tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  18.




【『まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  17.』のエピローグ
 〈滋編〉】


実は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓とパーティー会場で再会した時の滋は、自身の父親で在る 大河原社長からの命(めい)を受けて、(役職名は専務のままでは在ったのだが)大河原グループ NY支社を任されて、丁度、一年が経った頃の事…だったのだ。


勿論の事…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、パーティー会場で滋と再会した一年も前から、滋がNYに在住して居た等と知る由も無かったのだ。


だからだったのだろう。
滋とパーティー会場で再会した時に、そんな話しを滋本人から聞いた当の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、驚愕するばかり…だったのだ。



実の事を言うと、滋の父親で在る 大河原社長は、意図を持って、自身の娘で在る 滋をNYに渡米させて居たのだ。


何故なら…。
滋の父親で在る 大河原社長は、滋が、まだ、永林学園 高等部に通って居た当時に、自身の娘で在る 滋から、「つくしが行方不明に成って居るの。」と、聞いて居た事が有ったから…だったのだ。



【実は、滋の父親で在る 大河原社長は、司 と 滋の婚約破棄の後…。
 自身の娘で在る 滋から聞いて居た事で知って居たのだ。


 「司の彼女は、『つくし』なの。
  司の方からつくしに猛烈にアピールして付き合い出したらしいの。
  私では司の彼女は務まらないのよ。
  つくしだからこそ、猛獣の司をコントロール出来るみたい。
  其れに、今では、つくしは私の親友だから、例え、パパとママだったとしても、つくし
  の事を悪く言ったら、私は、許さないから…ね。」と…。】



だからだったのだ。
【『牧野つくし』が行方不明に成って居る】という話しを自身の娘で在る 滋から聞いた滋 
 の父親で在る 大河原社長は、密かに企んで居たのだ。


“滋が言って居る通り、もしも、本当に、牧野さんが行方不明に成って居るので在れば、司 
 君は、きっと、牧野さんが行方不明に成って居る事で意気消沈して居る事だろう。
 勿論、【人の弱味に付け込む】じゃ無いが…。
 だったら、牧野さんが行方不明の内に滋をNYに渡米させ、自然な流れで、意気消沈して
 居るで在ろう 司君 と 滋を再会させれば良いだけの話だ。
 元々、司君 と 滋は知らぬ仲では無い。
 寧ろ、司君 と 滋が高等部の頃には、婚約して居たのだから…。”と…。



というのも、実は、司 と 滋が、それぞれ、まだ、高等部に通って居た当時の道明寺HD と 大河原グループの業績と言えば…。
【道明寺HD < 大河原グループ】という感じ…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
其の当時の滋の父親で在る 大河原社長は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの業務提携の申し出に、渋々応じ、合意した程…だったのだ。


だが、ここ最近の円安ドル高の煽りを受けて、大河原グループも業績が悪化し始めて居たのだ。


其処で、滋の父親で在る 大河原社長が目を付けたのが、司 と 滋の婚約話…だったのだ。


だからだったのだろう。
そんな風に考え始めて居た滋の父親で在る 大河原社長は策略を立て始めるのだった。


“実現する事は無かったのだが、過去の婚約話自体、一度は破棄した話…だった。
 其れでも、未だ、きっと、滋自身、司君に好意を寄せて居る筈だ。
 滋からは何も言って来ないのだが…。
 しかし、NYへの渡米を私から滋に打診した際のあの滋の喜び様…。
 其れが証拠だろう。
 滋の為に、一肌脱いで遣ろうでは無いか。”と…。



実の事を言うと、此の時の滋の父親で在る 大河原社長は、完全に、『大河原グループ』と『滋』の事を掏り(すり)替えて物事を考え様として居たのだ。


何故なら…。
滋の父親で在る 大河原社長にもプライドが在るのだ。


此れ迄、『大河原グループ』と云えば、順調に業績を伸ばして来た企業なのだ。


なのに…だ。
今回の円安ドル高の煽りを受けて、大河原グループも業績が悪化し始めて居た事は、滋の父親で在る 大河原社長にとって、不徳の致す処…だったのだ。


其れに、『大河原グループ』は、『大河原財閥』が前身で在り、財閥出身企業なのだ。


だからだったのだろう。
滋の父親で在る 大河原社長は心に固く誓うのだった。


“自分自身の代で『大河原グループ』を潰す訳にはいかない。”と…。



だからだったのかも知れない。
そんなプライドが邪魔してか?
滋の父親で在る 大河原社長御自ら、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に業務提携の申し出を打診する事が出来無かったのだ。


だからだったのだ。
既に、NYに渡米して在住して居た司 と NYに渡米したばかりの滋が、NYにて、自然な流れで再会する事を、密かに、狙って居たのだ。


“自然な流れで、司君 と 滋の二人が再会してくれれば良いのだが…。”と…。



そして、其の後、そんな風に考え乍らも、自身の娘で在る 滋をNYに渡米させて、丁度、一年が経った頃、滋の父親で在る 大河原社長の下に吉報が届いたのだ。


「パパ…私…ね。
 司と入籍する事にしたから…。
 道明寺のおば様も喜んで下さってるの。
 司との此の結婚は、(政略結婚じゃ無くて)恋愛結婚よ!
 良いわよね…パパ⁉」と…。


