に在る 自身の自室に向かい、自身の自室に入った途端、或る事を思い出すのだった。


“英徳高校時代の俺って、確か、一瞬だけ、優紀ちゃんの笑顔を見て、ドキッとした事が有
 ったよな⁉
 「西門さん…頑張って…。
  遅く無いよ。
  大丈夫!」って、俺に笑い掛けてそう言ってくれた優紀ちゃんの中に、一瞬だけ、更の
 笑う顔が見えて、ドキッとしたんだったよな。
 そうか?
 もしかしたら、あん時の俺の中には、既に、優紀ちゃんに好意を持ってしまって居たのか
 も知れねぇ…な。
 だとしたら、俺は、やっぱ、あん時に、優紀ちゃんを好きに成って居たんだろうな。
 もし、そうだとしたら、俺が優紀ちゃんを見ると、イライラする原因が何で有るのか?
 説明が付く。
 はぁ~??
 だったら…よ。
 如何考えても、俺は、司にえらっそうな事は言えねぇな。
 其れじゃあまるで、司が牧野だけの記憶を失くしてイライラしてた頃の司 と 俺は、何
 等、変わりねぇ話だよな。
 情けねぇ~。”と、後悔するかの様に…。


だが、此の時の総二郎は、更に、思うのだった。


“今迄、優紀ちゃんへの想いに気が付かずに遣って来れたというのに…。
 お袋に寄って、気付かされるとは…な。
 此れからの俺は、如何すれば良いんだよ‼”と、自身の頭を抱えるかの様に…。


其れでも、此の時の総二郎は、開き直ったかの様に、三度、思うのだった。


“けど…よ。
 気が付いちまったものはしょうがねぇよな。
 成る様に成れっつーの‼”と…。



そして、此の時の総二郎にとって、もし、助けを求める相手が居るとする成らば、其れは、間違い無く、こう考えるしか無かったのだった。


“あきらに相談するしかねぇよな。”と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、迷わず、あきらの携帯番号をタップするのだった。
勿論のビデオ通話…だったのだが…。


何故なら…。
此の時の総二郎自身、“声だけじゃ無く、あきらの顔の表情も見て置きてぇ‼”と、考えたから…だったのだ。


「あきら…忙しい所に悪ぃんだけど…よ。 
 相談してぇ事が有んだわ。
 ちょっとで良いでから、会えねぇか?」と…。


其処で、此の時のあきらは、何時(いつ)もと何処か様子の違う総二郎を見た様な気がして、総二郎の事が心配に成り、総二郎に訊き始めるのだった。


「まぁ~、良いんだけど…よ。
 総二郎の様子が何時(いつ)もと何処か違う様な気がすんだが…。
 俺の気のせいか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、鋭いあきらからのそんな話し聞いて居て、密かに思うのだった。


“何時(いつ)にも増して、察しの良い事で…。”と…。


だが、そんな自分自身の事を心配してくれて居るあきらに返答し無い訳にもいかないので、此の時の総二郎は、先ずは、曖昧に、あきらに返答するのだった。


「ああ、まぁ~な。」と…。


其処で、此の時のあきらは、更に、そんな総二郎の事が心配に成り、総二郎に訊き始めるのだった。


「何だよ。
 歯切れが悪ぃじゃねぇのか?
 何時(いつ)もの総二郎らしくねぇよな。
 何か、心配事か?」と…。


実の事を言うと、あきらに相談するので在れば、何時(いつ)迄も隠して置ける訳等無い事は一目瞭然なのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、決心したかの様に、あきらに話しし始めるのだった。


「実は…よ。
 あきらにしか相談出来ねぇ話し何だわ。
 恋の悩みっつーのか?
 今迄の俺は、百人斬りとか言って…よ。
 散々、女たらしを継続して来ただろ。
 其れが…よ。
 本気の恋と成ると、そんな此の俺でも上手くいかねぇらしいわ。」と、苦笑いと共に…。



其処で、驚愕したのは、あきらの方…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のあきらは、心配そうにし乍らも、“面白れぇ‼”と、言う思いも有り、総二郎がしらばっくれる前に、総二郎の恋の相手が誰なのか?
訊き出そうとするのだった。


「遊び人のあの総二郎が本気の恋って…か?
 マジか⁉
 勿論、俺で良ければ、他でもねぇ!
 親友の相談事だ。
 幾らでも、俺が相談に乗って遣るが…な。
 総二郎の恋の相手が誰なのか?
 分からねぇなら、相談に乗り辛ぇだろ!
 総二郎が恋してるっつー其の女は、一体、誰…何だよ⁉」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、あきらからの質問の言葉に、密かに思うのだった。


“やっぱ、そう成るよなぁ~。”と、言いたく無さそうに…。


だが、言わなければ、埒が明かない事も、また、事実の話しな訳で、此の時の総二郎は、“仕方ねぇなぁ~。”と、諦めたかの様に、溜息と共に、あきらに白状し始めるのだった。


「はぁ~
 仕方がねぇなぁ~。
 優紀ちゃんだよ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、驚愕顔を隠せなく成り、携帯越しでは在るのだが、言葉無く、総二郎の顔を、唯、ジーっと、見たまま、目が点状態に成って居たのだった。


云わば…。
此の時のあきらは、呆気に取られた状態と成り、喋る事が出来無い状態と成る位…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の総二郎は、喋る事が出来無い状態に成ってしまったあきらに対して、どさくさに紛れたかの様に、あきらに頼み事をするのだった。


「俺の代わりに優紀ちゃんを呼び出してくれねぇか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、総二郎への返答の言葉さえ忘れる位、更に、驚愕するのだった。



<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<総優>【Close to you~お前の傍に~…<
 つかつく>】  番外編⑤』の中に出て来る一部のセリフ や シーンの中に、神尾葉子
 先生の『花より男子』の漫画の中のセリフ や シーンを、勝手に拝借して記載致して折
 ります。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に拝借して記載致して折ります事をお詫び申し上げ
 ます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手に拝借して記載致して折ります事を、重ね
 て、お詫び申し上げます。>

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