実は、此の時の滋は、自身の父親で在る 大河原社長に噓を付いて居たのだ。
否、滋自身、そう思いたかったのかも知れない。


其れ処か?
此の時の滋自身、密かに、願って居たのだ。


“寧ろ、此れからの司 と 私は、そう成って欲しい!”と…。


だからこそ、此の時の滋は、ついつい、自身の父親で在る 大河原社長に噓を付いてしまったのだろう。



実は、其れだけでは無かったのだ。
此の時の滋は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から頼まれて居た事が有ったからこそ、自身の父親で在る 大河原社長に噓を付いてしまった様なもの…だったのだ。


「此の(司からの条件についての)お話しは、今はまだ、大河原社長 と 大河原夫人には 
 内密にして置いて下さるかしら。」と…。


更に言う成れば、だからこそ、此の時の滋は、自身の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人に、本当の事が言えず、噓を付く様な羽目に成ってしまったのかも知れない。



だが、“そう成って欲しい。”と、考えて居た筈の滋の父親で在る 大河原社長は大河原社長で思う処が有ったのだ。


何故なら…。
自身の娘で在る 滋がNYに渡米してからの此の一年の間…。
滋の父親で在る 大河原社長の下に、自身の娘で在る 滋から、司とのそんな報告の話しを聞いた事が無かったのだ。
勿論、噂話も含めて…。


 ※NYにて、滋が司と再会したという事を…。
 ※NYにて、滋が司と再会した後、お付き合いを始めたという事を…。



だからだったのだ。
“そう成って欲しい。”と、密かに企んで居た滋の父親で在る 大河原社長では在ったのだが、俄かに信じ難く、中々、信用出来るものでは無かったのだ。
其れ故、滋の父親で在る 大河原社長は、自身の娘で在る 滋に訊くのだった。


「滋に訊きたいのだが…。
 滋は、何時(いつ)の間に、NYで司君と再会して居たんだ?
 と言うのか?
 滋からの話しでは、NYで司君と再会した後、滋は、司君とお付き合いが始まったという
 訳なのだな?」と…。



実は、此の時の滋は、承知して居たのだ。
自身の父親で在る 大河原社長が、そんな風に、自身に訊いて来るだろう事を…。


だからだったのかも知れない。
滋は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から言われた通りに、自身の父親で在る 大河原社長に話しし始めるのだった。


「こう言う話しは、ビデオ通話で話しする様な話題じゃ無いでしょ!
 だから、日本に帰国した時に話しするわね。」と…。



そして、其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 滋は、お互いの秘書に指示を出し、スケジュール調整を行い、二人一緒に日本に帰国するのだった。


何故、お互いの秘書に指示を出し、スケジュール調整を行って(おこなって)迄、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 滋が申し合わせたかの様に、二人一緒に日本に帰国して帰って来たのかと云えば…。
其れは、今回の司 と 滋の入籍 と 今回の司 と 滋の入籍に関して、滋の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人を信用させる為…だったのだ。


そして、滋の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人に対する司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの言い訳の話しとは…。


「現在、司は、プロジェクトを幾つも抱えて折りまして、悠長に、入籍発表記者会見 や 
 結婚式を執り行って(とりおこなって)居る場合では御座いませんの。
 其れは、滋さんも同じ状況では無いかと存じ上げます。
 ですから、ゆっくり出来る時間が出来ました折りに、結婚式を執り行った(とりおこなっ
 た)方が宜しいかと存じ上げますわ。
 其れで宜しいでしょうか?」と…。



実は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、承知して居たのだ。
ここ最近の円安ドル高の煽りを受けて、大河原グループも業績が悪化し始めて居た事を…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、滋の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人に強気で物が言えたのだろう。


勿論、此の時の滋の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からのそんな話し振りを見聞きして居て、悔しい思いに成って居た事は事実…だったのだ。


だが、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの提案を吞まなければ、【明日(あす)の大河原グループは無いも等しい】のだ。


其れ故、此の時の滋の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの提案話を受け入れざるを得なかったのだ。


という訳で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 滋は、第一関門を突破したという訳…だったのだ。



そして、其の後、司 と 滋の入籍が整ったという事で、滋の父親で在る 大河原社長からの申し出に寄り入籍記者会見の場を設ける事としたのだった。


だが、結局、大河原家サイドの思い通りに成らない事から、等々、滋の父親で在る 大河原社長は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に激怒するのだった。


其れは、滋との入籍に際して、司からの条件の一つで在った【入籍記者会見の場にも出席し無い】に相当する事から、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の方から滋の父親で在る 大河原社長に話しした結果、滋の父親で在る 大河原社長が激怒したというもの…だったのだ。



だが、其れでも、「司は、未だ、プロジェクトで忙しくして折りますので…。」と、断りを入れ乍ら、滋の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人に真実を隠したまま、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は入籍記者会見の場に出席するのだった。



PS.


其の後の滋は、入籍記者会見終了後、暫く経った後…。
此れ迄、自分自身が身に着けて居た婚約指輪 と 結婚指輪が司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からのプレゼントだったという事を自身の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人にバレてしまい、惨めな気持ちに成って居たという訳…だったのだ。
入籍記者会見が終了した後、暫くはバレ無かったのだが…。



という訳で、更に、其の後の滋は、『牧野つくし』と『牧野翔』の事が判明したという理由で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの説得に寄り、納得した上で、司との婚姻関係を解消したという訳…だったのだ。

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